化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

頑張ろうと思うから日々がシンドくなる。

「よし。頑張ろう。」
この言葉をどういうときに使っていますか?
辞書を開いて書いてある意味はさて置き、「頑張ろう。」と思う時は、今よりも奮闘しなくてはいけないときだと思います。

ランニングをしていて残り10分。更に自分を追い込む意味での「頑張ろう。」。
帰り間際に思わぬ仕事がふりかかってきて、「最悪やあ。」と落胆してからの、「早く終わらせよう!」という意味での「頑張ろう。」。
今日は仕事が忙しくて疲れたけれど、もうそろそろ子どもたちが帰ってくる。「急いで晩ごはんの支度をしなくちゃ。」という意味の「頑張ろう。」。
このように、いつもの自分のペースを更に上げる時、更に上げなくてはいけなくなったときに使う言葉が「頑張ろう。」ではないでしょうか。

「頑張ろう。」を普段の日常で使ってしまうと、日常がシンドくなります。
「ああ、明日から仕事や。頑張ろ。」と日曜日の夜に思うということは、月曜から金曜までは頑張らないといけない曜日となります。
1週間のうち、5日も頑張らないといけないなんて考えるだけでシンドいです。

日常的に必ず起こること、やらなくてはいけないことに対して、疲れてもいないのに「頑張ろう。」と思うということは、自分にはそれが特別なことだと認識してしまっています。
月曜から金曜までの仕事は必ず起こることではなく、特別だから頑張ってやらなくてはいけない。そんな風な気持ちが月曜から金曜まで続くので、シンドいのではないでしょうか。

「今の仕事にやりがいを感じれないから。」や「今の仕事が特別好きじゃないけどお金欲しいから。」というボヤキが聞こえてきそうですが、100%好きで溢れているものはありません。
好きなことを仕事にした僕でも、苦手な事務職はしなくてはいけませんし、お金の管理もしなくてはいけません。それも結構時間を使うことばかりです。自分のしたい仕事を選んでも好きじゃない部分は必ずあります。

自分の部屋を100%好きで溢れさせても、定期的に掃除はしないといけません。ご飯を食べないといけませんし、お風呂に入らないといけません。このどれかが億劫でサボってしまうと、100%好きで溢れている自分の部屋で過ごすことは出来なくなるでしょう。

そしてなにより、100%好きで溢れた部屋を作るにはお金が必要です。
なのでご飯を食べると同じくらいに、働くことも日常の1つです。

日常の出来事であり、特別なことではないのですから、ぼーっとしてたってその時間はやってきます。
ぼーっとしてるだけでも時間が来ればお腹は空きますし、掃除しないと部屋は汚くなりますし、時間が来ればお風呂に入りたくなります。
仕事もそれと同じように、時間が来ればやってきます。

勝手にやってくるものに、いちいち「頑張ろう。」と思っているところを想像してみてください。
朝起きて顔を洗うことを「頑張ろう。」、朝ご飯食べることを「頑張ろう。」、仕事に行く準備をするのを「頑張ろう。」。
キリがなくて、「頑張ろう。」と思う事が嫌になるはずです。

職場に嫌いな人がいて、その人から避けようとしても、また別の嫌いな人が出てきます。
好きが100%にも0%にもならないように、嫌いも0%にすることは出来ません。
必ず1人はいます。
そしてその人のことを100%嫌いというよりも一部が嫌いなだけです。
「こういうところが嫌い。」と一部を指して嫌いだと思うわけですから、その他は好きでも嫌いでもないか、好きな部分もあるわけです。
「上司に媚売ってて、ヘラヘラしててムカつくなあ。」と思っている人でも、そのヘラヘラに自分が救われるときだってあるはずです。

交際している相手だって、結婚したパートナーだって、100%好きというわけではないでしょう。
ムカつくことだってあるし。、こういうところが嫌い。」と思うことだってあります。
それが誰よりも好きに傾いているからパートナーなのであって、一番近くにいる人にも嫌いな部分はあります。
そしてそれは相手から見た自分もそう見えています。
パートナーの場合は、相手にとっても自分が誰よりも好きに傾いているから両思いなのです。

誰よりも嫌いに傾いている人を1人排除しても、誰よりも嫌いの枠が消えるわけではありませんので、必ずそこに誰かいます。
自分が好きだった上司が転勤になると、その役職は空白になるのではなく、誰かが来ます。
すると最悪な上司だったりします。
それと同じように、誰よりも嫌いなあの人から離れるために部署を異動しても転職をしても、更に嫌いな人に出会う可能性もあります。

誰よりも嫌いな人の枠が必ずある以上、その人とどう折り合いをつけて付き合っていくかを考えなくては、キリがないです。
一緒にいる時間が長ければ長いほど、自然と相手の事が分かってくるように、誰よりも嫌いな人は変わらない方が、自分なりに対処法を見つける事ができます。
人間関係で転職をすると、逃げ回ることが癖になってしまいます。
いつまでも自分にとっての誰よりも嫌いな人を対処することが出来ません。
人間関係の転職はそこに注意して仕事を辞めるべきだと思います。

職場の嫌いな人から避けてもロケット鉛筆のように出てきます。
抜いても抜いても、社会にはロケット鉛筆が沢山ありますから、ゼロになることはないです。
だったら1つのロケット鉛筆の芯を使い切る方が楽かもしれません。

嫌いな人がいることも、避けれない日常の1つなのですから「頑張ろう。」と思っていると、いつまでも克服出来ません。頑張っているのですから、通常の自分の時に誰よりも嫌いな人と接することが出来ないです。毎回頑張らないといけません。

日々自然とやってくる事に「頑張ろう。」と思っていると、毎日がシンドいです。
嫌いはゼロにはなりませんから、嫌いな人は折り合いをつけるしかありませんし、嫌な仕事は好きになるしかないでしょう。

仕事を頑張ろうと思っていると、1週間に5日は通常の自分よりも頑張らなくてはいけなくなります。
「頑張ろう。」は通常の自分よりも奮闘しなくてはいけませんので、多ければ多いほど精神的に疲れます。
「頑張ろう。」と思うことは少ないほうが自分にとっては楽なはずです。
「頑張ろう。」と思って疲れている人は、仕事も嫌いな業務も嫌いな人と接することも、ご飯を食べることを同じくらい日常的であると意識して、通常の自分の幅を広げたほうがいいかもしれません。
頑張ることは、本当に頑張りたい時に取っておきましょう。

化粧品研究者こまっきー

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