こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。
「化粧品の研究をしながらこんなことも勉強してます。」
という紹介で、
アトピー性皮膚炎について
衣服・睡眠編です。
衣服と睡眠?変なまとめ方だな。と思う方が多いと思いますが、
衣服を気にした先に睡眠アリ。
どういうことか、お話したいと思います。
1.衣服、特に肌着の素材は気をつけるべし。
これから冬の季節になり、温かい肌着を身にまとう人が多くなってきますが、この温かい肌着が気をつけるべきポイントです。
衣服には大きく分けて3つの素材があります。
・綿(コットン):ガーゼも綿です。肌に優しく、汗を吸ってくれますが、防寒性はありません。綿にも値段が高いものだと種類があり、天綿はしっとりしていて気持ちがよく、エジプト綿は硬いです。エジプト綿は肌が荒れてないときの夏だとすごくサラッとしていて気持ちがいいですが、肌が荒れているときは硬い綿と擦れるときが痒く感じるときがあります。そしてガーゼは最高に柔らかくて気持ちがいいです。
・リネン(麻):天然の素材で通気性抜群の素材です。日本では夏の衣服に使用されることが多く、汗によるムレや、熱の籠もりが起こりにくいです。しかし、硬い素材なので、引っ掻いた後の肌やカサカサした肌にリネンは合わず、当たると痒くなります。エジプト綿と同じような感じです。
・ウール(毛):セーター、ニットなどに使われます。綿と同じ天然素材ですが、こちらは防寒があり、温かいです。山登り用の靴下ではメリノウールという素材がムレにくく温かいで評判です。かくいう僕も、冬用の靴下はメリノウールが混ざっている靴下を使用しています。しかし、チクチクするなど肌に刺激がありますので、サマーニットや首まであるタートルなど、肌に当たるようなものは控えたほうがいいです。
・ポリウレタン(ポリエステル、ナイロン、レーヨン):まとめて合成繊維。防寒性は抜群ですが、汗を吸う力がない、もしくは弱いです。近年、速乾性をもたせた素材や発熱などの防寒性をもたせた素材があります。夏は汗をかいてもサラッとしてるし、冬は暖かくて良いのですが、肌が弱い方はチクチクしたり、痒くなったりします。
細かいものは色々ありますが、大きく分けるとこの3つが衣服の素材です。
それぞれを紹介すると綿がとりあえず一番良い!
と聞こえてしまいそうですが、
ここでも薬と同じように、肌着、カットソーやインナー、アウター用にそれぞれ素材の長所を取り入れることが大切です。
実際衣服の素材選びを変えるだけで、1日を通して感じるア肌のストレスはかなり軽減できます。
次回、素材別におすすめの衣服の使い方を紹介します。
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こまっきー
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※顔を掻きむしっているアトピーの方にスキンケアはおすすめしません。