化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

最初くらい、期待したっていいじゃない。

自民党の総裁に石破さんに決まった瞬間、SNSでは否定的な投稿に溢れました。
その後首相指名選挙で第102代内閣総理大臣に指名され、10月1日に内閣が発足されました。
ここ数日、石破さんが何か動くたびに、SNSでは否定的な投稿ばかりで、それに便乗するかのようにマスメディアも同じような事を言い始めています。
しかしまだ何も始まっていないです。

今までは個人の意見を発言できていた石破さんは、これからは自民党の意見として捉えられることになります。
トップの座につけば、自分の意見だけではなく周りの意見も反映しないといけなくなります。
もし首相になった石破さんの個人の意見だけで政治を動かせられるなら、民主主義で選ばれた独裁国家になってしまいます。

これは僕たちも学校ですでに体験しています。
文化祭の出し物を決めるとき、クラスの文化祭委員が自分は「お化け屋敷がやりたい。」という理由で文化祭委員になっても、その意見は必ず通るわけではないです。
むしろ委員の人はみんなで出し合った意見を黒板に書き、何か知っている情報があれば提示して、多数決か何かで意見をまとめなくてはいけないポジションです。
そのとき、委員になった人がガキ大将的なポジションだったり、友達が多くて予め相談していたなら、委員の人がやりたかったお化け屋敷に決まるでしょう。
それでも、多数決で挙手した時に、普段仲がいい人ばかりがお化け屋敷に手をあげていたら、多数決で勝っても、反発が起こることがあります。
僕も実際に、高校の文化祭のTシャツの色を決めるとき、クラス40人中女子が10人しかいなかったので、女子は「これでは女子の意見が通らない!」と言われ、多数決が平等でないと猛反発されて一悶着あったことがあります。
そのときは多数決を取る前に、女子から「そんなダサい色のTシャツは着たくない!」という話し合いという名の罵倒を受け、ある程度ゴールが見えてから多数決をしていました。
この経験から、多数決というのは予め話し合いがあり、ゴールが見えている上で行われていると思っています。

なんだかんだ、選挙もこれに近いと思います。
自民党総裁戦では、誰が誰を推薦しているかというのが話題に上がっていました。派閥という形が無くなったとはいえ人間関係は切れないので、元派閥のトップが誰を推薦するかで、何十人の動きが決まります。
総裁選は多数決なので、誰か大物を味方につけなければ票が集まらず、総裁にはなれません。
この世に意見がピッタリ一致するような人は1人もいませんので、総裁になれた人は推薦してもらった人の意見を多少は聞かなくてはいけなくなるでしょう。

そして自民党総裁戦で総裁になれても、今度は選挙に勝たなくては意味がありません。総裁に選ばれたからと言って、自分を推薦してくれた人ばかりで自民党内の役員を決めたり、内閣の各大臣を選んでいては、党内で反発を喰らって選挙で勝てなくなりますから、その辺をいい塩梅にしないといけないでしょう。

ですので、「首相になる前と言っていることが違う。」という投稿を見かけますが、違うと思うならそれは石破さん本人の意見ではなく、党内の意見をまとめた結果なのでしょう。
学校の教室で椅子に座って言っていた発言と、委員として教室の前に立ったときに行う言動がことなるのと同じことです。
部活で部長になると意見や行動が変わることもそうです。
仕事で役職がつくと言動が変わるのと同じことです。
何かグループのトップに立つときは、自分の意見を持ちながらも周りの意見も取り入れていかないと成り立ちませんので、変わるのは当然でしょう。
後はどう上手く周りと折り合いをつけながら、自分の色を出していくかというのが腕のみせどころです。

そういうことは個人でも学校や会社でも経験があると思いますが、政治家ならわかっているはずです。
特に民主党政権で与党を経験した人なら、連立政権でしたので余計に意見の違いをどう反映していくかを沢山考えて議論したと思います。
自分とは意見が異なっていても、折れる時はあったと思いますし、その時に「意見が変わっている。」という批判を受けていたことでしょう。
なのに、石破さんの言動をいちいち否定していくのは、なぜでしょうか。
そういう人に限って、自分が同じような立場になった時に「ちょっと待ってくれよ。まだ始まってもないのになぜそんなに叩くのか。これだからマスコミはマスゴミなんだ。」とか言い出しそうです。

こういう状況を見ていると、政治が急に変わらないことがわかります。
仮に良さそうな人が現れても、その人を全面的に支持する人だけで政権が取れるほど人数が集まるとは考えられません。
もしそうなれば、ヒトラー政権みたいになるでしょう。
そういう意味では、色んな意見が入っている方が、極端に偏らなくて安全だとも考えられます。
しかし色んな意見が党単位で分かれておらず、自民党内でもいくつかの派閥があり、そこに多数決が悪影響して、変えられない状況になっているのでしょう。
こうしてみると、党という存在は自分で自分の首を絞めているようにみえます。

急に解散総選挙を表明した背景には、アメリカ大統領選挙が関係していると考えられています。
アメリカの大統領選挙は11月5日に行われます。
解散総選挙は10月27日です。
今世界の覇権を握っているのはアメリカで、アメリカはどっちが大統領になろうとも内戦が起こる可能性が高いと言われています。
民主党のカラマ・ハリスが勝てば、前回の大統領選が不正だったと考えている共和党支持者が「二度目は許さない!」と内戦を起こし、共和党のトランプが勝てば民主党政権の4年間でたっぷり増やした不法移民による暴動が起きると言われています。トランプが勝てばなぜ不法移民の暴動が起きるのかといえば、トランプは大統領になったら不法移民を追い返すと言っているからです。民主党政権のおかげでアメリカに入国出来た人たちが、強制送還を拒んで暴動を起こすのではないかと考えられています。

世界の覇権を握っているアメリカが他国ではなく自国の内戦に注力せざるを得なくなると、アメリカの権力が隣国との盾になっていた国は立場が危うくなるでしょう。
急な解散総選挙に対して色んな批判が出ています。
11月5日のアメリカ大統領選以降にどうなるのかはわかりませんが、そういったことが考えられる以上、それまでに基盤を固めておきたいと考えての解散総選挙だとも考えられます。

となれば選挙のときには、どの党だったら諸外国との諍いを上手く対応できるかということを考えた方がいいでしょう。選挙は比例代表と小選挙区がありますから、選ぶ党と人は別に一緒じゃなくていいのです。
諸外国との諍いに対応できそうな政党を選び、利権をなくすために世襲や大手出身、どこかの団体に所属している人を選ばないという方法で、自分の意見のバランスを取るという方法もあります。
比例代表では大きいコントロールは任せれそうな政党に任せ、小選挙区では市民の意見を反映してくれそうな人を選ぶというのが良いのではないかと考えています。
そうすることで、金持ちには見えない市民の声が国会に届くようになるのではないでしょうか。

最初くらい、というかまだ何も始まっていないのですが、批判的な投稿ばかりが目につきます。
何も動いていないのに批判的なことを発信している内容をみても仕方がないです。
トップが変わってメンバーが変わって落ち着いてくるのは1年くらい経ってからではないでしょうか。
せっかく変わったのですから、まずは期待しながら、動向を追いかけてはいかがでしょう。
良い悪いの判断は行動して結果が出てからですから、判断はもっと先にするべきだと思います。

化粧品研究者こまっきー

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