僕が初めて興味を持った化粧品はヘアワックスでした。
中学2年生の時、仲良くなった友達に「これからは散髪屋じゃなくて、美容室やで!」と言われて、友達が言っている美容室へ一緒に行ったのを覚えています。
小学生の頃から服が好きで、母と一緒に服を見に行って、自分で選んでいました。
散髪屋と違い、美容室へ行くと、最後にヘアセットをしてもらえます。
服が好きだった僕は、ヘアセットしてもらった自分を見て、服装と顔にあったギャップがなくなって、自分で言うのもなんですが、カッコよくなった自分をみて、髪型に興味を持つようになりました。
大学生になると、ヘアカラーやパーマをしていましたが、当時流行っていた髪型は、襟足が長かったり、トップはレイヤーを入れて動きを出すような髪型が流行っていたので、カラーやパーマをして傷んだ髪の毛はあまり気になっていませんでした。
どちらかというと、すこしでもカラーの持ちをよくしたいという気持ちで、サロン専売品のヘアケアを買っていました。
社会人になった頃には、襟足長めではなく、襟足は短くして前髪長め、トップはあまり遊ばせない重ための髪型が流行りました。
それ以降、その髪型は流行っているように思いますが、K-POPの人の髪型といえばイメージしやすいと思います。
重ための髪型には、キレイな髪質が必須だと感じました。
ちょうど化粧品の研究所に転職した僕は、機会があるたびにヘアケアの勉強会にも顔を出してヘアケアの勉強をしました。
ヘアケアは自分が使っていて色々思うところがあったので、それをまずは解決したいと考えました。
例えば、サラサラとかしっとりとかです。
サラサラ系のヘアケアを使うと、使い始めは仕上がりがサラッとして良いなと思うのですが、カラーやパーマをしていると、使い続けていると髪の毛が広がってぼさっとしてしまいます。
それは嫌なのでしっとり系のヘアケアを使ってみると、今度はおさまりはいいのですが、使い続けていると、髪の毛が重たくなってきて、今度はヘアセットするときに動きが出しにくくなりました。そして重たい割には、見た目は傷んだ髪の毛でした。
これをなんとかできないだろうかと、勉強会に行って、知った成分を使ってヘアケアを作って、実際に使ってみることを始めました。
今では化粧品は外から補うものだから、ヘアケアで髪の毛をキレイにするのは限界があることはわかっていますが、当時はヘアケアでどこまで出来るのか分からなかったので、補えばキレイになると考えていました。
肌はターンオーバーがありますが、髪の毛はターンオーバーがありませんので、補うことで髪質は変えられると考えていたのです。
研究を進めていくうちに、“補えばキレイになる”という考えから、“ヘアケアでどこまでキレイに出来るのか”という限界値を探る研究に変わっていきました。
やっぱり、毛根から生えてくる段階で、キレイな髪の毛でなければ、いくらヘアケアで補っても難しいです。それはつまり、スキンケアで話したことと同様、食事や日中の活動、夜の睡眠などの日々の暮らしの方が大きく影響するということです。
とくに髪の毛はタンパク質でできているので、食生活で長年タンパク質が不足していると、キレイな髪の毛にはなりにくいのではないかと考えています。
ヘアケアはスキンケア以上に使用感が重要になります。
いくら良い成分でも、沢山配合すれば、髪の毛はギシギシします。
髪の毛がしっとり柔らかくなるような成分でも、入れすぎるとベタっとします。
配合量の匙加減が重要で、どんなケアする成分を配合するのかということと、入れすぎて悪影響がでないような加減を探しました。
こうして成分の選定と加減を探していると、サラサラとかしっとりという風に分けなくて良いことに気づきました。
補修成分の選定と加減で、“サラサラしているのに、しっとりもしていて、ふわっと柔らかい髪の毛”を目指せると思ったのです。
というのも、これは考えてみると当たり前の話です。
キレイな髪の毛を想像してみると、サラサラしているだけではありません。
ふわっとしているだけでもありません。ふわっとしている髪型といえば、ぼさっとしている髪の毛を想像する人もいるでしょう。
キレイな髪の毛といえば、サラサラもしっとりもしていて、ぺったんこになっているわけではなくふわっとしていて、触ると柔らかい。そんな髪の毛を想像するのではないでしょうか。
それはつまり、目指す場所はサラサラとかしっとりではなく、全てを解決しないとキレイな髪の毛とは言えないということです。
言い換えれば、ヘアケアで出来る限りケアしてあげれば、サラサラだけではなく、しっとりだけでもなく、“サラサラしているのに、しっとりもしていて、ふわっと柔らかい髪の毛”に近づくのではないか。
それをヘアケアでどこまで出来るだろうか。
そう考えて研究を進めてできたのが、化粧品こまっきーのヘアケアです。
なので、化粧品こまっきーのヘアケアはシャンプーもトリートメントもヘアミルクも1種類しかありません。
広がりがあって困っている人も、反対にハリコシがなくて困っている人も、キレイな髪の毛に近づくように、補う成分とそのバランスを考えて配合しました。
「どんなヘアケアやろう?」と興味を持っていただけたのであれば、まずはトライアルセットでお試しください。
肌はターンオーバーや生活によって肌が荒れたりしますが、髪の毛はそこまですぐに影響しませんので、使っていただくとすぐに実感できると思います。
化粧品研究者こまっきー
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