美白、「メラニンの生成を抑える!」、メラニンを、なんとかメラニンを・・・
とメラニンが作られて肌が濃くなることが悪いことだと思われている世の中。
実はメラニンは、“身体にとって良いもの”なのです。
メラニンはちょうど真皮と表皮の境目で作られ、紫外線や炎症から肌を守っています。
そう、守っているんです。
紫外線が肌に入って、困るのは表皮の奥にある真皮。真皮にはコラーゲンやエラスチンがあり、肌の弾力を作っています。紫外線が肌に入ると真皮にあるコラーゲンやエラスチンがダメージを受けてキレイなコラーゲンがぐにゃっと曲がった、頼りないコラーゲンになってしまいます。そうならないために、身体の働きとしてメラニンを作る機能があり、メラニンが紫外線を防いで、コラーゲンやエラスチンの守っているのです。
じゃあなんで化粧品はメラニンを抑えようとするのよ・・・・
と思う方。今までの話は身体の話。今度は美の話をします。
今までの長い長い白人黒人アジア人の人種差別が関係しているのだろうなと僕は考えています。地球上で白人が優性だと思われているからか、黄色人種の僕たちは何かしら、白い肌になろうとします。それ故、一時期はカバー力の強いファンデーションで白っぽい肌を作るのが流行ったり、美容外科に行ったり、美白化粧品を使ったりしようとします。
そうして、白い肌を手に入れるとなんだか美しい自分になれた気がするのです。
身体サイドのメラニンの働きと、美サイドのメラニンの考え方がごちゃごちゃになって
「メラニンは抑えるもの」
として考えられていますが、大事なのは紫外線を守ることであって、“メラニンを抑えることではない”ということで
メラニンは身体を守る!
でした。
こまっきー