化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

電気あんかで目が覚める

深夜2時、静かな部屋で大きな音がした。

「ゴトッ。」

 

(またかよ・・・)

 

電気あんかが落ちたのだ。

電気あんか。夜の寒い冬に使われる湯たんぽの電気ver.

平型と山型があり、山型のほうが値段は高いが、山型を買うべきだ。

そんな話じゃない。

電気あんか。夜の寒い冬に使われる湯たんぽの電気ver.のそれは、寝ている間も足を温めてくれるので、夜中寒くて起きることが無く、朝までぐっすり眠れる安眠グッズのひとつ。年末急に欲しくなってわざわざAmazonより高い金額で電気量販店で買ったにも関わらず、すでに就寝中の使用に嫌気が指している。

 

眠れるはずが、電気あんかに起こされてしまうからだ。

 

就寝前の冷たいベッドを温めてくれるときは神様に拝みながら電気あんかに足をすりすりするが、いざ就寝すると、足や身体が熱くなり、電気あんかが邪魔になる。

 

邪魔になるとどうするか。ミステリーなら殺され、電気あんかなら足で蹴られる。

蹴られた電気あんかは端へ端へと追いやられ、やがてベッドから落ちて鳴き声をだす。

 

「ゴトッ。」

 

たいだい決まって深夜2時と決まっている。

端に追いやられた腹いせのように僕が起きてしまう大きさで鳴らす鳴き声によって僕は毎日深夜2時に起きるようになった。

 

足で蹴ってしまう僕も悪いだろう。

今度は寝る前に予め端の壁側に置いた。これなら大丈夫だろうと思って寝てみる。

 

「ゴトッ。」

 

やっぱり駄目か。

 

夜の寒い冬に使われる湯たんぽの電気ver.の電気あんか。それも値が高い方の山型。

これを上手に使って熟睡できる日はくるのだろうか。