化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

その乾燥、何不足ですか?


気温が下がり、寒くなってくると空気の乾燥も気になってきます。
喉がやられたり、呼吸するときに鼻がなんだか乾燥してる気がしたり、肌がカサカサしたり。

そして世間では乾燥の、乾燥による、乾燥のためのスキンケアが発信され始めますが、僕のスキンケアはこのシーズン関係なく乾燥に着目しています。
肌表面からするべきことって、まずは乾燥対策です。

ですが。
肌でいうところの乾燥対策と題してスキンケアをしても、解決する場合と解決しない場合があります。

・単純な乾燥
単純な乾燥とは、スキンケアを使う、スキンケアを変えると解決するようなものです。気候による空気の乾燥や、オフィスや部屋の乾燥で肌がカサカサしてしまう場合。
つまり、外的要因の場合です。
この場合は加湿器を取り入れてみるのもいいです。
外的要因の場合は、喉が乾燥したり、呼吸していても鼻の通り道が乾燥している事が多く、喉や鼻からの風邪、体調不良になってしまうことがあるので、肌だけでなく空気全体をしっとりさせるために加湿器がオススメです。

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良かったら、加湿器の選び方も読んでみてください。

・複雑な乾燥
単純にスキンケアをしてもカサカサが改善されないことがあります。
この症状の人、結構いるんじゃないかと思います。だからスキンケアを色々変えてみたりするのかなと思っているのですが、スキンケアでも改善されない場合、もしくはスキンケアをして加湿器を焚いても改善されない場合は、身体の熱の処理が上手くいっていないからです。

疲れると頭がぼーっとしたり、ぽてーっとしたりすると思います。
クレームに追われてちょっと落ち着いたときとか、納期に間に合わせるためにバタバタ動いた後、または上司にガミガミ言われて嫌な気持ちになったときも疲れますし、家でも同じようなことが起こると、疲れてぽてーっとなります。
そのとき、身体や頭では熱が籠もっています。だからぽてーっとなり、考え事ができなくなったり、落ち着いて判断できなくなったりします。怒ってるときはわかりやすく、熱が上に上がって籠もっています。

身体の中では、熱を作り出す働きと、熱を冷やす働きの両方があり、バランスを取りながら平熱を保っています。
夏は汗をかいて熱を冷やす働きが優位になり、冬は熱が外に逃げないようにしたり、熱を作り出す働きのほうが優位になります。
子供が熱を出しやすいのは、赤ちゃんのとき、お腹の中では常に気温が変わらないので、自分が成長する、つまり身体を作っていくという意味で熱を作り出すことがかなり優位になっています。
外の世界に出てくると、四季があり、1日でも気温差があり、その経験を通じて、熱を冷やす働きを身に着けていきます。子供はその途中、熱の調節中なので、熱を出して体調を崩しやすくなります。だから子供は外で元気に遊ぶべきなのです。
逆に歳を取ると身体の働きが衰えてくるので熱を作り出す働きが弱まり、活発に動けなくなったり、冷えが気になったりします。元気に動くおじいちゃんおばあちゃんは健康ですから、やっぱり身体を動かすことって大切ですね。

つまり、熱を冷やす働きというのは後から養われた力であり、この力が不足していると、熱が籠もってしまいます。
スキンケアでも解決しない乾燥は身体の熱が上手く処理出来ずに、籠もってしまっているのではないかと考えています。
この症状はたくさんあります。
こどもの発熱もそうですし、すぐ疲れるとか、わかりやすい症状ではのぼせ、火照り、湿疹や顔がピリピリする、アトピーなんかも熱が抑えられていないから出てくるのです。
髪の毛があたって痒いとかも、ありますし、動くと暑いけど動かなくなると寒い人も。
後は寝ているとき。汗をかいたり、熱くなって起きてしまう人はわかりやすいですが、基本的に睡眠は身体の熱を放出して深い睡眠に入るので、睡眠中に目が覚めない程度の熱が籠もっているために、頭皮がカサカサしたり、肌が乾燥したりしてしまうこともあります。
挙げだすとキリがないくらい、熱を冷ませないトラブルは多いのです。
自覚症状があるとわかりやすいのですが、ない場合、症状が弱い場合でもスキンケアでは改善されない場合は熱が籠もっていると考えられます。
熱が籠もり、肌の水分が飛んでいくと、いくらスキンケアをしても全然改善されません。

熱を冷やす働きが弱まる原因はいくつかあります。
1つは疲れているとき。疲れているときは身体の働きが弱っているので、熱を冷やす働きも弱まります。生きていくには熱を作り出すことなので、そっちが優位になります。
2つは自律神経が乱れているとき。なんらかの大きな出来事や毎日の小さな積み重ねで、その出来事が起こったときや思い出したときに勝手にスイッチが入り、自律神経が乱れてしまうことがあります。呼吸しにくいとかの自覚症状がある場合もありますし、気がついていないこともあります。
3つは運動不足。身体を巡らせるには身体を動かしている必要があります。仕事って座りっぱなし、立ちっぱなしとかの不健康な行動ばかりなので、ストレッチをして伸ばすことやウォーキング、ランニングなど、自分にあった運動を定期的に取り入れる必要があります。僕たちは思ってる以上に身体を動かしていないので、電気自転車なんかに乗らずにスーパーに行くくらいは歩いて身体を動かすべきだと思います。
最後に色々食べることです。アレは身体に悪いとか、これはダメとか気にしすぎずに米も小麦粉も肉も野菜も油も色々食べるほうが健康です。

無理をし続けて、原因が複数ある人もいるでしょう。
そんな場合はまずはゆっくり休む時間をつくり、その上で自分の身体に耳を傾けてみてください。

もしスキンケアに悩んでいるのであれば、僕が作っているこまっきースキンケアを試してみてほしいです。肌が敏感でピリピリしやすいひとは、こまっきーオイルだけでもいいかもしれません。オイルのほうが刺激が少ないので。

それでも乾燥が気になる場合は、何かしらの原因で身体に熱が籠もっています。
熱は上に上がるので、顔や首、頭皮にカサカサしたトラブルが起こりやすく、空気が乾燥してくると、単純な乾燥と複雑な乾燥の相互作用で悪化するため、この時期から乾燥トラブルが増えてくるのです。

あなたの乾燥は何不足ですか?

スキンケアで解決出来てきますか?

出来ていない場合は、身体に耳を傾けてあげてください。

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