この時期に肌がカサカサする人。
ぶつぶつと湿疹の出てる人やなんだかポテーっとのぼせてる人。
肌がカサカサしてるから「涼しくなってきたから乾燥してるのかも？」とおもいがちだが、
実はそうじゃない。
今年は梅雨が空けても湿気が多く、サウナのような夏だった。
お盆が明けてだんだん涼しくなってきたものの、雨が結構降っているので湿気は相変わらずだ。真夏よりは涼しくなっているが、まだまだ暑い。気温はだいぶ下がっているはずなのに。
これこそ以前にも記事にした
湿気のせい。
である。
同じ気温でも湿気が多いほうが体感温度は高くなる。冬に加湿器を焚くとわかりやすい。梅雨が明けても湿気が多いといつもよりも暑く、ダラダラと汗をかく。この夏はそうだったはずだ。ダラダラと汗をかいても、身体から熱が出ていかず、身体に熱が籠もった状態が続く。サウナのように一時的であればいいが１日中、夏の間ずっと身体に熱が籠もっていると、水分が飛んでいく。
大げさにいうと、フライパンに水をいれて、蓋開けっ放しで火をつけてグツグツ沸騰させているような状態だ。
熱がこもっていると、身体の中の火がずっと消えずにいるので、フライパンの水と同じように水分が飛んでいく。
フライパンの水分が飛びきったらどうなるか。フライパンはカラカラになる。これが今の乾燥の原因だ。
そして水分まだあるけど、身体のどこかで滞っている。前回の記事で書いた“抑うつ状態”により、身体の循環が悪くなっている場合、ぶつぶつと湿疹が出る。
ぽてーっとのぼせてる人は、籠もった熱が上に上がってきている。
どれか１つの症状が出ている人もいれば、２つ３つ症状が重なっている人もいるだろう。どれも原因の元は“熱の滞り”で、後は人それぞれの身体の状態で症状が変わっているだけだ。
ちなみに、アウトドアで日焼けしたりするのは、フライパンの上からガスバーナーで炙るようなものだ。これはアウトドアを離れたら終わる一時的な状態なので、ここでの日焼けはまた違う。
フライパンに火をかけているのは太陽でも気温でもなく、自分自身だ。
今の肌トラブル、ほてりや赤ら顔やのぼせに、スキンケアは根本的な解決にはならない。
身体の中で籠もっている熱、フライパンにかけている火を消さないといけない。またステロイド軟膏はいわゆる炙りの皮膚炎に対応するものなので、こういうときの対処法は日常生活の過ごし方にかかっている。
夏が終わっても夏野菜を食べて身体の熱をとるようにしたほうが良い。まだまだエアコンを活用したほうが良いし、涼しい室内では温かい飲み物を飲んで胃腸を元気にしたほうがいい。梨などの水分の豊富なものや、山芋やれんこんなど粘り気のあるものも、水分保持に有効だ。
また軽く運動して身体を巡らせることも必要だし、疲れているならゴロゴロして休んだほうが良い。動くべきなのか、ゴロゴロするべきなのかは自分の身体に聞いてみるしかない。どちらか正しい方を選ぶ、または少し運動してゆっくり休むなど調節することで、身体が休まって、熱が取れていく。
食欲が落ちているならば、孤独のグルメでも観て食欲を沸かせよう。
ステロイド軟膏とは違い時間はかかるけれど、そうやって身体の熱を取ることが今の季節の肌トラブルの解決につながる。
スキンケアは根本的な解決にはならない。
それでも熱で飛んだ水分を補うことは出来るし、乾燥して肌表面が不安定になっている部分を補うことは出来る。
そうして補っておくことで身体の熱が取れたときに、肌が荒れていない状態に持っていくことが出来る。
こまっきーコスメは日常や季節のそういった水分や油分不足を補うスキンケアなので、食事や運動などを取り組みながら、こまっきースキンケアを使ってみてほしい。
-化粧品研究者こまっきー
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