化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

座禅で得たもの

京都の東福寺にある、勝林寺のなかで座禅を体験してきた。
僕はバタバタするのは好きじゃないし、どちらかというとのんびりしてるほうが好きだ。
だからといってダラダラするのも好きじゃなく、のんびりするためにやるべきことを先にやるようにしている。
結果、やるべきことなんて終わるはずもない事に気づき、仕事は何時までと決め、その後は家事のことをやったり考えたりで、やっぱり1日のうちに、ぼーっとするときはない。
思えば子供の頃からそうで、小学校終わりも習い事のサッカー、水泳、塾。習い事がない日に友達と遊ぶ。中高も部活か受験勉強、大学は実験、バンドにバイト。とやりたいことが多くて、休むことが後回し。
それでも、のんびりが好きだし、趣味ものんびりゆったり、真剣にやるのが好きだ。

休むことがなかったので、ゆったりしたいときに、身体のちからを抜くことが出来ないことに気づいた。
大学までの行動はどれも楽しいことばかり。仕事となると、どれだけ好きな職業を選んでいても、やっぱり疲れる。昨日、13時過ぎに小学生が下校しているのをみて、「社会人もこれくらいに終わったら、疲れずに働けるし、子育ても無理せず出来るんちゃうか。」と思った。

閑話休題。

座禅というと、考えることをやめ、心を無にし、心身の安定・統一をするものであるが、僕は「座禅で力の抜き方が分かるかも。」と少し違った別の目的で座禅を受けに行ってみた。

座禅の体験を調べるとほとんど朝早く、8時とか9時とか。そんな時間に行かないと行けないお寺が多くて、この東福寺にある勝林寺はお昼ごろなので勝林寺へ行った。

座禅というと、考え事をしていると、バシッと後ろから叩かれることがあるが、それは自主制だった。「自分がなんだか考え事をしてしまうな。」「心が無になれないな」と思ったときにバシッとやってもらう。僕も2回ほどやってもらった。

座禅は15分を2回。
短いようで長く、考え事をしない時間を作るのが苦手な僕は心を無にする時間を保つのが難しかった。

それでも心を無にする感覚を学ぶ事ができる。
その感覚を家に持って帰れば、少しの時間でも座禅していたときの風景や空気、雰囲気を思い出すことで心を無にすることが出来る。まあ、出来て2,3分。
それでも、ホッとすることが出来る。
バタバタしていると、身体からもSOSが聞こえないが、「あー、助かった。」と身体の疲れたサインを聞こえる。

僕たちの日常はいつも忙しなく、毎日の身体と心の疲れやダメージを無視している。だから急に体調を崩すし、肌も荒れるし、太ったり痩せたりする。
急なように思えるが、SOSは常に疲れた頃に身体や心から出されていて、それに気づいていないだけで、それが蓄積していっただけ。

誰しも、ゆっくりするのは好きだろう。
それでもバタバタとした生活を送っている。
体調も肌も荒れたくないけど、いつも不調は急に来る。
その前に気づく、少しのんびりした空気を作るために、座禅を体験してみるのはいいかもしれない。
これからの涼しい時期にもってこいだと思う。

-化粧品研究者こまっきー

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