化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

システム作りはもう辞めだ。


先日、取引先の資材関係の商社の方と、化粧箱などの工場見学に行ってきた。
すると、工場見学に誰がどこを担当するか、きっちり決まっている工場もあれば、商社の方が工場の中の話ができるので「どうぞ、自由に見て行ってください。」と言われ、自由に見回りながら、商社の方が説明したり、そのとき近くにいた社員が説明してくれたりする工場があり、大きくどちらかにわかれた。

「システムきっちりしてないと、言われるんですわ。」
帰りの車で商社の方が言う。
発注する側が、どれだけきっちりしているかをシステムで判断し、発注するかを決めたり、工場に「もっとシステムちゃんとしてくれ」と文句を言うらしい。

工場見学ひとつとっても、誰が何を担当するかがきっちり決まっており、それ以外の人は対応せず知らんふりしているこのシステムがそんなにいいのだろうか。
それよりも、発注した仕事をきっちりやってくれるか、丁寧にやってもらえるか、というところの方が大切な気がするのだが、最近は仕組みばかりに目がいっているようだ。

僕が働いていた化粧品会社の工場でも、働き始めて少しした頃、システムを作り出した。
きっかけは大手から転職してきた人が「システムしっかりしないと。」と言い始めたからだ。
すると、疑問があって工場に聞いても、今までだと工場長に聞いたら答えてくれたことも、「それはあいつが担当やわ。」とか、「それ以上は僕の担当じゃないので知りません。」とかでたらい回しにされ、疑問を解消するのに今まで以上に時間がかかった。
トラブルも同じで、このトラブルの対処するには、システム上誰と誰を呼んで。と、とにかく、システムだ。

50人くらいの規模の工場で、現場を仕切る男性は10人くらいだ。それくらいなら、システム作って細かく仕事を分けるより、コミュニケーションをとった方が早い。
システムは大きい会社が業務を円滑に進めるためにあるもので、小さい会社が無理に作るの変な壁が出来て、生産効率はグッと落ちる。

おそらく、工場長は答えを知っていただろう。それでもシステム上、担当は別にいて、代わりに回答してしまうと「それ僕の担当じゃないですか」という風になるらしい。

逆に、現場の人に聞いたらすぐに答えがわかることをわざわざ工場長に聞いて、工場長が現場の人に聞いて、工場長が僕に回答することもあった。

他にも、工場に発注した後、疑問があれば工場から連絡が来ていたのだが、最近はあらかじめ工場規定の書類に記入しなくてはいけなくなった。
それでも、疑問があれば電話で連絡がくる。書類に書いてあることも聞いてくる。
だったらこの書類はなんだったのか。
発注した商品の詳細を書類にまとめるというシステムは無駄だ。

システム通りに進めることに手一杯で、本来の作業の内容が頭に入らない。
だったら、辞めればいいのに、さらにシステム作りに励んでいる。

システムしかり、新しいものを取り入れる理由は、今までよりも良くなるからだ。
大きい会社と小さい会社では良くなるやり方は異なる。
大きい会社ではコミュニケーションではうまいこと進まないからシステムがあり(知らんけど)、小さい会社はコミュニケーション取れる範囲に人がいるんだから、コミュニケーションを取ればいい。その方が作業は円滑に進んでいた。

なんでもかんでもシステムという名のルールを作り、社長や取締役が「うちはこういうシステムで工場を円滑に進むようにしています。」というのは簡単。説得力はあるのかもしれないが、見た目だけで中身が伴っていなければ意味がない。そういうボロが出る前に、システム作りは辞めてしまおう。

化粧品研究者こまっきー

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