化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

リラックスしようとしてはいけない。

アトピーが痒くて寝れない日々が続いた時、薬でどうにかするのも限界があるので、あとは自分で出来ることをしようとしました。
自分で出来ることでパッと思いつくことは、食事改善やリラックスすることでしょう。
僕もリラックスすることをやってみたことがあります。

アトピーで痒くなるのはリラックス出来ていないからだという考えがあります。
アレルギー体質であることや皮膚のバリア障害に加えて、心身のストレスが原因で痒みを引き起こします。
ストレスは自律神経にも影響を及ぼし、交感神経が優位であると、痒みが強くなります。
なので、日々ストレスを溜めない生活を心がけましょうとか、リラックスしましょうと書いてあります。

ストレス対策には、早寝早起きや睡眠時間の確保、こまめな休憩などが挙げられます。

僕の場合は早寝早起きや睡眠時間の確保などは出来ているので、痒みさえ治ってくれたら寝れるようになると考えて、リラックスすることついて色々試してみました。

リラックスと調べて出てくるアイテムや行動を試してみました。
ハーブティを飲む、アロマを焚く、ヒーリングミュージックを聴く、またはストレッチや深呼吸などなど調べたら出てくる、ありとあらゆるものを試しました。

ですが、特にこれといった変化はありませんでした。
むしろおやつの時間に飲むコーヒーをハーブティに変えたことによる満足感の薄れや、読書の時に流したヒーリングミュージックが鬱陶しく感じたり、深呼吸の動画を見ながら深呼吸するとしんどくなったり、あまり良い効果は得られませんでした。
リラックスしようしようと思えば思うほど、その行動をすることにこだわりすぎて、リラックス出来ていないことに気づきました。

リラックスってリラックスさせるものを使うとリラックス出来るのでしょうか?
リラックスってしようと思ってするものなのでしょうか?

自身の経験を振り返って、リラックスはしようと思ってするものではなく、結果だと考えました。
温泉に入って山を眺めてぼーっとしていたら、いつもより長く、ゆっくり浸かっていた。結果、リラックスした。
良いなと思う香りのアロマを焚いてみたら、頭がぼんやりしてきてぐっすり寝れた。
というふうに、リラックスは結果であって、行動ではないと思います。

温泉に入ることが良いと言われていても、アトピーの人は温まると痒くなってしまいます。
そんな状態ではリラックスすることはできず、むしろいつもより痒みが過剰になって逆効果です。
それでも困っている時はそれをやって、リラックスしようと必死になるのです。
リラックス効果があるものは、それをするとリラックス出来るわけではないはずなのに、過去の僕と同じような経験をしている人が多いのではないでしょうか。

リラックスは結果であり、その結果に繋がる行動は好きなことすることでしょう。
「美味しいご飯を食べたい!」と思うことはあっても、「美味しかった!」と食べる前に思うことはありません。
「美味しかった!」は結果だからです。
リラックスは「美味しかった。」と感じるのと同じことだと思います。

「リラックスしたい!」ではなく、「美味しいご飯を食べたい!」とか「ゆっくりしたい!」とか「カラオケに行きたい!」という具体的な行動を思い浮かべるはずです。
それが「リラックスしたい!」と考えてしまうと、リラックスするための何某をすることになってしまいます。
ですが、本当はカラオケに行って歌ってスッキリしたいのかもしれませんし、ただ家でゴロゴロしていたいだけかもしれません。
そのしたい行動は自分の心の中にあります。

リラックスという言葉がストレスと同じくらい使われるようになりました。
このぼんやりとした表現の2つは非常に便利なのでよく使われます。
しかしこれらは結果であって、リラックスしたという結果になるには、自分がしたいことをして満足したときに起こる結果です。

もし「リラックスしたい。」「ストレス解消したい。」と思った時は、リラックスするためでもストレス解消するためでもなく、「自分が何がしたいか。」を考えてみてください。
何もしたくないなら、それもしたいことの1つです。

化粧品研究者こまっきー

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