化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

スマホに何を求めるのか。

「スマホ一台でなんでも出来る。」
そんな言葉が出てきた頃と並行して、スマホは大きくなっていきました。
iPhoneは片手で持てるくらいのサイズ感だったのが、plusという一回り大きい機種が出てきました。するとplusのサイズ感がレギュラーサイズになり、今やplusにproにpromaxとすごい品揃えです。

iPhoneが画面を大きくした背景にはAndroidの人気が影響されているという話を聞いたことがあります。
スティーブ・ジョブズは手に持った感覚を語っていましたし、大きいiPhoneが出てきたのはスティーブ・ジョブズが亡くなって以降です。

僕がAndroidを使用したのは、2011年の頃です。
当時は「iPhoneを持つ人はミーハーな人たちだ。」と思ってAndroidのスマホ、サムスンのギャラクシーを買ったのですがこれが大失敗でした。
使い始めて半年で電池が急に80%から10%になり、そのまま電池が切れることが起こりました。外出するときはモバイルバッテリーが手放せなくなりました。
あまりにも急に電池が減るので、交換してもらいました。
すると今度は急にフリーズして動かなくなりました。
当時は勝手にリアルタイムで保存してくれる機能なんてありませんでしたから、メールを打っていてフリーズすれば、強制再起動をして、メールは最初からやり直しです。
なんの前触れもなく、急にアプリが強制終了する時もありました。
主にメールという初期設定から備わっているアプリがまるで機能していませんでした。
怒りのあまり、壁に投げつけたこともあります。

2013年、2年縛りの呪縛から放たれて「もう二度とAndroidは買わない。」と誓い、iPhoneを買うと、使いやすさに感動しました。
フリーズすることはないし、電池が急に無くなるのも2年経つ頃でしたから「それなら仕方ないか。早く変えたいな。」と思う程度でした。
変な先入観を持っていたiPhoneに謝り、以降iPhone一筋です。
2013年のiPhone5sですから、スティーブ・ジョブズの息がまだかかっているiPhoneと言われていました。

そんなiPhoneは2014年のiPhone6から急に大きくなりました。
ちょうどこの頃が「スティーブ・ジョブズがいた時は・・・」と囁かれながら、Androidの人気が高まっているときでした。
iPhone6sで大きいiPhoneを使ってみようとplusを買ってみると、これが大失敗でした。
当時はまだpaypayも電子マネー決済もできませんでしたから、買い物するときは財布が必要でした。
Amazon videoとかU-NEXTとかNetflixをスマホで観るような時代じゃなかったので、大きくなったiPhoneはただ大きいだけのiPhoneで、正直邪魔でした。
「大きくて見やすい。」と言っても、iPhoneを触らない時間の方が長く、その時間に邪魔だと感じることが多かったので、必要ない時は家に置いて出かけたこともありました。

「二度と大きいiPhoneを買わない。」と誓い、毎回機種変更の時期になると、一番小さいiPhoneを買うようになりました。

iPhone8、iPhone11で、カメラが出っ張ってきた時には「最悪や。」と思いました。
その頃から僕はiPhoneケースを使わない派でしたので、出っ張りが邪魔でした。iPhoneにminiが出た時は本当に嬉しかったです。
iPhone12の年はまだ機種変更できるタイミングではなかったので、iPhone13の時にminiを買いました。昨年は機種変更のタイミングでしたが、miniが出なかったこととiPhoneですることが多くなかったので、「使えるまで使おう。」と思って、今月で丸3年になります。
まだまだ使えそうです。

iPhoneでAmazon videoやU-nextにNetflixなどで映画が観れるようになってから、電車の移動時間に映画を観ている時もありましたが、電車の騒音で字幕ならまだしも、邦画の場合は声が聴こえなくなるので、電車の中で映画などをみるのを辞めました。
音楽も最初はiPhoneに曲を入れていましたし、無料の範囲でSpotifyやamazon musicを使ったことがありますが、音が悪すぎて使うのを辞めました。
ウォークマンのようなデジタルオーディオプレイヤーを買って、そこに音楽を入れて聴くようになりました。せっかく良い音で聴けるようになったのに、電車の音でかき消されるので、音楽は家で聴くようになりました。
電車では騒音の影響を受けない読書をすることにしました。

macbookが潰れたので、思い切ってデスクトップのiMacを買いました。
ノートパソコンに慣れていると持ち運びできないことが不便だと感じるかと思いきや、そんなことはなく、すごく快適になりました。
画面は大きくて見やすく、パソコン台を使って視線の調節をすれば、姿勢が良くなりました。
画面が大きいので、映画や動画はデスクトップのiMacで観ています。

メールなどのやり取りもiPhoneのキーボードよりもパソコンのキーボードの方が楽なので、連絡はパソコンで行っています。
iPhoneからやり取りする時は、外出するときくらいです。

カメラもちゃんと撮りたい時はミラーレス一眼を使いますので、iPhoneにカメラの性能を求めることがありません。
以前最新のiPhoneのカメラを使わせてもらったことがありますが、あのデジタル感がある写真写りが好みでないのと、ファインダーを覗くか覗かないかは全然違うので、やはりカメラの機能を求めるのであれば、一眼に限ります。

「スマホ一台でなんでも出来る。」
そう言われ始めて、なんでも出来るスマホになる為かのようにスマホは大きくなっていきました。
当時僕はゆくゆく独立して仕事をしようと思っていたので、「ほんまに何でもできるならええなあ。」と思って、大きいiPhoneを買ってみたものの、大きくしたメリットを感じることができませんでした。

いくらiPhoneの画面が大きくなっても、テレビのようにはなりません。
ノートパソコンよりも小さいです。
そんな小さな画面の大きさで争って、持ち運び出来る最大の大きさで映画を観るよりも、大きな画面で見た方が、映画は面白いです。

イヤホンジャックが無くなったことで、デジタルオーディオプレイヤー、略してDAPを買うことになりました。小学生のころにMDプレイヤーやCDプレイヤーを買い、中学生の頃からウォークマンを持っていた僕は、「スマホ一台で何でも出来る。」の流れに乗って、ウォークマンを持つことを辞めました。
今持っているものはアステルアンドケルンというメーカーのものですが、改めてDAPで音楽を聴くと「iPhoneはめちゃくちゃ音が悪かったんだな。」と気づきました。
イヤホンは一緒なのに、聴こえる音の種類も響き方も違いました。
サブスクに入っていれば月1000円かかります。
年間12000円です。
僕がTSUTAYAでCDを借りて音楽を入れていた頃は、年間で12000円も音楽に使っていませんでした。CDの方が音がいいので、今でもサブスクには入らずにTSUTAYAがないのでCDを買っていますが、年間6000円くらいです。
スマホで音楽を聴くのは金銭的にも音質的にも、勿体無いと感じています。

結局スマホ一台でなんでも出来るわけではなく、「妥協をすればなんでも出来るではないか。」と思っています。
妥協すれば小さい画面だけど映画が観れる、妥協すれば音が悪いけれど音楽が聴ける、妥協すれば一眼には劣るけれど綺麗な写真が撮れて、スマホ一台でなんでも出来るけれど、どれも元からある機械には劣っていることに気づきました。

そこまで妥協して1つにしないといけないのでしょうか?
妥協した割には、高機能のスマホの値段はパソコン並みの金額です。
どれもバラバラに買うよりは安いですが、妥協して求めることなのか、考えなくてはいけないでしょう。
そこまで求めないなら、一番安い機種を長く使えばいいのです。

高画質のカメラ搭載の高価なスマホを買うのではなく、一番安い機種と一眼という選択肢もあります。ミラーレス一眼の登場で、一眼もコンパクトになりました。
フィルムカメラがいまだに人気なように、画質の良さと写真の良さは関係ありません。

今僕がiPhoneでしていることは、外出時の買い物に使う電子マネーと、外出時の連絡、それとSNSくらいでしょうか。
Instagramはスマホのアプリの方が見やすいです。
後は「Hey,siri」でパスタのタイマーを図ります。

○○すれば、○○できる。
そうすれば、便利になる。
一本化できる。
そう聞いて「ほなせっかくやから高いほうにしとこか。」と高いスマホを買っている人は多いのではないでしょうか。
これ1つで何でも出来ると思って、自然と妥協している自分に気づいていない人が多いのではないでしょうか。
分けた方が自分の満足感が上がるものはあると思います。

改めて、スマホに何を求めるのか。を考えてみるのは、生活周りの整理にいいかもしれません。

化粧品研究者こまっきー

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