「お昼ご飯何食べたい?」
「なんでもいいよー。」
「晩ごは、」
「なんでもいいよー。」
と、度々カップルや夫婦でも、「何でもいいちゃうねん。」と問題になる話題に“なんでもいいよ問題”があります。
僕も度々、いや結構あります。
僕は料理する側で、たまに「晩御飯何にする?」と聞いても、「なんでもいいよー。」とか「特に食べたいものはない。」と返事が返ってきます。
その「なんでもいいよー。」の声が呑気な言い方に聞こえるので、毎日献立を考えている側は苛立ってしまいます。
この間もこの「何食べる?」「なんでもいいよー。」のやり取りがあって、ふと思ったことがあります。
「僕だって、そんなに毎日何か食べたものがあるわけじゃないんだ。」と。
昨日食べたものとか、最近食べてないものから考えて、献立を決めています。
豚肉料理が2日続けば「今日は鶏肉で何か考えよう。」と思ったり、1週間に1回は魚を食べると決めているので、今週魚食べていなければ、「魚屋さんに魚を見に行こうか。」と考えます。
野菜はその時の旬のものを買うのが安いので、野菜から献立を決めることもあります。
春はにらが安いので、1週間に1回はにら料理を作ります。
秋は茄子が安くて美味しいので、1週間に1回は茄子料理を作ります。
この間気づけば、僕は自分が食べたいものから献立を考えているわけではないことに気がつきました。
おそらく「なんでもいい。」と答える人は、「何食べたい?」とか「お昼ご飯どうする?」と聞かれて、食べたいものを考えているのでしょう。
なので、特に食べたいものなんてないから、「なんでもいい。」と答えているのではないでしょうか。
毎日献立を考えている側と、たまに「何食べたい?」と聞かれる側には、このような思考のギャップがあると思います。
だから「なんでもいいよ。」という言葉に「たまには、なんか案だしてよ。」と言い返し、
「特に食べたいもんないねん。」と返ってくる言葉にイラッとして言い争いが始まってしまいます。
自分も、食べたいものなんてないです。
そもそも、食べたいもんなんてそうそう、毎日あるもんじゃないです。
そりゃあお昼になればお腹が空きますし、お腹が空いたら、何か食べたくなります。
何が食べたいか。と言われると、
ほとんどの確率で何でもいい。と考えています。
なのでほとんど毎日近場にある飲食店の中から選びますし、昨日か今朝に作ったお弁当を食べることができます。
「何でもいいよ。」と答えてよく怒られる人たちは思考を変えてみるべきでしょう。
「いや、何食べたい?って聞かれるから、なんでもいいと答えてるねん。」と思うかもしれませんが、「何食べたい?」の時だけではなく、「どうする?」と聞かれている時もあるはずです。
どちらにしても、「何食べたい?」と聞かれた時は、最近食べていないものや、最近行ってない店を「これは最近食べてないけど、どお?」とか「ここどお?」と勧めてみてはいかがでしょうか。
毎日献立を考えていると、メニューが固定されがちです。
「なんか最近同じようなもんばっかり作ってるな。」と思うから献立に行き詰まって「何食べたい?」と聞いているのです。
「何食べたい?」「何にする?」「何がいい?」「どうする?」と聞かれた時に、「なんでもいい。」は一番言っちゃいけない言葉です。
何か案をださないといけません。
その時に自分の食べたいものを考えると、どう考えても「なんでもいい。」に辿り着く確率は高いです。そうではなくて、最近食べていないもの、食べに行っていない飲食店、食べに行きたいと前に行っていたお店を思い出し、「ここどお?」と提案すれば、ご飯前の空腹でお互いイライラしているときに、諍いを起こすことなく、美味しいご飯が食べられるでしょう。
化粧品研究者こまっきー
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