化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

アトピー性皮膚炎をいろんな方向から勉強した結果。〜第5章 食事編〜その2

化粧品研究者のこまっきーです。
「化粧品の研究をしながらこんなことも勉強してます。」
という紹介で、引き続き
アトピー性皮膚炎について

食事編です。

 

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食事って色々ありますが、
何を食べたらいいか、何を食べないほうがいいのか、
ということにん関しては様々な話が出ていてどうしたらいいかわからなくなりますが、
身体のことを少し勉強すれば、○○が身体にいい!という宣伝の良し悪しが理解できます。

1.身体は水とタンパク質と油で出来ている。
血液などの水、筋肉のタンパク質、脂肪という油、身体はこれらから出来ています。
そして、糖分をエネルギーとして筋肉などをつくり、身体を動かしています。
もちろん、免疫や体温調節といった内面の部分も。

2.糖分が身体を動かす。
糖分がないと身体は動きません。糖分とは食事でいうと、砂糖、米や小麦に含まれる炭水化物、じゃがいもに含まれるデンプンも糖分です。違いは糖分の大きさです。砂糖は小さい糖分なので、すぐに消化されるため、高血圧になると言われており、炭水化物は大きいので消化に時間がかかるため、腹持ちがいいと言われています。

3.タンパク質と油が身体を守る。
糖分のエネルギーを使って、食べたものを消化吸収し、身体に必要な様々なものを作って動かしています。身体の内側の話は難しいので、目に見える外側で話をしましょう。
タンパク質、いわゆる筋肉は“硬さ”で身体を守っています。
油、いわゆる脂肪は“柔らかさ”で身体を守っています。
身体を守るというのは、なにかにぶつかったときのクッションのような役割もあれば、体温調節などの身体の内側を正常に保つ役割もあります。
つまり、硬いタンパク質と柔らかい油という別々の機能が合わさることで身体は守られています。

4.筋肉はなかなかついてくれない。
筋トレだけでなく、身体を動いている限り、筋肉は使われています。逆に動かなくなると、筋肉はすぐ脂肪に変わります。「身体がなまる」病気で退院した後や一定期間サボっていると使っていない筋肉は脂肪に変わるので、それを「身体がなまる」と表現しています。
しかし、筋肉をつけるのはかなり難しく、ジムで筋トレしてもなかなかついてくれません。
糖分や脂肪に比べると遥かに身体につけにくいのが筋肉です。毎日コツコツと動かさないと、脂肪に変わってしまう、大事に大事にないといけないのが、筋肉(タンパク質)です。
アスリートで低体脂肪率の方がいますが、そういう方は極端に筋肉(タンパク質)が多いため、筋肉で身体を守っています。しかし、筋肉をそれだけつけるのも、キープすることも身体にとってはかなり負担なので「脂肪も使ってバランスよくしてよ!」というのが身体の本音です。多すぎのも、良くないんですねえ。

4.脂肪は栄養の終点。
ダイエット=痩せる=脂肪燃焼、と考える人は多いでしょう。
脂肪というのは、油として摂取すると身体に付くだけでなく、糖分やタンパク質を摂取した際に、使われずに余った糖分やタンパク質も脂質に変換されます。(これが筋肉が脂肪に変わる話です。)つまり、それだけ使えば、脂肪はつきにくいのです。
つきやすく取れにくい、筋肉(タンパク質)と真反対が脂肪(油)です。
脂肪をつきにくくするには、エネルギーを使うこと。エネルギーの消費といいうと“運動”が挙げられますが、それだけではありません。頭を使うこともエネルギーの消費です。デスノートという漫画でLという登場人物がずっと甘いものを食べていますが、それは頭をかなり使っているので、エネルギーが消費されて糖分が足りなくなるため、ずっと食べています。
僕も大学受験勉強中、朝ごはん、11時に間食のパン、12時にお弁当、15時におやつ、19時に晩ごはん、と5食食べていましたが、痩せました。
頭を使うのは、運動するよりもエネルギーを使う。と言われています。

しかし、柔らかさで身体を守ることは色々な衝撃を緩和してくれるわけですから、脂肪は大切なものです。乾燥肌になる原因も脂肪が少ないからですし、脂肪を必要以上に減らすのは危険です。

5.“炭水化物ダイエット”をするとどうなるか。
糖分を摂取しないため、身体でエネルギーが作られません。そういうときは筋肉(タンパク質)を糖分に変えてエネルギーとして利用します。
炭水化物ダイエットがすぐ痩せるのは、筋肉を消化しているので、筋肉が減っているだけです。
筋肉が減ると、免疫力が低下、元気に動く体力がなくなり、風邪や体調不良、花粉症、アレルギーになりやすくなります。また、筋肉が減ると動かすエネルギーも減るので、ダイエット後は糖分が余り、余計に脂肪がつきやすくなります。
「痩せた!」と思うかもしれませんが、筋肉が減った分、体重が減っただけです。
せっかく動いてつけた筋肉を自分から手放すなんて、病気になりたいと言ってるようなものです。

身体につきにくく、離れやすいが硬さで身体を守る、筋肉(タンパク質)
身体につきやすく、離れにくい柔らかさで身体を守る、脂肪(油)
それらを動かす動力となる糖分(炭水化物)

この3つのバランスで身体は動いて、守っています。

この3つを食事で摂取しない食事法が、ダイエットや健康として取り上げられていますが、

身体の働きを理解すると、必要なことがわかってもらえるのではないでしょうか。

さらっと書きますが、この3つを摂取しているとビタミンやミネラルはついてくるので、サプリメントによる摂取は必要ありません。

次回、
それでも気にしたほうがいい、食べ物のお話です。

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こまっきー

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