前回は冷水シャワーを浴びたときの健康面の良い部分の話をしました。
温泉の後の水風呂のように、風呂上がりに冷水シャワーをさっと浴びることや、外から帰ってきたときに、冷水シャワーを浴びることは熱中症や夏バテ対策になります。
今回は、寒冷刺激である冷水シャワーでの美容効果の話をしたいと思います。
まずは血行促進です。
身体が冷えているときに冷たい水を浴びると、身体は更に冷えて血流が悪くなる一方ですが、身体が暖まっているときに冷水シャワーを浴びると血流は一旦悪くなって、その後良くなります。
夏の暑い中、「血行は充分に促進してるやろ。」と思いがちですが、日中いる場所はエアコン下です。夏ですが、涼しい部屋で、足元が冷えやすく、下半身の血行が悪くなる環境下にいます。
湯船に浸かったり、温かいシャワーを浴びた後、冷水シャワーを浴びることで血行がよくなります。
冷水シャワーを浴びると表面的には身体が冷えるので皮膚の血流が悪くなります。
血流が悪くなると、身体は良くしようとします。身体自体は温まっているので、その後はすぐに血流が良くなります。
冷水シャワーを浴びることで、エアコン下の足元が冷えて悪くなった血行の改善になります。
足がむくむ人は冷たい飲み物ではなく温かい飲み物に変えたり、そもそも水分補給を増やすと改善されますが、冷水シャワーもオススメです。
2つ目はダイエットになることです。
ダイエットといっても、何かを制限したり我慢したりするわけではなく、新陳代謝を良くして、太りにくい身体にしようということです。
実際に冷水シャワーを浴びた人のほうが、新陳代謝が上がり、ある研究結果によると、冷水シャワーを浴びたほうが3.5倍も新陳代謝がよくなったそうです。
食事制限すると足りない栄養が出てくるので、食事制限はオススメせず、しっかり食べることが大事だと考えていますが、食べ過ぎ関係なく、活用出来なかった栄養はは全て脂肪になります。
新陳代謝をあげることで、古いものをどんどん新しく変えていき、摂取した栄養が余ることが無くなれば、余分な脂肪はつかなくなります。
そういう意味で、ダイエットに繋がります。
3つ目は自律神経が整うことです。
最近はよく分からない症状があれば自律神経のせいですが、僕は自律神経のことをそこまで気にしなくていいと思います。
自律神経は自分が「整え!」と命令しても整うものではない以上、自分では気を使うことくらいしか出来ません。
身体のことはなんでもそうですが、自律神経が整うことはあくまで結果です。
そして気にすればするほどリラックス出来なくなります。
「自律神経を整えよう。」と考えるのではなく、身体の調子を伺って、身体に合わせて生活することで自律神経は勝手に整います。
身体に合わせずに自分のしたいことばかりしていると、自律神経は乱れます。
身体の調子は悪くなり、肌が荒れ、体調を崩します。
結果的に自律神経が整う方法に冷水シャワーがあります。
冷水シャワーつまり寒冷刺激によって自律神経を整えてくれます。
これは健康面でもお話した冷水刺激でステロイドホルモンが増える事とも共通します。
結局、美容の大前提に健康があるということが分かります。
冷水シャワーを美容の視点で見てみると、血行促進、新陳代謝UP、自律神経の安定の3つの効果があります。
注意点をもう一度。
高齢者などの心臓が弱い方には急な温度差はよくありません。
アトピーの人や肌が痒い人は背中も搔いていることが多く、シャワーが当たる背中部分は
傷があると水圧で傷口が開いてしまうので、なるべく、頭から被るほうが良いです。
最近のシャワーヘッドは全て、節水効果謡いで水圧が強いので、傷口には注意しましょう。
洗面器に水をためて、バシャっと被るのもアリです。
また、体調が悪いときは控えましょう。
どんな美容法を試しても、内側のケアは出来ません。
健康でいることが、一番内側のケアに繋がり、キレイな肌が続きます。
おそらく冷水シャワーやって、劇的に変わることはありません。
冷水シャワーやったから、絶対体調良くなる。なんてこともないです。
疲れるくらいに動いたら、誰だって夏バテになったり体調を崩します。
むしろ、あんまりわからないくらいでちょうど良いのです。
この夏無理をせずに過ごして、冷水シャワーを継続してみて、
夏の終りに「そういえば体調崩さんかったな。」「夏バテにならへんかったな。」と思えるくらい。
それくらいでちょうど良いのです。
スキンケアも同じく、こまっきーのスキンケア使ってて「なんか最近、肌荒れしいひんな。」と思うくらい。
それくらいでちょうど良いと考えています。
-化粧品研究者こまっきー
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