化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

スーパーの特売から、家の工夫の変化が見えた。

先日、スーパーの広告で500mlのペットボトルが安売りしていました。
安売りしていたのは有名なジュースで、おそらく定価は120円くらいだと思うのですが、なんと75円で売られていました。

以前から僕は、給料が上がることを諦めて、スキマ時間を活用して副業で少しお金を稼ぐことを辞めて、“工夫すること”を推奨してきました。

給料が上がらないから、給料の高いところへ転職する。
スキマ時間を活用して、小銭稼ぎをする。
これらはゴールがなく、「もっともっと。」とお金を求めてしまい、お金を稼ぐことだけに時間を費やしてしまうという悪循環に陥ってしまいがちです。

僕たちの1日にスキマ時間はありません。
スキマ時間と言われているその時間は、用事と用事の間であり、その間は休憩時間や準備時間です。

学校では授業と授業の間は休み時間と言います。次の授業の準備をしたり、お腹が空いたら早弁をしたり、眠すぎてちょっと寝たり、お手洗いに行き、友達と喋る時間です。
このように休み時間は大抵、休める時間です。
家で宿題をしていなかったら、宿題を大急ぎでするときもありますが、それは休みを前倒ししたわけですから仕方ないでしょう。

休み時間に宿題やテスト勉強をしていたことから、「スキマ時間に小銭を稼ぐことも同じではないか。」という考えがあるかもしれませんが、宿題や小テストの勉強と副業は大きく異なります。

宿題や小テストの勉強は本業の勉強の延長線上にあります。
社会人で言うところの、残業です。
学生の勉強は残業をしてもお金が出ませんが、決してスキマ時間のような別の仕事をする時間ではありません。

準備するべき時間をスキマ時間と考えて、別のことをしていたら、その後やることの準備ができておらず、本業がグダグダになってしまいます。
休憩時間をスキマ時間と考えて、本業よりも時給のかなり低いことに頭と時間を使っていたら、疲れが取れずに、ミスが目立って本業に支障が出ます。

スキマ時間を使えば使うほど、休む時間が減り、自分の体調への気遣いが疎かになり、体調を崩しやすくなります。
スキマ時間を使えば使うほど、本業と副業以外のことを考えるのが億劫になります。家事が疎かになり、家計の出費がかさみます。

子供の頃の学校生活を思い出すと、休み時間は休憩や準備の時間とし、学校が終わってから習い事に行ったり、友達と遊んでいたと思います。それと同じように、お金を稼ぐとは違うことをするべきです。

それは家事のことであったり、お金のことで考えるのであれば、稼ぐことから工夫して節約することへと思考を変えることです。
お金は稼ぐだけではなく、出ていく方の工夫をしなくては、手元に残るお金は増えません。

昔は男性が稼ぎ、女性が工夫するというように、役割分担されていました。今は共働きが主流ですから、1日の間に稼ぐと工夫するの両方を1人が少しずつこなさなくてはいけなくなりました。
とはいえ優先的にエネルギーが消耗されるのは先に行う稼ぐ方ですので、共働きでは工夫することが疎かになりがちです。

そして工夫することが、節約することから家事を楽にすることへと変化し、様々な便利グッズへの出費が増えていきましたが、最近少し変わってきたようです。

500mlのペットボトルのジュースが75円です。
500mlというサイズは持ち運びしやすく、コンビニなどでも一番多く取り扱いのあるサイズです。
一番便利で買われやすいサイズのジュースが50円くらい値下がりして売り出すということは、そのサイズが買われていないということでしょう。

2Lくらいの大きいサイズを買い、魔法瓶に小分けするようになったのでしょうか?
原液から薄めるようになったのでしょうか?
そもそもジュースを飲むことを節約し始めたのでしょうか?

スーパーの特売から、大衆の思考が変化しているように感じました。

化粧品研究者こまっきー

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