化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

健康はそんなに難しいことじゃないはずだ。

健康に過ごすことはそんなに難しいことなのでしょうか。

健康を意識するといえば、まずは食事があります。
栄養学の本を読めば、炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素をバランスよく食べると書いてあります。
そしてビタミンやミネラルも。と書いてありますが、ビタミンやミネラルは意識しなくとも、3大栄養素の米や肉に含まれています。
3大栄養素と言うと米と肉を思い浮かべ、野菜が含まれていない気がするので、野菜をもっと沢山食べましょうという発信があるのかもしれませんが、米と肉ばっかりは食べていられないでしょう。
なんとなくサッパリしたものが欲しくなるはずです。
それが牛丼で言うところの玉ねぎや生姜であり、ハンバーガーでいうところのレタスとトマトと玉ねぎにあたります。
バンズとパテのみのハンバーガーは食べていると飽きると思います。
こういう一見栄養バランスが悪く、体に悪そうな食事でも、やっぱりサッパリしたものが入っています。

僕はこのように栄養バランスを気にして計算したりするよりも、なんとなくのバランスを意識した方がいいと思っています。
そもそも、お米ひとつとっても、品種や農家が変われば味が変わります。
味が変わるということは、栄養バランスも変わるでしょう。
肉の栄養価も同じです。
同じサーロインステーキでも、 高級な肉とそれなりの肉では脂のサシが違うはずです。
見た目が白ければ白いほど脂が乗っていますので、Wikipediaに載っている栄養価のバランスとは異なるでしょう。
当然、同じ産地の牛でも部位によっても変わってきます。
同じ産地の牛の同じ部位でも、僕らと同じように一匹一匹違います。
なので計算というのは無理な話です。

計算するのではなく、1回の食事で気持ちよく食べられるかという感覚を重視した方がいいのではないかと思います。
肉を食べるとご飯が進みます。そればっかりだと口の中がこってりしてきますから、サッパリしたものが欲しくなります。野菜を食べて口の中をサッパリさせたら、また肉を食べてご飯を食べる。たまに水分が欲しくなり、お茶を飲む。
普段、食事をしていると、だいたいこんな感じで食べていると思います。
もしそこで、肉に飽きてきたら野菜が足りないのでしょう。
ご飯が余ったら肉が足りないのでしょう。
野菜が余ったときは、野菜が多かったことよりも日常で野菜を食べていないことになります。
とくに外食したときの野菜の量は大抵少ないですので、野菜が余ったときは「普段から野菜をあまり食べていないかも?」と考えてみましょう。

1回の食事で、ラーメンにチャーハンとこってりしたものが食べたくなることもありますので、1回とは言わずに1週間をざっくりみた方がいいかもしれません。
1回の食事の感覚を気にするときは、定食のような食事のときでしょう。

その中でも意識していないと食べていないものがあると思います。
野菜はよく言われていますが、僕の場合は魚です。
僕は魚は意識していないと、魚を食べることを忘れてしまうので、1週間に1回は食べることを意識しています。
おそらくこんな感じで食べていれば、わざわざ計算しなくとも大体バランスは取れているはずです。

野菜を意識するのが苦手な人は味噌汁に野菜を沢山いれてしまいましょう。
そのときに安い野菜でいいんです。
小松菜に大根に人参に白菜に玉ねぎにキノコ類など。
スーパーに行って、季節の野菜を買って味噌汁に沢山入れておけば、野菜が不足することを防げるでしょう。
よく野菜を沢山食べるといえば、生野菜を食べているのを見かけますが、生野菜は体を冷やしますので、これからの季節なら火を通した方がいいでしょう。
味噌汁だけじゃなく、作り置きできる筑前煮も野菜を適当に沢山入れたら作れる料理です。

他にも健康といえば、適度な運動と書いてあります。
定期的に運動するとも書いてありますが、運動って体を動かすことですから、日中の殆どの行動が運動に当てはまると思います。
会社に行くのに家から駅まで歩いて、駅から会社まで歩くのは通勤と言いますが、ウォーキングとも言えます。
営業で歩き回っていれば、立派なウォーキングです。

学生の頃を思い出してみても、学校に行けば殆ど座っていましたから、まるで事務職みたいです。
体育の授業は週に3回で、1コマ50分ですから1週間で体育の時間は1時間半です。
それも種目によって運動量はかなり変わってきます。
野球だったら、ずっと走り回っているわけではないでしょう。
営業マンだったら、それ以上に歩き回っているのではないでしょうか。

運動=ランニングやウォーキングと決めつけてしまうから、運動不足だと考えてしまいます。
休日は友達や家族と遊びに出かけたりしているはずです。
友達と遊んであちこち歩き回っていれば、立派なウォーキングです。
買い物に行くのに往復20分自転車を漕いでいけば、ジムのように負荷はかけられませんがジムのサイクリングのような運動になっています。

運動と言われているものをしなくてはいけないと思わなくても、僕たちは何かしようと思えば、体を動かさないと何もできませんので、元気にお出かけしていれば、それなりの運動になっているのではないでしょうか。
ただし長距離ならまだしも、近場でも車で移動するのが癖になっている場合は運動不足かもしれません。それでも平日に仕事で歩き回っていれば、休日くらいは楽をしてもいいでしょう。

運動=ランニングやウォーキングで、仕事以外の時間に行うものと考えるから、殆どの人が運動不足だと感じます。
しかし駅まで歩いていく通勤はウォーキングですし、スーパーに買い物へ行くのもウォーキングやサイクリングです。
仕事中(家事中)とそれ以外で分けて考えるのはおかしいです。
仕事で歩き回っているのに、運動は仕事以外の時間でしなければいけないと休日にランニングをしていると、余計に疲れが溜まりそうです。

健康を難しく考えるから、食事は計算するくらい気にしなければいけないと考えたり、運動はわざわざやらなくてはいけないと考えてしまいます。
そんなに難しく考えないと健康が維持できないなら、誰も健康になんてなれないでしょう。
実際はそんなことはなく、殆どの人が元気に会社に行き、休日は遊んだり趣味を楽しめているのですから、健康であると言えます。

健康を含め、日常的なことはもっともっと単純に考えてみてもいいのかもしれません。
日常のことはそんなに難しくないはずです。

化粧品研究者こまっきー

↓こちらへどうぞ↓

www.komacky.com