こんにちは
化粧品研究者のこまっきーです。
前回からファンデーションの剤型の種類と大まかな成分の配合量についてのお話です。
・リキッドファンデーション
スキンケアの乳液に粉が混ざったようなファンデーションです。
粉10〜30%、オイル30〜50%、水20〜50%の割合で作られています。
パウダーファンデーションと比べて粉の量がかなり少なく、オイルや水が増えているので、乳液のなめらかな滑りがありキレイに仕上げることやオイルの保湿効果があります。パウダーファンデーションの悪い点をカバーしたように見えますが、リキッドファンデーションは「これ一本」での使用は出来ません。なめらかに伸びていく為、仕上げにルースパウダーを重ねてこれ以上伸びないように止める必要があります。
・クリームファンデーション
スキンケアのクリームに粉が混ざったようなファンデーションです。
割合は乳液と変わらず、オイルにワックスを入れたりすることでクリームにしています。クリームファンデーションはリキッドファンデーションよりも保湿効果がある反面、クリームの厚みにより化粧崩れが起こりやすくなります。
クリームファンデーションも仕上げにルースパウダーを重ねてこれ以上伸びないように止める必要があります。
・オイルファンデーション(流し込みタイプ)
粉30〜60%、オイル40〜30%の粉とオイルだけのファンデーションです。オイルファンデーションは製品が少なく、オイルと謳っていないので非常に分かりづらいですが、全成分に水が入ってなく、触るとリップのような使用感です。
流し込みタイプはプレストタイプのファンデーションと同じ容器に入っていることが多いです。
参考までに、アルビオン社のスマートスキンはオイルファンデーションです。
オイルファンデーションはファンデーションの中で1番乾燥に強いです。
その反面、ちゃんと化粧しないと化粧崩れが起こりやすいファンデーションでもあります。少し時間はかかりますが、乾燥が気になる人はおすすめです。
ルースパウダーは必須です。
・オイルファンデーション(スティックタイプ)
最後はスティックファンデーションです。粉30〜60%、オイル40〜30%の粉とオイルだけのファンデーションで流し込みタイプと同様です。スティックコンシーラーより大きい容器に入っています。
流し込みタイプと比べて、少し使用感が硬く作られていますがスティックをそのまま肌に直塗りできるので、流し込みタイプよりも簡単に化粧できて、流し込みタイプ同様乾燥に1番強いファンデーションです。
こちらもルースパウダーは必須です。
スティックファンデーション、と調べると出てきますので、気になる方は検索してみてください。
(次回、「パフやブラシを上手に使おう」というお話です。)
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こまっきー