化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

キレイになりたきゃ、飯を食え。

なんででしょうか。
キレイになるためには、“食事制限”や“偏った食事”をすることが推奨されています。
そして皆さんはそれに疑いもなく、そのとおりにしています。

身体のことを考えてみると、肌は栄養がなくてはキレイな肌は作れません。
身体は栄養がなくては身体を動かすことができず、肌に栄養を届けることができません。
キレイになるには、栄養必要です。

よくある栄養バランスの話ではなく、ちょっと変えて身体をお城に例えてみます。

城主が若い時は元気でバリバリ動き、部下を何人も連れています。
若さの気迫と元気故の統率力でお城の中には沢山の家来たちがいます。
敵がやってきても、そのときに対応できる武器を持った家来が敵をやっつける。
身体でいうと、
城主=脳や意識の部分、お城=身体
敵=ウイルスや菌で、家来=免疫などの身体の中で働く細胞たちです。

身体では、色んなものを食べないと家来のバリエーションは増えません。
肉ばっかり食べていると、肉由来の家来しか出来ませんし、野菜ばっかり食べていると、野菜由来の家来しか出来ません。
敵がやってきて、そのときに対応できる家来を増やすためには、色んなものを食べないといけません。
偏った食事をすると、家来のバリエーションが減ってしまいます。
不足する栄養があると、お城が脆くなります。

城主が歳を取ってくると、統率力が下がり、お城の中には家来も減って、お城は寂しくなります。
家来が少なくては戦いには勝てないので、城主は「老いてきた。」と気づいたときには
お城の守りをかためる為に、塀をつくります。今までよりも硬く、高い塀を作って、そもそもお城に入られないような工夫をします。
身体でいうと、この塀こそが肌であり、肉や脂肪の部分です。

人の身体も若いときには少々無理をしても怪我をしてもすぐ治ります。
多少食事が偏っても、肌はキレイです。
それが歳を重ねることによって、お城のように家来が減り、病気や身体の調節に対応してくれる者や身体の中で“動ける”家来が減ってきます。
だからお城のように、壁である肉や脂肪をつけて、外からの敵にやられて病気にならないようにしています。

実際に高齢者では元気な人ほど、肉づきがいいです。
元気な人ほど肉を食べれる人が多いです。
身体が細い人ほど食は細く、元気がなく、病気になりがちです。
皆さんのまわりをみてみると分かると思います。
高齢者とは言わないまでも、
50歳くらいのメタボ感ある男性は声が大きく、旗から見てても、めっちゃ元気です。

キレイ=健康で、健康=元気ですから、キレイ=元気です。
元気に過ごせるということは、健康である証拠であり、健康である人の方が肌はキレイです。
同じようにそのお城が安定するには城主でが元気であり、家来たちが元気に動けるだけの食料が必要です。
食料が足りなくては、自分も元気がなくなり、覇気がなくなり、頭も働きません。
お城が汚れていることも、家来がちゃんと働いていることにも気づかず、
いつの間にか隙間だらけで、いつでも攻め込めそうなお城になってしまいます。
家来たちも腹が減っては戦もなにも出来ません。

結果、敵が来たときにお城が崩れてしまいます。
ダイエットで食事制限をするということは、脳の働きが低下し、家来たちは胃腸を動かすことも肌をキレイに保つこともできなくなるということです。
キレイ=元気であり、さらにその前のステップには“ちゃんと食べること”があります。
身体の中、お城の中を元気にするには、まずは食べないと始まりません。

反対に食べすぎると、動けなくなるように、家来たちの動きも鈍くなります。
食べれば食べるほど家来が増えてより強くなるのかといえばそうではなく、ある程度までは増えて増強されても、一定の水準を超えれば、お城の中はキャパオーバーとなり、お城を大きくしないといけなくなります。そういう時は大体、とりあえずの居場所作りになってしまいますので、贅肉のような状態となるでしょう。
贅肉は多すぎると体重が増えて動きが鈍くなってしまいます。
動くことが億劫になってしまいます。

ですが、贅肉もある程度は必要なものです。
歳を取れば取るほど、体温を一定に保つために非常に役立ちます。
年齢関係なく脂肪やお肉は外気によって体温が変化するのを防ぐ、城壁みたいなものですから、ある程度は必要なのです。
問題はどれくらい必要なのか?ということですが、それは自分が健康に過ごせるぐらいが丁度いいと考えています。

食べなさすぎるとお城が機能しないように、身体も健康に動くことはできず、食べすぎると動きが鈍くなるように、丁度いいところを目指さなくてはいけません。

その丁度いいところを目指すのに、ネットで調べて出てきた数値や食事内容と自分を比較すると思います。
ですがそれは参考値です。
人それぞれ、体格が違えば毎日の生活スタイルも違います。
これからの夏、動き回る営業マンと事務職では必要な水分量が違うように、自分の生活に合わせて丁度いいところを見つけなくてはいけません。

そのためには、まずは食べなくてはいけません。
疲れやすい、肌が荒れるなら食べなくては、疲れは取れませんし肌荒れも治りません。
疲れていて考えることも出来ませんので、丁度いいところを見つけることも出来ません。
正常に作動していないとセンサーが遅くなるように、丁度いいところの基準もブレてしまいます。

太ってきたなと気になり始めたら、まずは1日の動きを振り返ってみましょう。
1日の間であまり動いていないなら動いてみることです。太るということは食べた分ほど消費していないと考えられますので、「あまり動いていないな。」と思う時は動いてみてください。
ジムに通うようなお金を使うことをしなくても、スーパーへ買い物に行くのに歩いて行くことや出来るだけ階段を使うという風に、まずは普段の日常の中で身体を使う回数を増やしてみてください。
僕はスーパーに歩いて行ったり、サイクリングが好きなのでサイクリングしてからスーパーに行ったりしています。座りっぱなしが多いので、電車の中は出来るだけ立っているように心がけています。電車は揺れますから、自然と足腰に力が入ります。
食事は毎日食べますから、1週間数回の負荷をかけたトレーニングよりも、日常の動きを変えてみましょう。

それでも何かやりたいのであれば、家でストレッチや筋トレなどで特定の場所をケアしてみます。

それでもダメなら自分にとって摂りすぎているものがあるのかもしれません。
1週間で揚げ物の回数を減らしてみるとか、煮炊きものなどのあっさりしたものを増やしてみるといいかもしれません。
この時、肉と米は減らしてはいけません。
そして僕はヘルシーを意識して、揚げないフライを食べるくらいなら、油で揚げたフライを食べてちゃんと満足した方がいいと思います。
満足感が下がるような調理方法では、揚げ物食べたい欲が溜まってリバウンドしてしまいます。
問題は回数です。

食べる量を減らすというのは、最終の最終手段です。
食べなきゃ動けません。元気も出ません。
食べなきゃ栄養が補給されませんし、その栄養を肌に届けることも出来ません。
するとますます、キレイ=健康=元気から遠ざかってしまいます。

まずはしっかりご飯を食べて、それから考えてみませんか。

化粧品研究者こまっきー

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