僕が販売している化粧品こまっきーのスキンケアは2つ、
こまっきーウォーターとこまっきーオイルです。
僕はスキンケアはこの2つのアイテムで十分だと考えています。
この2つのアイテムを出すのに、どんなスキンケアを作るかには随分研究しました。
スキンケアのアイテムは導入系のなんとか、化粧水、美容液、乳液、クリーム、オイル、パックと沢山あります。
僕は“必要なものを、シンプルに、濃厚に”ということをベースに研究しています。
スキンケアにはアイテムが沢山ありますが、どれも必要なものなのか、どれかだけで良いのか、どんなスキンケアを何アイテム作るかということから研究を始めました。
今までの常識をベースに考えるのではなく、実際に作って試して、結論を出します。
同じようなものを何回も重ねても仕方ないし、肌に浸透する量には限界がありますから、アイテム数はできるだけ少なくして、1つ1つを濃厚に作った方がいいと考えました。
アイテム数が多くなると、成分の刺激が気になります。
1つのアイテムはちゃんと刺激にならないように作っていても、アイテムを重ねればその分刺激や副作用など、デメリットが大きくなります。
2013年に起こったカネボウ社の白斑被害はまさに重ねづけが原因であると考えられます。
大手企業ですから研究設備はかなりしっかりしています。
1つ1つのアイテムの安定性試験はかなり厳密に行われているでしょう。
特に問題となった成分ロドデノールはカネボウ社の自社開発原料でしたので、前例がない分、余計に発売前にテストしていたと思います。
それでも問題が起こったのはフルラインナップで重ね付けした結果、肌に浸透した成分の濃度が濃くなり過ぎたからではないかと思います。
防腐剤の刺激も懸念されています。
どれにも入っているから悪者扱いされるのか、防腐剤は悪者扱いされています。
化粧水などの水が含まれるものは、防腐剤無しでは腐ってしまいます。
なので防腐剤フリーと書いてある化粧品は防腐剤以外の成分を使って防腐効果を出しています。
この防腐剤も先ほどと同じように、アイテムを重ねれば重ねるほど、肌に触れる防腐剤の濃度が濃くなります。
防腐剤は無くてはならないもので、かなりの歴史がありますので刺激になり得る濃度は各社把握しています。
1つ1つのアイテム内での防腐剤の量は刺激になるほどの量ではないと思いますが、アイテムが重なると状況は変わってくるでしょう。
また、化粧品には色んな原料が入っています。
その中で合わない成分を見つけることはできません。
例えば防腐剤があわないのであれば、水と防腐剤だけで刺激になるかどうかを検討しなくてはいけません。
その防腐剤も濃度がありますから、濃度ごとに試す必要があります。
たとえ何%の防腐剤の水溶液で刺激になることが分かったとしても、化粧品の全成分には配合%は表示されていませんので、化粧品を買う時の参考にはなりません。
何%の防腐剤水溶液で刺激になることがわかっても、濃度が低ければ刺激にならずに安全に使用できるわけで、その配合%がわからないので、この成分が合わないと決めつけることはできません。
防腐剤だけでは無く、どの成分も配合%がわかりません。
最近は表示されているところがありますが、その配合%がどれほどの効果データがあるのかは調べてみないと分かりません。調べても出てこなければ、化粧品を使ってみないとわかりません。
どの成分が良いとか合わないとかより、どの化粧品が合うかどうかという目線で商品探しをされることをオススメします。
化粧品こまっきーでは、肌の成分とアイテム数を考えて2種類のアイテムを作りました。
肌の成分には水に溶けるものと、オイルに溶けるものがあります。
水に溶ける成分を補給するアイテムといえば、化粧水や美容液、パックなどがあります。
美容液は化粧水の成分が濃い化粧品という位置付けです。
僕も買ったことがありますが美容液は高価な化粧品なので、せっかく成分が濃いアイテムでも、けちけち使ってしまいます。
出来るだけ長い期間使いたいので、1回の使用量を減らそうとしてしまいます。
それではせっかく濃度を濃くしている意味がありません。
1週間に1回行うパックついては、1週間に1回濃厚なケアをすれば肌はキレイを保てるか?ということが疑問としてあります。
栄養価の高いご飯を1週間に1回食べれば健康に過ごせるのか?と考えるとそうではないでしょう。ビタミンCのサプリメントを飲むと、尿が黄色くなるように、消化吸収できる1回の量は決まっています。
毎日コツコツ食べるからこそ、健康が維持されていると考えています。
肌も同じように、毎日こつこつケアすることが大切であると考えています。
同じようなアイテムは1つにまとめて、
週1回のパックより、毎日のスキンケアを大切に。
そう考えているので、
こまっきーウォーターは美容液レベルの濃い化粧水になっています。
また美容液の濃さを化粧水の量で肌に塗布したほうが、重ね付けによる刺激の面でも浸透の面でも、水溶性の成分を肌にしっかり届けられると考えています。
肌の表面に水分が残っていると、汗と同じように飛んでいってしまいます。
使っていただくと実感できると思いますが、こまっきーウォーターはぐんぐん飲み込むように浸透します。
肌の表面を保護しているのは皮脂であり、角質層は角質細胞以外は細胞間脂質と言われている脂質です。
つまり保湿の主はオイルです。
保湿といえば乳液やクリームを連想します。
乳液とクリームは大体、水80%オイル20%のように、水が主体のスキンケアです。
なので使いやすいのですが、冬には乾燥を感じてしまう場合もあります。
肌の表面はオイルが主であるので、オイル100%で作ろうと考えました。
オイル100%だと、季節やその人の乾燥の状態に合わせて、使う量で保湿力を調節できます。
こまっきーウォーターでチャージした肌の成分をこまっきーオイルで保湿します。
よく蓋をしてしまう。と言いますが、それだったら汗は出なくなるわけです。
オイルを塗っても汗はちゃんと出るし、もともと肌の表面の保湿はオイルで出来ています。
こまっきーオイルは、ただ肌に足りていない分を補給してあげるだけというイメージです。
こまっきーオイルの中身は皮脂と角質層の細胞間脂質の脂質バランスを考慮して作っています。
またオイルは食事でも摂取しています。
ニキビが出来たりするのは、皮脂などのオイルのバランスが崩れた時やオイルが酸化した時に起こることがあるので、食事で取れるオイルの分を考慮し、酸化しにくいオイルを選びました。
スキンケアのラインナップをみて、オイルだと「オイルかあ。前にオイル使ったとき、合わへんかってんな。」と言われることがあります。
おそらくそれは、塗布したことでオイルのバランスが崩れたりしたことで肌に合わなかったと考えられます。
乾燥を感じる方は、オイル100%の方がしっかり保湿ができます。
そのために乳液やクリームではなく、オイルのアイテムにしているので、オイルが前に合わなかった方も一度試していただければと思います。
皮脂などのバランスを考えて作っているので、合わない人は少ないと考えています。
またオイルは菌が繁殖することがないので、防腐剤の必要がありません。
オイルの中に水が入るという2次的な要素がない限り、菌が繁殖することはありませんので、オイルに防腐剤は入れません。
なので、化粧品こまっきーのスキンケアは1つのアイテムにだけ防腐剤が入っていることになり、重ね付けの刺激リスクを軽減しています。
“必要なものだけを、シンプルに、濃厚に”という考えをベースに、アイテム数から試行錯誤を始めました。
肌に浸透する量には限界があるので、アイテム数は少なく。
けちけち使って、使う側の使用量のばらつきが出ないように美容液レベルの化粧水になっています。
肌の栄養チャージだけでなく、せっかく塗布した水分が飛んでいかないようにオイルで保湿しています。
スキンケアは毎日の食事のように、続けられることも大切です。
肌は鏡で見れば見るほど、気にすれば気にするほど、ネガティブ思考になって、気になる部分だけが視界に入ってしまいます。
スキンケアをするときは、アイテム数を減らして、パパっと簡単に終わることも美肌に繋がり、使い続けられるポイントだと思います。
「乳液はないの?」
と聞かれることがあります。
世間一般では、化粧水と乳液かクリームが一般的なので、オイルではなく、乳液を求められます。
しかし研究者としては、以上の考え方から、
水とオイルの組み合わせである
こまっきーウォーターとこまっきーオイルをオススメしたいです。
トライアルセットがありますので、スキンケアで悩んでいる方はぜひ一度トライアルセットをお試しください。
化粧品研究者こまっきー
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