化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

スキンケアはサプリメントのようなもの。

僕は化粧品の研究をしながら、化粧品こまっきーという化粧品ブランドを立ち上げています。
化粧品こまっきーで販売している商品はスキンケアとヘアケアとファンデーションです。
それ以外のアイテムの研究やすでに発売しているアイテムの改良も日々行なっています。
自分が良いと思えるものができたら商品化するという考えで、商品を作っています。

独立をして、商品の販売を開始したのが1月だったので、毎年1月だけ一部の商品のキャンペーンを行なっています。
そこで今回は、スキンケアの話をしたいと思います。

スキンケアの話といえば、○○配合とか中身の話になることが多いのですが、今回は僕がどういう考えでスキンケアを研究しているのかについてお話したいと思います。
配合している成分の話をしないのは、化粧箱や容器の裏面に書いてある全成分からは、成分の配合量がわからないからです。

配合量がわからないとどうなるかをカルピスウォーターに例えてみましょう。
カルピス原液と水を、1;1で割っても、1;3で割っても、化粧品の全成分の書き方は“水、カルピス原液”になります。
“水、カルピス原液”と書かれたカルピスウォーターが2本あった場合、どっちが1;1のカルピスウォーターで、どっちが1;3のカルピスウォーターでしょうか。
表示だけではどっちがどっちかわかりません。
飲み物の場合は飲めば判断することができますが、肌には味覚のような感覚はないので、濃度違いを判断することはできません。

単純に、水とグリセリンのような保湿剤だけの化粧水であれば、グリセリンを増やせばベタベタするので、違いが分かるかもしれませんが、売られている化粧品はそんな単純なものではありません。
グリセリンのベタつきを取る原料を配合して、ベタつきを抑えながら保湿力を高めようとしたり、エキスも2種類以上入っているなら、その掛け合わせによる効果が良いと思って何種類も入っています。
1つのエキスの効果を知っても、配合量がわからないどころか、掛け合わせたらどうなるかもわからないのです。
僕もHPには、それぞれの成分の紹介はしていますが、それは下の方に書いていて、メインは“どういう考えでこの商品を作ったのか”に重点を置いています。

僕はスキンケアは“サプリメントのようなもの”だと考えています。
“毎日の食事のようなもの”と前に書いた記憶がありますが、考えてみれば、スキンケアやヘアケアなどのケア用品は、要らないなら使わなくて良いものです。
風呂上がりや日中に肌がカサカサしたりすることがなければ、別に使わなくて良いんです。なので男性は基本気にならないので、使ってきませんでした。
ということは“毎日の食事のようなもの”ではなく、必要だと思う人が摂取する“サプリメントのようなもの”の方が合っていると思うので、“サプリメントのようなもの”という言葉を選びました。
スキンケアはサプリメントのようなものだと考えていますが、実際には毎日の食事に近い存在になっています。それでも“毎日の食事のようなもの”だと思っていると、肌が荒れるとスキンケアでなんとかしようと考えてしまうので、“サプリメントのようなもの”であると考えておいた方がいいと思います。

スキンケアは“サプリメントのようなもの”なので、スキンケアを使っていればキレイな肌になるわけではありません。
スキンケアよりも、食事や日中の活動、夜の睡眠などの日々の暮らしの方が大きく影響します。
いくら「肌荒れを防ぐ!」というスキンケアを使っていても、偏った食生活をしていたり、毎日忙しく活動していたり、睡眠が十分に取れていなければ、肌は荒れてしまいます。
おそらく皆さんも、そのような経験があると思います。
そのような経験があり、高ければいいわけではないことに気づいているので、「スキンケアは何が良いのか?」「どれくらいの価格帯がいいのか?」と悩むのでしょう。

しかしスキンケアをいくら頑張っても、不摂生が続けば肌が荒れるように、肌荒れの原因は身体にあります。
ということは、肌荒れを防ぐのに一番大切なことは日々の暮らしなのです。

毎日を自分の欲のままに、好きなものばかり食べていたり、寝なきゃいけないのにゲームをして夜更かしをしていれば、体は疲れて肌は荒れてしまします。
仕事が忙しくてお昼ご飯を食べる時間もなく、残業が続くと、体は疲れて肌が荒れますし、嫌なことを言われてそのモヤモヤを溜め込んでしまえば、肌が荒れてしまいます。
つまり、心身ともに疲れを溜め込まないことが、肌荒れの防ぐ一番の秘訣です。
ですので、肌荒れしたくない場合は、心身の疲れを溜めないように、心身に気を使いながら生活を送るべきです。

とはいえ、それは一人で生活を送っているなら何とかコントロールできそうですが、暮らしは色んな人との繋がりで成り立っているので、いくら気を使っていても無理なときは必ずあります。
また、肌が荒れる時、つまり心身が疲れる原因の1つには気候の変化があります。
季節の変わり目や、今年の冬のように乾燥した空気だと、いくら気を使っていても肌が荒れてしまうことがあります。
そんな時に出来るだけ肌が荒れないようにするのが、スキンケアだと僕は考えています。

化粧品こまっきーのスキンケアは“肌荒れしにくい、キレイな肌づくり”をするスキンケアです。
ちょっとした暮らしの変化や気候の変化で肌に影響が出ると、疲れていているところに肌まで荒れて、嫌な気分になります。
いつ疲れるのか?いつ肌が荒れるのか?がわかっていれば、そのときにだけ気をつけていればいいのですが、そんなこと出来るはずがないので、いつでも肌荒れが起こらないように肌を整えておくことを目的にしています。

肌を整えるために必要なものは、肌に含まれている、水に溶ける成分とオイルに溶ける成分をスキンケアで補うことだと考えています。
特に冬の空気の乾燥や暖房による空気の乾燥は、グリセリンなどの水に溶ける保湿剤では防ぎきれないので、オイルによる保湿が必要です。
それも人によって必要な量が異なるので、化粧品こまっきーのスキンケアは水とオイルの2種類、こまっきーウォーターとこまっきーオイルを販売しています。

こまっきーウォーターでは、水は肌の表面に残っていると蒸発して飛んでいってしまうので、早く馴染んだ方がいいと考えて、馴染みのいい水を採用しています。また水に溶ける成分から“肌を整える成分”を選んで、成分の掛け合わせも考えて作りました。

こまっきーオイルも、肌馴染みの良いオイルを選んでいます。肌の表面にある皮脂はオイルですし、肌の一番外側の角質層は角質細胞と細胞間脂質というオイルでできています。
ですので、こまっきーウォーターで補った水が飛ばないようにするには、皮脂や細胞間脂質のようなオイルを補給し、肌を整えることがいいと考えています。
肌馴染みの良いオイルを選んだだけでなく、皮脂や細胞間脂質のオイルバランスも考えて、オイルを選びました。
美容オイルと聞くと、ベタベタしてるというネガティブなイメージがあるかもしれませんが、使ってみていただければ、肌馴染みがよく、しっとりした肌になることを感じてもらえると思います。
肌馴染みがいいので、朝スキンケアをした後にメイクをしていくときにも、肌がぬるぬるしていなくてメイクがしやすいことに気づいてもらえると思います。

肌荒れを防ぐには、キレイな肌になるには、日々の暮らしが大切であると考えているので、ここでは日々の暮らしに関する話を書いています。
食事や天候だけではなく、色んなことを書いているのは、暮らし全体が心身に、そして肌に影響するからです。キレイな肌になるためには肌のことを気にしていればいいわけではなく、ストレスを溜め込まないようにすることが大切であるように、考えや行動が影響してきます。
ですので、ここでは「こういう風に考えてみてはどうだろうか?」と僕がいいと思う暮らしの考えや行動についての話が多いです。

今年も暮らしにまつわる話を書いていこうと思っていますが、「そんなことを考えている人がつくったスキンケアってどんなんだろう?」と気になっていただけたなら、一度HPを覗いてみてください。

化粧品研究者こまっきー

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