化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

苛立ちは疲れのサイン。

体調を崩す前に、肌が荒れる前に体調の変化に気づいて休めるようになればいいのですが、それに気づくことが難しい人もいます。
昔の僕が特にそうでした。

季節の変わり目に肌が荒れやすいことはわかっていたので、注意しながら生活していました。
注意するといっても、仕事の手を止めたりペースを落とすわけでもなく、「疲れたと思ったら休もう。」と思って仕事をしていました。
すると疲れていることに気づかずに、気づいた時にはもうすでに体調不良のゴール一歩手前で、ブレーキを踏んでも間に合わず、止まらない勢いのままゴールインして、体調を崩していました。

その後体調を崩したり、肌が荒れるたびに、「僕はこういう時に体調を崩しやすいので、こういう時があったら気をつけよう。」と同じような状況で失敗しないように気をつけていました。
「季節の変わり目の中でも春は特に体調を崩しやすいから、春は気をつけておこう。」と、そういう自分が体調を崩しやすい時期なども把握し、「気づいたら休むようにしよう。」「無理をしないようにしよう。」と思っていましたが、やはり体調を崩し、アトピーは悪化しました。

体調を崩しやすく、アトピーが悪化しやすい時期に「無理をせずに過ごそう。」と仕事のペースを落としたこともあります。休日の遊ぶ回数を減らしたこともあります。仕事中にこまめに座って休憩しようとか、丸1日遊ぶのではなく夕方までにしようとか、仕事も遊びもペースを落としたのですが、アトピーが悪化する時は悪化しました。

「もうちょっと早くに気づけたら。」と思うのですが、いくら気をつけていても、早くに気づくことが出来ませんでした。
どこの何を気をつけるのか、その気をつけるべきポイントが間違っているのでしょう。

「いつもよりペースを落としたから、大丈夫。」という考えもあったでしょう。
大丈夫であるかどうかは、行動の増減だけでは判断できません。
仕事のペースを落とし、休日の遊びを減らしても、疲れない基準値まで行動が減っていなければ、やはり体調を崩してしまいます。

基準値を知らずに行動の増減だけで判断してしまうことはよくあります。
比較といえば、こういうときには気をつける前と後という比較をしてしまいますが、この場合は常に基準値ベースに比較をするべきです。

キャベツが258円だったのが198円になっても、ほとんどの人が買わないでしょう。
キャベツが100円で売っていたことを知っていると、基準値が100円となっていて、100円を基準に買うか買わないかの判断をすると思います。

体調管理や肌荒れなどもこれと同じように、健康な時を基準値とし、そこからズレたら休むということができればベストです。
ですが、実際は1日の間に疲れて回復してがあるので、体調は常に波があります。
そして少々の疲れは寝れば回復するので、疲れの基準値を捉えにくく、疲れのサインに気づきにくくなっています。

何回も気をつけても失敗を繰り返し、気づいたのは、体調を崩しそうなことに気づくちょっと手前に、苛立ちがあることでした。
人は余裕がないとイライラします。
体調を崩しそうなことに気づくちょっと手前では、余裕がありません。
なので、イライラします。
いつもなら軽く受け流せる嫌な上司の一言もイラッとしますし、いつもなら仕事の遅い後輩を見守ることができるのですが、余裕がないとイライラしてしまいます。
これは体調を崩しそうな時に出てくるサインです。
疲れのサインです。
疲れているので、余裕がなく、イライラしてしまっています。

そう考えると、基準はイライラする言動をイライラしない時となります。
しょうもない上司のジョークなどは日常茶飯事ですので、これにイライラしているかどうかという判断は結構簡単にできるのではないでしょうか。

「気をつけよう。」と思っていても体調を崩してしまう方、肌が荒れてしまう方。
自分の周りにいる苦手な人の言動を自分がどう感じているかを基準にしてみてはいかがでしょう。

化粧品研究者こまっきー

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