化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

テレビが一進一退していたなんて


ちょっと良い音楽プレーヤーを買ったので、
家ではスピーカーで聞きたいと思い、
スピーカーについて色々調べていると、テレビのスピーカーの話に行き着いた。

昔は奥行きがあって、ゴツかったテレビも今はすっかりスリムになり、
画質もめちゃくちゃ良くなって、すごく成長した機械。と思っていたのだけれど、
一進一退していたみたい。

昔のテレビは奥行きがあるだけでなく、
スピーカーが画面のすぐ隣にあって、そのために音がまっすぐ出て気持ちよく聴こえたり、
そもそもスピーカーのクオリティが下がっている。

薄型にするために、画面の隣に置けないスピーカーを下につけて、
下にチョコんとつけれるだけのスピーカーしかついていない。
スピーカーの質が下がっているだけでなく、下からぬっと音が出るので
画面と音に距離ができて、イマイチはっきり聴こえなかったり迫力がなかったりする。

そのために、サウンドバーと呼ばれる高級な薄型テレビについている
ちょっと良い下にちょこんとついているスピーカーの別売りがされたりしている。

それでも、画面の横に置く昔ながらのスピーカーの配置にはやっぱり敵わないらしく、
安くても昔ながらのスピーカー配置にしたほうがよっぽど良いらしい。

最近はなんでもエンターテイメント化されていて、
良いもの=質の高いもの、ではなく
良いもの=便利なもの、ウケそうなもの
になっている気がする。
確かに薄型になると、部屋にスペースが出来るので良いけれど、
音が悪くなるなら、僕は昔のままで良いな。
スペースなんて、テレビ観る場所で考えたらそんなに大したことないし。

一進一退と言ったけれど、
薄型になって、スピーカーの質下げて、価格が上がっているなら、
ただの一退?なのかもしれない。

ここ最近は何でもエンターテイメントな感じで
質よりもウケ
なので、そこに騙されたくない。
と常に考えてしまう。

音楽プレーヤーをスピーカーで聴きたいと思っただけなのに、
思わぬ勉強になり、なんだかスピーカーを買う気がなくなってしまった。

当分はイヤホンで聴いていよう。

化粧品研究者こまっきー

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