化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

2つの“休む”


“休む”とはなんなのか。
幼稚園の頃から水泳を始め、小学校では水泳とサッカーと塾と、または塾と囲碁を。そして中高ではラグビー部に入り、高2で辞めて受験勉強をしていた。大学も授業と実験とバイトと遊びに明け暮れ、社会人になったとき、始めて土日という2日休みがポッカリ出来て、何をしたらいいのか悩んだ。
家でゆっくりするのか、ゴロゴロするという時間の使い方を今までしたことがなかった。

社会人は“休む”の反対が“仕事”になるだろう。
その場合、休むとは2種類ある。
1つは遊びに出かけたり、ランニングやジムに通ったりして身体を動かすことや、最近では山登りやキャンプで運動に自然とのふれあいをするなど、“身体を動かしてリフレッシュする休みだ”
もう1つは家でゴロゴロしたり、家で映画を観たり、読書したり。いわゆるインドアの“身体を動かさない休み”だ。
なんとなく、世間では最初のほうが“良い休み”であるようなきらいがある。

僕も社会人になり、土日の使い方に慣れてくると、行きつけのセレクトショップに顔を出してその場にいる人とご飯に行ったり、ジムに通ったり、山登りや習い事を始めてみたりした。
しかし、社会人になって半年で会社を辞めてすぐ、ドカンと全身アトピーになった僕にはこういう“身体を動かしてリフレッシュする休み”は向いてなかったようで、アトピーがよくなりかけては身体を動かし、アトピーが悪化する日々を繰り返していた。

家でゴロゴロする習慣のなかった僕はアトピーが悪化するたびにゴロゴロせざるを得なくなり、ほぼ強制的に“身体を動かさない休み”を取り入れていった。
そこでこの2つの“休む”の選び方を

“身体を動かしてリフレッシュする休み”が向いているときは、身体、心身とも健康で元気であることだ。健康で元気な人は家にいるよりも外に出て、色んなものに触れて、身体を動かし、友達と喋ることで、仕事のストレスを飛ばすことが出来る。
逆に“身体を動かさない休み”が向いているときは、疲れると症状が悪化する病を持っている人だ。アトピーもそうだし、火照りやのぼせ、疲労感や倦怠感など、毎日仕事をしているだけで症状がある人や悪化しやすい人は、まずはゆっくりする時間を作り、身体を動かさずにゴロゴロするべきだ。

元気な人でも、気づいていないこともある。例えばこの時期、乾燥シーズンになってくると頭皮トラブルの話を多く聞くが、疲れると身体に熱が籠もり、そのせいで肌がカサカサしたり、頭皮のカサカサして痒くなったりすることがある。
日中涼しく動きやすい気候なので、ついつい出かけてしまうかもしれないが、先月、先々月にはなかった肌のトラブルや、疲れ、目のショボショボなど何かしら症状がある場合は、薬を飲んだり何かを塗って治して身体を動かすのではなく、“身体を動かさない休み”を選択するといいだろう。

子供の頃からずっと身体を動かしてきた僕は、“休み方”とその選択がずっと分からなかった。病院に行けば薬がもらえるし、飲めば症状が軽くなるので、飲みながら動けばいいと思っていた。
しかし、それでは一向に治らず、どんどん症状が悪化していくだけとなり、“身体を動かさない休み”がいかに大切であるかを実感した。
飲む薬は一緒でも“身体を動かさない”ことを意識するだけで、身体の調子はずっと良くなってきた。身体は何もせず動かさないことで、回復していく。
身体を動かさないことで、身体の調子が悪い部分を治す時間となるだろう。

なにか症状がある方もそうでない方も。
いつもヨガとかしてるのにイマイチ調子が良くない人や、季節の変わり目に体調を崩しやすい人も。
2つの“休む”選択肢を考えて、たまにはゴロゴロしてみてください。

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