化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

好き嫌いせず何でも食べるは、正しかった。

子供の頃、「好き嫌いせずなんでも食べなさい」とよく言われたものです。
それでも母はベジタリアンだったので、「好き嫌いしてるやん」と思っていました。

最近、◯◯はダメ!というワードを良く見ます。
食事だけじゃなくて、色んなジャンルでも見られるので、多分、その方法が注目を浴びやすいんだと思います。
もっと近日で言うと、買わなきゃよかった!からの、今ならなんと!の宣伝ですかね。

日本の平均寿命は世界一です。
防腐剤がどうだとか、添加剤がどうだとか、日本だけ農薬の基準がおかしいんだとか言われて、実際はその基準よりはるかに下回る使用量かもしれないのに、基準の話だけで農薬の恐ろしさを話し、食事に恐怖を与えて、食べれるバリエーションを減らそうとしている発言がありますが、
そういう日本の、平均寿命が、世界一なんです。
しかも、男女ともにです。
同じく男女ともに世界一なのは香港とマカオでした。

医療が発達しているから、多少身体に悪いもの食べても大丈夫なんだろう。と思うかもしれませんが、それだとアメリカやヨーロッパなどの先進国も同じはずです。
じゃあなぜ日本と香港とマカオなのか。
香港とマカオのことは詳しくわかりませんが、日本の平均寿命が長いのは、和洋中にアジアンフードと、色んなジャンルのものを食べているからではないでしょうか。

身体は食べたものから作られます。
ということは、免役もまた、食べたものから作られます。
肉ばっかり食べていると、そういう免役しか作られず、野菜ばっかり食べていると、そういう免役しか作られません。肉、野菜、米、小麦、油に色んな調味料で、世界の食べ物を日常的に食べている。だから色んな食べ物由来の免役が身体の中にできているんじゃないかと思います。

免役は経験です。色んなものを触ったり取り込んだりして、異物を発見し、学習して作られていきます。

何故平均寿命世界一の原因を食べ物に着目したのかというと、他の要因は違うと思うからです。
日本には四季があります。その四季による変化も免役に経験を与えますが、最近はすぐエアコンの部屋に入ってしまうので、四季による免役強化による平均寿命世界一は違うんじゃないかと思います。
日本には自然が多いですが、最近は学校のグランドも土じゃなく人工芝生のところが増えたりしていて、自然に触れる機会が減っているので、そういうところからの平均寿命世界一どころか、自然に触れる機会が減ったからこそ、花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患が増えているのではないかと思います。
エアコンや自然とは反対に街がキレイになって、菌やウイルスによる流行り病が減ったことは平均寿命が世界一である理由として挙げられそうですが、だったらアメリカやヨーロッパも同じように1位でありそうなのですが、そうではないところから、理由の1つではあっても違いではなさそうです。

ヨーロッパやアメリカのように、自分たちの食事を中心に他国の食事を取り入れるのではなく、自分たちの食事と同じくらいに他国の食事を取り入れたからこそ、日本人は健康で、平均寿命世界一なんじゃないでしょうか。
「今日和食だったから、明日は中華にしようか。」とか
「ランチはラーメンやったし、夜は米食べたいなあ」とか、そんなん他の国じゃあんまりありませんよ。
ドイツでは朝も昼も夜も避けない限り、じゃがいもとソーセージは出てきます。(めっちゃ美味しかったんで、飽きなかったですが。)
パリで歩いていても、圧倒的にパスタやパン屋などが多いです。(美味しかったんで1週間ずっと、朝ご飯にフランスパン巡りをしましたが。)
日本は違います。和食と中華とフレンチとイタリアンにアジアンフード、特にどれが多いとか、パッと答えられないくらいバランス良くお店があります。

◯◯はダメ!あれは危険だ!といって、食のバリエーション減らして、何が楽しいんでしょうか。
ダメなものを食べて、平均寿命世界一なんです。

◯◯を食べると病気になる!と恐怖を与えられるより、
「好き嫌いせずなんでも食べなさい」となんでも食べて、食を楽しむ方が、健康的で長生きできると思うのです。

化粧品研究者こまっきー

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