化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

試してみた睡眠のあれこれ-ベッド編-

 

 

 

www.komackyblog.com

 

前回に引き続き、
自分で試した睡眠のあれこれ。
今回はベッドの話をしていこうと思います。

-ベッド-
ベッドは大きく分けて2つあります。
コイルマットレスとウレタンマットレスです。
マットレスの好みを言葉にするのは難しいですが、沈む感覚と反発力だと思います。
寝て沈む感じ、沈みすぎず、下から押してくれる感じの好みで、
コイルマットレスとウレタンマットレスでは大きく違いますので、まず最初に売り場で同じ価格くらいのコイルとウレタンのマットレスを寝て、どっちが好みか決めると良いです。

・コイルマットレス
シモンズ社、シーリー社、サータ社、フランスベッド社、日本ベッド社などがあります。
バネ状のコイルを縦に並べ、その上にウレタンのクッションがあります。
「結局ウレタンやん」と思うかもしれませんが、ベースは身体を支えるもの、クッションはその補助となり柔らかさを出すことで身体にマットレスが馴染むようにするものです。
なので、ベースがコイルかウレタンかでは、かなり異なります。
コイルマットレスの選び方は、コイルの硬さを選び、その上で好みのクッションの柔らかさを選びます。売り場で寝転んだとき、最初に感じるのはクッションの部分ですが、コイルが自分に合ってないと、硬過ぎて身体に馴染まなかったり、沈みすぎて寝返りが打ちにくかったりするので、ベースのコイルを選んでから、クッションで最終調整するようにします。
シーリー社とサータ社は試したことがないのでわかりませんが、日本のメーカーであるフランスベット社と日本ベット社は硬いです。「日本人は布団文化で硬いのが好きだから」とスタッフに言われ、未だに硬いコイルのマットレスで、体重が軽い人には合わないと思います。
シモンズ社は3つの種類のコイルがあり、体重に合わせてコイルの硬さを選ぶことが出来ます。また最近クッションの部分にも工夫がされて、より身体に合うような設計になっています。
コイルマットレスの特徴はコイルが1個1個並んでいるので、重たいところはコイルが沈みますが、軽いところはあまり沈まず、点で身体を支えてくれます。
また、コイルのバネによる支えはウレタンとは全然違うので、自分に合うコイルを選んで寝てみてください。
僕はコイルマットレスが好きですが、ウレタンよりも価格が高くなりがちです。

・ウレタンマットレス
上の5社以外はウレタンマットレスと言ってもいいくらい、マニフレックス社、テンピュール社、東京西川のエアー、ちょっと違いますが浅田真央さんがモデルになっているエアウィーヴ、コアラマットレスなど最近出てくるマットレスもほとんどがウレタンです。
ウレタンマットレスも構造はコイルと同じで、ベースとクッションの両方がウレタン素材になります。
ウレタンは各社特徴を作りやすいので、色々なメーカーがありますが、コイルと大きく違うのはコイルは点で、ウレタンは面で支えているように感じます。
ウレタンといえばスポンジです。
キッチンのスポンジにモノを乗せると、乗せたところから、坂道のように沈みます。
コイルでは1個1個の点で支えているので、乗せたところだけが沈みます。腰は腰の重さで沈み、背中は背中の重さで沈み、良い姿勢にするのがコイルマットレスですが、
ウレタンでは、乗せていないところも、その重みで沈むので、お尻の上、腰の部分が沈み過ぎて猫背気味になったりすることがあります。
なので、試すときは、姿勢が丸くなっていないかを気にする必要があります。
そこを注意すれば、コイルとは違いきめ細かい素材なので、寝てみるとしっかり支えられている感覚があります。この感覚が好きな人はウレタンがオススメです。
低反発というのもウレタン素材の特徴です。寝てすぐは硬いのですが、すーっと沈んでいきます。包み込まれるのが好きな人は低反発が合っていると思います。
逆に低反発を寝てみて、「もう少し反発力、下から支えられている感じが欲しい」と思う場合は、反発力のあるウレタンやコイルがオススメです。
ウレタン素材の大きいイメージはこんな感じですが、特徴を作りやすので各社全然違います。
マニフレックス社はしっとりした質感のマットレス、テンピュール社は低反発、東京西川のエアーは点で支えていますが硬いので、スポーツマン向けでがっしりした体型の人が向いていると感じました。
エアウィーヴのマットレスは独特で、ウレタン素材のきめ細かさとは逆に粗さが売りで、カシっとしていて雲の上で寝ている感覚です。

このようにウレタン素材は種類がたくさんあり、それぞれ感触が違います。
なので、「どうしたらいいのか」とめちゃくちゃ悩みます。
まずはコイルが好きか嫌いか。という選択で、コイルにするかウレタンにするか選ぶと選択肢が減ります。

どのメーカーでもそうですが、ベースの柔らかさとクッションの素材で値段が変わっていきます。
柔らかい方が高いです。
一番安い価格のベッドはどのメーカーでもイマイチです。
多分、好みを選ぼうとすると予算オーバーになると思います。

枕を変えても、寝れない。
それは、マットレスが変わっていないからです。
身体に合わせてマットレスを選び、マットレスに合わせて枕を選びます。
特にベース部分が大事なので、クッション部分だけのマットレスも売っていますが、本当に予算がなければの対処療法のように思ったほうが良いです。
僕は何回も失敗して数万円の枕を数回変えたりして、クッションのマットレスを変えたりして、本格的にマットレスに落ち着きました。
枕もクッションマットレスも安いものじゃないので、勿体ない買い物をしてしまいました。

マットレスは高い買い物ですが、おそらくどのメーカーも10〜20年は使えるものなので、妥協しないほうが良いです。
悩むなら1回で選ばず、何回も行って寝転んでみて、「自分の好みはコイルかウレタンか」「ウレタンのどの反発力が好きか」「どれが身体の力が抜けるのか」「落ち着くのはどれか」と考えながら色々試して、妥協せずに選んでください。

次回はこれからの季節にピッタリの“羽毛布団の選び方”です。

-化粧品研究者こまっきー

↓こちらもどうぞ↓

www.komacky.com