化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

身体はコツコツ、心は気まぐれ。

身体は時間に正確で、毎日コツコツやるのを好みます。
多少食べ過ぎたから次の日ご飯を抜くとか、ダイエットすると身体の働きに変化が起こります。
昨日はあんなに食べたのに、今日はこんなに少ないという変化です。
ダイエットで食事を急に減らすのも変化です。
食べ過ぎはそんなに長く続くものではありませんので、食べ過ぎも変化ですが、食べなさすぎよりはいいです。
コツコツが好きな体にとってはこの変化は負担になります。
食べ過ぎると余分な栄養は脂肪になりますが、食べなさ過ぎると、体は昨日よりも少ない栄養で、今までと同じようにやりくりをしなくてはいけません。
お腹が空くと頭が回らなくなるので、自分でも体感しているはずですが、食事以外で食べなさすぎと同じような現象を例えてみると、仕事で人が足りない時です。

「よし、明日からダイエットするぞ。」と社長が急に10人いた職場を5人に減らして「それでも1日の仕事は同じ量をこなすように。」と言い出したら、次の日から職場はどうなるでしょうか。
反対に、人数を増やして10人で上手く回っていた職場が15人にすると、脂肪のように仕事をしない人が生まれます。
どっちに傾いても社員は愚痴しか言わず、愚痴を言わないときはその間のちょうどバランスの良い時しかないので、愚痴が出ている方が平常運転なのかもしれません。
一番いいのは増えたり減ったりしない状態です。10人なら10人で、仕事をやりくりするように工夫していくでしょうから、増えたり減ったりするよりは、変わらない方が楽なのです。
ちなみに、体脂肪率はゼロにはならないように、いくら人を減らしても、仕事をしない人は必ずいます。

このように、体の中と社会の動きは似ているところがあります。
僕はむしろ、マトリョーシカのように体の中の働きがそのまま大きくなっているのが、僕たちが生活している社会ではないかと考えています。
ただ、体の中には欲や駆け引きはないと思いますが。

仕事に例えてみると、食べなさ過ぎは結構負担が大きいことがわかると思います。
そして変化がある方がしんどいので、ちょっと食べ過ぎたくらいのことは気にしない方が、体にとっては楽なんです。
体は毎日3食同じ時間に同じくらいの量を食べる、同じ時間に起きる、同じ時間帯に行動をする、など同じことの繰り返しを好みます。
だから、変化の大きい季節の変わり目はいつもと違うことが起こるので、体調を崩しやすいのですが、そういう気温の変化によって身体は学び鍛えられていきます。
体は一定を好むのは楽だからですが、体を強くするには変化が必要なわけです。
仕事のようにわざわざ人数を減らしたり、新しい事を始めようとしなくても、体の場合には季節の変化があります。
ですので外の気温とかを一定にするのではなく、身体の中の動きを一定にする。朝起きる時間や食べる時間、食べる量に寝る時間などを一定にして、身体の中ではみんなコツコツ働けるような環境にしながら、季節や外の変化に対応をするというのが理想です。

健康であることが美容に繋がります。
なので僕は食事や生活などの健康面についての記事を書いています。
肌がキレイであるということは、体調が良い、つまり健康であるということです。
体は毎日コツコツする生活した方が良いことを書きましたが、人間には体ともうひとつ、心があります。

体とは裏腹に心は気まぐれです。
楽しい、嬉しい、悲しい、怖い、怒り、など同じようなシチュエーションでも表現が変わります。僕の母は毎回怒るポイントが異なり、子供の頃に怒られたことを数日後に同じようにやっていまっても、「ああ、そう。」と怒らない時がありました。
怒る前の心次第で、怒るか怒らないかが変わってくるのです。

5月病や梅雨の憂鬱な気分、夏の気分の盛り上がりから残暑の盛り下がった気分まで、心による気まぐれで食欲が湧かなかったり、めっちゃ食べれたり、ぐっと眠れたり、些細なことが気になったりします。
体は毎日コツコツやることを意識していても、心の気まぐれが体調を崩します。

体のために出来るだけ毎日同じような生活を送ることはできても、心の気まぐれは自分でコントロール出来るものではないです。
天気によっても変わるし、嫌なことがあるとイライラするように、周りにかなり影響されます。たとえその感情を押し込んでも、押し込んだ分余計にストレスがかかるため、感情は出したほうがストレスは軽く済みます。
試しに、上司か誰かに嫌な事を言われた後に、「私は大丈夫。」と思いながら笑顔を作ろうとしてみてください。かなりシンドいと思います。
嫌なことはすぐ忘れろとか忘れる方法とか言いますが、今感じている自分の感情を無視することは一番負担になります。

「人と人が支え合っているから人なんです。」という金八先生の言葉がありますが、
「体と心の2つで人なんです。」と僕は言いたいです。
人の漢字を書いたときに、長い左側が体なのか心なのか。
人それぞれ違い、長さの度合いも人という字を書いたときのみんなの字が違うように異なるでしょう。

体はコツコツ、心は気まぐれです。
体は毎日コツコツ同じ事を繰り返したいのに、心が外から影響されて体を乱します。
しかし体にとっても、多少は乱された方が強くなりますから、体にとって心は必要なのでしょう。
自分がどんな人のバランスなのか、人という字で考えてみると面白いかもしれない。
体と心のバランスは家や学校、会社などでも変わってきて、どこでどういう負担がかかっているのか、分かるかもしれません。
ただ、わかっても心の部分は避けようがないです。
忘れようとすればするほど、その感情はいつまでも心の残りますから、その感情を素直に受け入れれた方が、忘れられるでしょう。
ただそれも難しく、忘れようとしても忘れられないので、心はコントロールできないのです。
気候の変化や心の気まぐれで体の中に不備が出ても体調を崩したり肌荒れしないように、
僕たちが出来ることは体のコツコツを一緒にやることではないでしょうか。

ぜひ、体調の崩しやすいこの季節は不調がわかりやすい季節ですので、体のコツコツを意識してみてください。

化粧品研究者こまっきー

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