こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。
情報は2つあると思います。
営利目的の情報と営利目的でない情報。
化粧品研究者としてできるだけ正しい情報をあげようとしていても、
正しくても、その文章は僕にとって有利な書き方になると思います。
「じゃあ世の中の情報ほとんどが営利目的じゃないか。」
そう思う人は、教科書を忘れています。
教科書などの書籍は限りなくフェアです。
だから、眠たいし、進まないし、面白くないのです。
僕たちは学校、大学に通って勉強しているときの、本からの情報は常にフェアでした。
少なくとも、情報元が有利になるような、儲かるような情報だけでなく、
そうじゃない情報もあって、
いわゆる学びというのは、情報から
「何がわかっていて、何がわかっていないか。」
に気づくことだったのです。
しかし、世間はそんなに優しくなく、教科書よりも優しく簡単で、そっと寄り添い、
解決してもらえそうな気がする情報が飛び交い、
それに頼ることで、解決出来たり出来なかったり、
挙句の果てには情報に振り回される日々になりました。
大学の頃、教授達が口々に
「インターネットの情報を鵜呑みにしてはいけない。」
と言っていたのを思い出します。
細胞生物学の世界では、ネット上の情報は正しかったり、正しくなかったりして、
正解な情報が得られないので、必ず本から読み取りなさい。
と、ずーっと言われてきました。
それでも学生の僕たちは、ネットで検索するんです。
だって、「コラーゲン 構造」と検索すれば、欲しい情報が画像つきで簡単に見つかるんです。
本だったら、「どの本に載っているのか?」から考えなくてはいけないし、
図書館のどの場所に置いてあるか。とか、情報にたどり着くまでの道のりが長すぎて、めんどくさいです。
でもでもやっぱり、ネットの情報はあやふや。
ひとつの情報は合っていても、情報がピンポイントでしか入手出来ないので、
繋がりが見えず、更に深く質問されたら、答えれないのです。
本だと答えに至るまでの序章というか、過程をダラダラと読んで、ようやく答えにたどり着くので、その情報の流れがわかり、応用が利きます。
もちろん、本も出版社のお金儲けだし、実際それらしき本は多いけれど、
明らかに読みにくそうな、表紙にインパクトがなく、
小さめの文字で文章がだらーっと続いている本は、
フェアな情報だと思っています。
フェアな情報から、考えて、自分に合った方法を選択していく。
これが最良であり、生きることの面白さだと思います。
それが今や、ビジネス情報が飛び交い、優しく囁かれて、
囁きがすごく楽で便利そうで、それが正しいように思え
そっちへふら〜あっちへふら〜っと
落ち着きのない毎日を送っています。
それが現代人の疲れの本質のようにも感じられます。
その情報がビジネスなのか、教科書なのかに、悩む日々
ビジネスであれば、発信元の売り文句だと思ってみれるものの
いまは売り文句なのか、教科書的な正しい情報なのか、
わからない見せ方が多く、悩む日々です。
今年の僕のテーマは“もっと狭い世間へ”
ビジネスであろうと、教科書であろうと、情報はたっぷり吸収してきました。
世間を狭くして、飛び交う情報から切り離れ、
今持っている情報から考えて悩むという、
悩みのベクトルを変えて行きたいな。
と思い、それでも見てしまい、更に悩む日々。
情報というのはなんて甘い蜜なんでしょう。
こまっきー