化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

今年は“身近なことを考えて”みませんか?ー住 編ー

こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。

「今年は“身近なことを考えてみませんか?”」シリーズ、
ラストは住 編です。

これはラジオの方でも少しお話したのですが、

stand.fm

新しい住宅の形は本当にいいのか?という話です。

・最近インスタの広告で見る次世代の住宅
某大手住宅メーカーが提案する次世代の住宅は“窓をなくすこと”みたいです。
窓をなくし、換気扇による換気をすることで、家の温度を一定に保ちながら花粉などを効率よく外に出す。ということでしょうか。
部屋の温度も下がらないし、花粉も入ってこないし、すごく良いじゃん。っていうふうになるのでしょうが、それは少し、いやだいぶ違うと思うのです。

・隙間風、必要だと思うのです。
まず、僕は換気扇が嫌いです。モーター音も嫌いだし、何よりすぐ壊れます。10年前に実家をリフォームしたときに、各部屋に換気扇をつけないといけない。とのことで換気扇をつけましたが、すぐ潰れました。そうすると、動かないし、出っ張ってるからそこにホコリが溜まるし、そこから風が入ってきます。ただの“ホコリ付き隙間風”です。
そもそも、換気扇を各部屋につけないといけないのは、きっちり家を建ててしまったがゆえに空気の循環が悪くなったため、換気扇が必要になった。というわけです。
だったらつけないほうがマシだし、隙間風あっていいじゃないか。と思います。
昔と比べて、僕たちは電気代払って隙間風を作っています。

・外との差をつければつけるほど、アレルギーは増える。
花粉症になぜなるのか。色々な説はありますが、大きくは差です。
年中エアコンの効いた部屋で仕事や生活をすることで、気温差がなくなり、免疫力が落ちてアレルギーになる。とか、部屋の中の花粉を無くそう無くそうとするから外との差が大きくなりすぎて身体が過剰に反応してしまい、花粉症になる。とか。
つまり、昔より花粉症の人が多いのは花粉が多いのではなく、自分たちで花粉症になる身体作りをしているだけだと言うことになります。
僕は大学が京都で杉の山、入学当初は身体も杉の多さにびっくりしたのでしょうか。今まで花粉症でもなかったのに、一気に目が充血するほどの花粉症になりました。目の充血とひどい鼻詰まりの中通学し、「これはまさに、免疫の過剰反応だ。」と思ったのでそのままほっといたら慣れるだろうと、マスクもせずに杉の花粉を吸い続けました。そうすると、大学1年の頃よりも2年、3年となるにつれて花粉症は落ち着き、4年のころにはほとんどなくなりました。
実体験で感じた花粉症の治し方です。身体というのはこんなに素晴らしくて、免疫は立派でちゃんと調節してくれるんだと、感動しました。
つまり、花粉などの避けれないものを、避ければ避けるほどアレルギーになり、花粉の時期は窓を閉めっぱなしにして花粉を入れない。という行動は花粉症を悪化させている。ということになります。
「そんなこと言ってもしんどいんだから。」と思う人は、目先のしんどさを我慢して、「勝手に慣れるさ」という気持ちで窓を開けて生活すれば、勝手に慣れていきますよ。身体って免疫って本当すごんですから。
それともうひとつ、マンションは特にホコリが溜まりやすいので、窓を開けずに生活していると、それは花粉に反応しているのではなくて、ホコリに反応しているだけで、花粉とホコリと。とアレルギーを自分で増やしているだけです。

・つまり昔の家で良かった
隙間風の代わりに換気扇
エアコン効かせて窓を締めるから、ホコリと花粉でアレルギー
だったら、
隙間風リバリの昔の家って良かったんじゃないか。
土壁で、壁が呼吸するので乾燥せず、空気はいつも新鮮で、昔の家で呼吸するとすごく気持ちがいいです。空気の圧迫感がないです。
祖母の家が昔ながらの土壁の家ですが、行くたびに、ホッとします。
空気がきれいで、気持ちよく、昔よく昼寝するだけに祖母んちに行ってたな。と思い出しました。


住宅は土壁のまま、発達してほしかったです。
便利で簡単に作れる、プラモデルのような作り方じゃなく、
住む人の、生きる人の、人の身体のことを考えた家づくりで発達してほしかった。

これからどんどん、自然とは離れていき、
◯◯を入れない住宅づくりになっていくのでしょうが、避けれないものは避けずに慣れていくしかないし、取り入れていくしかないし、
僕たちの中に自然が在るのではなく、自然の中に僕たちが在るのですから、
そこんとこ、よく考えた方がいいんじゃないか。

ビジネス側が便利で儲けに走ったとしても、消費者側がちゃんと判断できれば、良からぬ方向に進まないのではないか。

むしろ、もう消費者側が正しい情報を取り入れる。のではなく、その情報が正しいかを考えなくてはいけないくらい、しっちゃかめっちゃかになっているなと思って、

今年は“身近なことを考えて”みませんか?
衣食住編を書いてみました。

こまっきー

www.komacky.com