化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

これは疲労か?それともストレスか?

病気を治すのに一番必要なのは、休養です。
休養には2つの意味が含まれており、“休む”ことと“養う”ことがあります。
“休む”とは、過去の疲労を回復し、元に戻ること。
“養う”とは、明日に向けて健康を高めることです。

過去とは昨日も過去ですし、1週間続いた忙しい毎日も過去です。つい1時間前にバタバタして疲れたことも、過去になります。
明日へ向けて“養う”には、まずは過去の疲労を取らなければいけません。
疲労回復していないのに、「よし、明日も頑張ろう。」という気には、思い込まない限りなれないです。
休養には2つの側面があると言われていますが、こうして考えてみると“休む”の延長線上に“養う”があると思います。

この休養というのは、ただ単にゆっくりしているだけが休養というわけではありません。
体を動かしたり、友達とお喋りしたり、趣味をしたり、本を読んで知識を高めたり、自分のことを考えることも休養に含まれます。
休養は過去の疲れを取り、明日に向けて健康を高めることですので、明日へ向けて心身の調節をするものが休養に当てはまります。

たいてい疲労といえば、体力的に疲れていることを指して、精神的に疲れている時はストレスが原因と言います。
疲労の原因の1つにストレスがあって、ストレスの原因の1つに精神的な負荷があるので、ストレスは疲労に含まれるのですが、疲労とストレスを分けて使う言葉遊びが休養に対する考え方を邪魔しているように感じています。

疲労だと感じれば、ゆっくりすると思います。
疲労を感じる時は体力的に疲れている時なので、出来るだけ体を動かさないようにします。出来るだけ何もしないようにします。
しかしストレスの場合は、何かしようとします。
ストレス発散という言葉があるように、発散するためにあれこれ方法があります。
ストレス発散はあるけど、疲労発散はありません。
疲労は回復という言葉が続きます。
ストレスは疲労の原因の1つなのですから、回復でいいと思うのですが、発散という言葉を使ったことで「ストレスは何かして発散しないといけない。」と思いがちです。

ストレスは疲労の原因の1つですが、疲労の原因を特定するのは難しいです。
体力的に疲れている時は、イライラします。
つまり、体力的に疲れているときは、精神にも影響します。
体力的に元気だと簡単に受け流せる旦那や奥さんや彼氏彼女や上司の言葉を、疲れていると過敏に反応してしまうことがあると思います。
ではこの場合、一般的にいう疲労と捉えてゆっくり休むべきでしょうか。
ストレスと捉えて何か発散しようとするべきでしょうか。
ほとんどの人はストレスと考えて、発散することを考えるのではないでしょうか。
しかし実際は体力的に疲れているのですから、まずはゆっくりするべきです。

ゆっくり休んだり、体を動かしたり、友達とお喋りしたり、趣味をしたり、本を読んで知識を高めたり、自分のことを考えることも休養に含まれるので、仕事終わりや休日の行動は休養に含まれることばかりです。
そのどの行動で休養をするのか?という選択によって、“休んで”、“養う”に繋がるか、さらに疲労してしまうかを左右します。
先ほどのように、体力的に疲れている上でのストレスなのに、ストレス発散のために動いてしまっては、更なる疲労を生み出してしまいます。
体力的には元気なら、体を動かした方が、気持ちがスッキリして前向きな気持ちになれるでしょう。
体を動かさずにゆっくり休むことも、体を動かすことも、どちらも健康に繋がります。
問題は、今はどっちを選ぶべきかです。

僕たちは疲労とくればゆっくり休み、ストレスとくれば動いて発散するものだとどこかで思っています。
そして疲労と感じることよりも、ストレスを感じることの方が多いので、たとえ疲労していても何かをして発散しようとして、さらに疲れを溜め込んでしまっています。

ストレスは疲労の原因の1つですから、まずは「疲労か?ストレスか?」と考えることをやめなくてはいけないでしょう。
体力的に疲れているのに、ストレスが原因だと考えて動いて発散し続けていると、疲れに鈍くなります。
なので、体力的な疲れなのか精神的な疲れなのかよく分からない人は、まずはゆっくりしてみてはいかがでしょう。
ゆっくりしていれば、体の方から発信しているシグナルに気づくことができます。
すると、ゆっくりするべきなのか、体を動かして発散するべきなのか判断できるようになるでしょう。

“休む”ことができないと、明日へ向けて“養う”ことができません。
明日へ向けて“養う”ことができないと、毎日が後ろ向き思考になっていきます。
今の社会の空気感は、“養う”ことが出来ていないからじゃないかと思います。

疲れていると感じたとき、決して検索をして解決方法を探そうとはしないでください。
答えはネット上ではなく、自身の体の中にあります。
検索しようと思ったとき、まずはゆっくり休んでみてください。

化粧品研究者こまっきー

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