会社で後輩の動きを見ていて「それは失敗する流れやなー。」と思って、失敗することを気づいているのに、敢えてスルーする。
これは良いことだと思います。
自分は過去に失敗した経験があるから、その流れが失敗するとわかるわけです。
ここでそれが失敗することを教えて、後輩の動きを止めてしまうと、後輩はそれ以降の動きから失敗に繋がる流れを学ぶことができません。
この時には「ああすればいい。」「こうすればいい。」という意見は先輩それぞれに聞くと意見が違うように、その人のキャラクターや相手、その時の状況によって良い判断は異なります。
自分は失敗しても、後輩にはそれがあっていて、上手く話が進むかもしれません。
成功するにしても失敗するにしても、大きな損失に繋がる時以外は後輩が行動の途中であるときはスルーしておくのが良いでしょう。
フォローするのは行動が完了してからでいいと思います。
後輩に対しては失敗を学ぶという意味でスルーで良くても、会社のことや部署のこととなると話は別です。
部署内の誰かによるクレームや変な方向に仕事のやり方が変わる時、「そのクレーム内容は我儘じゃないか?」と気づいた時は無視せず発言しなくてはいけません。
それを無視して発言しないと、部署の仕事や空気感は悪くなります。
「あの人があんなこと言ったから。」と人のせいにしがちですが、その時に発言しなかった自分にも非があります。
たとえ発言してその意見が通らなくとも、自分もその部署の一員なわけですから、おかしいと気づいた時は発言するべきです。
部署の空気が悪くなって「転職しようかな。」と考えて転職しても、自分が気づいたことを無視している限り、どこに行っても同じです。
今はこれを繰り返しているので、会社の空気が変になっています。
他にも気づいているのに無視してしまっていることがあるはずです。
自分のことはどうでしょうか。
朝起きて、「あ、これは喉やられたな。ちょっと風邪っぽい。」と思っても、とりあえず会社に行き、会社に行くと風邪であることを忘れて、忘却ゆえの「体調悪くないし、友達とご飯に行こう!」と行った結果、本格的に体調を崩す。
これは本当によくあることですが、朝起きたタイミングで気づいています。
気づいているのに、無視しています。
体調不良や肌荒れが起こる時には、気づいているのに無視していることが前段階としてあることが多いです。
これを繰り返すと、前段階を無視していることを忘れて、体調不良になってから薬を飲んだり、肌が荒れてからなんとかしようとします。
または対策と予防を検索します。
ですが検索しなくとも、すでに自分で気づいています。
これからは気づいていることを言い合って、ただ主張を押し付けるのではなく、それを上手く混ぜていくことが必要になるでしょう。
働き方改革とか居心地の良い職場作りとか、ネットで検索したら出てくるようなことを目指していると、会社はどんどん悪く、変になっていきます。
その会社のことを一番わかっているのは社員ですから、会社の居心地はネットで検索するのではなく、国がまとめようとするのでもなく、社員で作っていくべきです。
お金をかけてなんとかすることよりも、体調が悪いときは休んだ方が回復が早いことには気づいているはずです。
その気づいていることを、無視してしまってはいけません。
無視して、ネットの他人の意見を優先してはいけません。
朝起きて体調が優れないなら“今日の友達とのご飯やめとく?”とリマインダーに書いておくのはどうでしょう?
もう充分、失敗は経験したのではないでしょうか。
僕たちはもっと自分の気づいていることに目を向けるべきではないでしょうか。
化粧品研究者こまっきー
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