化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

避ければ避けるほど、弱く脆くなっていく


わかりやすいところでいくと、歩くことでしょうか。
自分には考えられませんが、昔は江戸から京都や大阪まで歩いたり、
関西出身なので、京都から大阪間を歩くのも考えられないのですが、
平気で歩いてました。
2021年冬アニメの平家物語で京都から神戸まで歩いているシーンがあり、
「ホンマに?」と疑ってしまうほど。
後の壇ノ浦の戦いが山口県なので、「筋は通ってるなあ。」と思いながらも、
やっぱりそんな距離歩くなんて、「どうかしてるぜ。」って気分です。
それでも時代が進むとともに、発展していって、
歩くよりもチャリ、
チャリよりもバイク、
バイクよりも車
車よりも電車、新幹線、飛行機、と色々移動手段ができました。
その分、身体を動かさないので、筋肉が衰えていきます。
身体は正直で、「使わないなら、要らないのね。」と筋肉への栄養補給を減らして、
筋肉に働きかける人員を減らして、他のことをしようとします。
結果、筋肉が衰えていきます。
チャリくらい、電動じゃなくて、手動で漕がないと、
身体が弱っていくよ?と思いながら、電動チャリを乗ってる人を見ています。
あ、チャリとは、自転車のことです。
チャリはインナーマッスルなのですが、
足が太くなるという理由で、電動チャリにする人もいるらしく、
「いや、足を使わないと筋肉が脂肪になるから、逆やと思うねんけどな。」
と思っています。

ヒトの歴史で言うと、体毛が無くなっていくのもわかりやすい例です。
体毛で体温調節する代わりに、服が体温調節してくれるので、
猫や犬、猿みたいなモコモコでは無くなりました。
それでも残っているところはよっぽど大事で守りたい部分なんだと思います。

食事もそうです。
とくに、子供の頃が大事ですが、子供の頃に肉や脂を食べておかないと、
大人になってからでは胃がもたれて、食べられません。
身体の成長とともに胃腸も成長し、その成長段階で胃腸は処理の仕方を学びます。
米の消化と吸収、野菜の消化と吸収、特に重たいのが、肉や脂の消化と吸収。
これらを食べて学ぶことで。胃腸は動き方を学習しますが、
食べないと方法がわからないので、胃もたれします。
避けた結果、弱い胃腸が出来上がりました。
ベジタリアン真っ只中で成長した妹は、油ものが全然食べられず、
すき焼きも赤身を少し、ロースを1枚食べたら「もうええわ。」としんどそうな顔をします。
肉と脂を摂取できないので、年中乾燥肌です。

高齢者に花粉症が少ないのは、自然が近くにあったからです。
今の街にも木や草は生えていますが、数が圧倒的に違います。
そして、いつも触れていたので、草木や花の成分とは免疫が出来ているのです。
免疫とは、色んな経験をして色んな軍隊を身体の中に作ることです。
殴る兵士、刀を持った兵士、槍を持った兵士、銃を持った兵士、
そこから、大砲やミサイルへと発展していく。
はじめから身体に備わっているのではなく、
はじめは何もなく、触れて経験することで、備わっていくものです。
身体にはそういう仕組みはあるので、経験がないと、免疫は育ちません。

そういえば、祖母は今でも元気に歩いていますが、学生のころは走って学校に行っていた。
と聞いたことがあります。
やっぱり子供のころに身体を動かしているって大事なんですね。
もちろん、おとなになってからの継続も大事です。

身体はシンプルかつ複雑に出来ています。
必要ならそれに対応する力をつけるし、要らないならバイバイします。
身体の中は忙しいので、必要ないことを現状維持することはしません。
身体を動かして筋肉を使ったり、色んなものを食べたり、色んなものに触れていると、
身体は必要だと思って、対処し、強くなっていきます。
身体を動かして体力UP
色々食べて胃腸の強化
色々触れてたくさんの兵隊さん(免疫)を。

これらから避ければ避けるほど、強くも維持もせず、弱く脆くなっていきます。

便利はこれらを避けることになります。
ほんと、ここ数年だと思います。便利が急に成長しました。
ほんの数年前、ケータイでポチポチとメール送ってたころは、
マップもこんな風に見れないから、行きたい場所付近をウロウロしたりして。
便利になると、検索すれば出てくるから、考える力も無くなりますしね。
それでも便利なのはいいものですから、
便利とのバランスを、なにか避けすぎてはいないかと確認し、
僕たちは自分で選択していかないといけないのです。

-化粧品研究者こまっきー

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