化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

肌が荒れたときをメモしておく。

肌が荒れた時は「うわー最悪や。」と思うのですが、肌荒れが治ったら、殆どの人は綺麗さっぱり忘れてしまいます。
そしてまた肌が荒れた時に「うわー最悪や。」となります。
なんとなく前回肌が荒れた時のことが記憶に新しいと、「スキンケアが合ってないのかも?」と考えて、スキンケアを変えようとするかもしれません。
そして気づけばそういうことを何年もやっているのではないでしょうか?
そこで、荒れた時期をメモしておくことをオススメします。

iPhoneのメモでもなんでも良いので、肌が荒れたと気づいた日付と、治った日付を書いておきます。
例えば、「2024/10/07 肌が荒れた→2024/10/17 肌荒れ治った。」
というのを肌が荒れるたびに書いておきます。
すると、肌が荒れるときには共通のキッカケがあることが分かります。

今年1年間、肌が荒れた時に記録したメモを振り返ると、春と秋の季節の変わり目に記録しているなら、その人は季節の変わり目に体調を崩しやすく、肌が荒れやすいのでしょう。
すると来年の春と秋は、今年よりも活発的に動かないように、疲れないように気をつけて過ごそうと対策を練ることができます。

季節の変わり目といっても期間が長いので、前半と後半に分けて考えると分かりやすいでしょう。
2月や3月の季節が変わり始めに肌が荒れたと記録があるなら、急な気候の変化で体調を崩しやすく、肌が荒れやすいと考えられます。
反対に4月下旬から5月の季節の変わり目に肌が荒れたと記録があるなら、急な気候の変化が起こり始めた時は大丈夫なのですが、大きな気温差などが続くとバテて体調を崩し、肌が荒れやすいと考えられます。
他にも後半の気候の方が肌が荒れやすいとも考えられます。
季節の変わり目の後半に肌が荒れやすい人が、季節の変わり目初期に肌が荒れなくて「なんや。今年は大丈夫そうや。」と思って活発に動いてしまうと、毎年と同じように後半に肌が荒れてしまいます。
それでは記録したことが裏目に出てしまっているので、季節の変わり目でも、急に気候が変わった時に肌が荒れやすいのか、気候の変化が続いた頃に肌が荒れやすいのかは把握しておいた方がいいでしょう。

また日本は四季と言いますが、四季以外にも特徴的な気候の月があります。
6月の梅雨は春とも夏とも言い難い気候ですし、9月の残暑は人の気持ちはもう夏ではないので、7月や8月の時のような元気はありません。
6月の梅雨の時期に肌が荒れたと記録があるなら、太陽に当たらず低気圧でジメジメした日が続いたことが原因と考えられます。こういう日は梅雨時期ほど続かなくとも、1年の間でたまに起こっているので、もしかすると6月以外の肌荒れの時は梅雨時期と同じような気候が何日が続いているからかもしれません。
9月の残暑ならスタミナ切れによることが多いでしょう。
台風の影響で自律神経が、と梅雨時期のように自律神経が原因とも考えられますが、残暑はそれ以上に体力が消耗されていることが大きな原因です。
お盆よりは涼しくなっているはずなのですが、「いつまで暑い日が続くねん。」と思うほど体力が消耗されているのです。

肌が荒れたことを記録して、見返したり考える時、肌が荒れた時だけを考えてはいけません。
急に肌が荒れることは殆どありません。
急に肌が荒れる時は何かを食べて蕁麻疹が出たとか、何かに触れて接触性皮膚炎が起こった時です。
よくある肌荒れは、過去から現在にかけて身体に負担があり、それが蓄積されて疲れ切って肌が荒れたと考えるべきです。

ですので、季節の変わり目の初期に肌が荒れる場合は、その前から体調があまり良くないはずです。その場合は、元々持病を患っていたりすることが多いので、常に無理をせずに過ごす必要があるでしょう。
季節の変わり目の後半や梅雨、残暑に肌が荒れるときは、気候が変わってからの過ごし方が身体にとって負担であるということです。
その場合は肌が荒れる時期が来れば、その少し前からペースを落とすことです。
休日に2日連続で遊びに行かないとか、仕事の後はまっすぐ家に変えるなど、体を休める時間を増やすようにする必要があるでしょう。

今までの話は肌が荒れた記録から、季節による肌荒れの原因を考えてみましたが、もう一つ生活上の原因も考えないといけません。
肌が荒れた記録を振り返って、毎月下旬に肌が荒れることが多いなら、月末で仕事が忙しくて肌が荒れているのではないでしょうか。
そういう場合は、振り返ったときに仕事が原因だと思い付かないので、
2024/10/30 残業が何日続いて肌が荒れた。
と記録しておくといいです。

メモの中で残業という言葉が何回も出てくるなら、残業対策をしなくてはいけません。その場合は仕事のペースを落とすことは出来ないと思いますので、どこかで楽をしなくてはいけません。
食費が少し高くついてもお惣菜や外食に頼るか、予めストックを作っておいて残業終わりに料理する負担を減らすなど、生活上での工夫が必要となるでしょう。
パートナーがいる場合は、お願いしてみるのもアリです。
この時でも、残業が続いた時ではなく、開始2、3日の初期の段階で肌が荒れているなら、残業が始まる前から疲れていることになります。
毎日が体力限界のギリギリで動き続けていて、残業で数時間予定が狂ったことでキャパオーバーで肌が荒れたと考えられますので、その場合は1日の生活を見直さないといけないでしょう。

肌が荒れてから対策をしていては遅いです。
皆さんも経験がある通り、あまり効果がないでしょう。
効果があると感じたのは肌が荒れてから1、2週間経ってからスキンケアを変えたときではないでしょうか。それは時間が経っていますので、時間と共に肌が修復していったとも考えられます。

肌は色んなことが原因で荒れますが、メモしておくと、自分がどういうときに肌荒れしやすいのかが分かります。
最低でも1年はメモしてからでないと振り返ることもできませんが、自分の傾向を掴めたら対策できると思いますので、ぜひ肌が荒れたときをメモし続けてみてください。

化粧品研究者こまっきー

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