化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

おやつの時間を大切に。

僕は子供の頃から甘いものが好きだったので、毎日おやつの時間を楽しみにしていました。
小学生の頃なら友達と遊んでいれば駄菓子屋に行って駄菓子を買って食べていたり、友達の家に遊びにいけば、友達のお母さんは白いお皿にポテチとルマンドとエリーゼなどに、チョコレートを載せて、それとジュースを子供の部屋に持ってきてくれていました。
今思えば、ポテチとルマンドとチョコレートって妙な組み合わせですよね。
家ではお菓子を食べると虫歯になるからといって、かなり制限されていましたが、外に出れば関係ありません。自由です。
なのに、なぜか友達の家に遊びに行ったときに出てくるお菓子はいつも余るんですが、なんとなく全部食べてはいけないような気がしていました。

中学生になると部活動があったので、おやつの時間というのはほとんど無くなりました。おやつの時間というよりも、部活帰りにコンビニでアイスを買うように、おやつの時間は部活動に含まれるようになりました。なので家でダイニングでおやつの時間を楽しんだ記憶は殆どなかったのですが、やっぱり好きだったのでしょう。
高校2年生の夏休み前に部活を辞めて、受験勉強するようになると、おやつの時間が復活しました。夏休みは殆ど家にいたので、毎日スケジュールの変わらない日々が続きました。すると、いつの間にか15時はおやつの時間になっていました。
学校が始まっても、放課後は18時まで教室で勉強していたので、毎日パンか何かを持って行って、放課後勉強を始める前におやつの時間をとっていました。

大学は毎日が同じではないのと、節約という文字が常に頭にあったので、おやつを買わないようにしていましたが、社会人になり研究職に就くようになると、再びおやつの時間は復活しました。
そして今でも、15時はおやつの時間です。

考えてみれば、12時にお昼ご飯を食べた後、休憩するタイミングは15時におやつの時間がなければ、休憩のタイミングがありません。
なにも理由なく休憩することができなかった僕には、甘いものが好きだっただけではなく、おやつの時間は休憩する口実にもなっていたのでしょう。

小学校の頃はおやつの時の飲み物はジュースでしたが、いつの間にか紅茶が好きになっていました。ポテチならジュースが合いますが、僕はポテチよりもルマンドやエリーゼにクッキーの方が好きだったので、ジュースが合わないと思ったのでしょうか。中学生の頃には毎朝がパンと紅茶になっていました。親はコーヒー派で、紅茶は殆ど飲まなかったので、いったいどのタイミングで紅茶に興味を持ったのか、全く記憶にありません。

昔から何回かコーヒーを飲んでみたことがありましたが、苦かったり、酸っぱかったりで、何が美味しいのか全く分かりませんでした。なにがきっかけだったのかも覚えていませんが、僕がコーヒーを美味しいと思えるようになったのは8年くらい前ですので、25歳の時です。
そのコーヒーはハワイのコナコーヒーだったのような記憶がありますが、急にコーヒーを美味しいと思うようになりました。
コーヒーが苦手だったのは、家で親が飲んでいたコーヒーは苦味や酸味がはっきり分かるコーヒーだったからかもしれません。今でもただ苦いコーヒーや酸味の強いコーヒーは苦手ですので、ハワイのコナコーヒーや今は高すぎて飲めなくなったブルーマウンテンのような苦味でも酸味でもない、中性的な味は僕好みだったのでしょう。
ちなみにコナコーヒーや酸味が強いと書かれていますが、コクがあると気になりません。僕にとっては最近の焙煎が浅めのコーヒー豆の方が、よっぽど酸味を強く感じます。
また、コナコーヒーはグレード別で味が全然違います。

それから、成城石井や喫茶店などでコーヒー豆を買うようになり、その後焙煎所兼カフェが流行ったので、僕もいろんな焙煎所でコーヒー豆を買うようになりました。
色々試してみた結果、コーヒーが苦手だと思う原因は苦味や酸味にあるのではないかと思います。
中南米のコーヒー豆はすっきり苦味のコーヒー豆が多く、アフリカはコクがあり酸味よりのコーヒー豆が多いです。マンデリンはお店によって味が違うのでなんとも言えませんが、ブラジルのサントスはあっさり中性的な味です。
また、焙煎度合いによっても変わります。
浅いと生の豆の味がして、酸味も強くなる傾向があり、中深煎りか深煎りくらいなら酸味は抑えめで苦味が出てきます。中南米のコロンビアなどのコーヒー豆ならすっきり苦味なので、深煎りにするとただ苦いだけになりますが、モカやキリマンなどのアフリカ付近のコーヒー豆ならコクがあるので、あまり酸味や苦味が気になりません。
ちなみにコーヒー豆の名前は産地ですので、Googleマップで検索すると、どの地域か分かります。お店が仕入れるコーヒー豆と焙煎度合いで味が結構変わるのですが、コーヒーを飲むときは産地で選んでみると、好みの味に出会えるのではないかと思います。
僕はコーヒーに興味があるなら、ブレンドではなく産地で飲み比べてしてみることをオススメします。

僕は毎日おやつの時間になると、やかんに水を入れて沸かしている間にコーヒー豆を手動でガリガリ挽いています。やっぱり粉の状態で買うよりも豆の状態で買って、飲むときに挽いた方が美味しいです。一番は香り立ちが違います。
紅茶も好きな僕が、なぜおやつの時間にはコーヒーを飲むようになったのかというと、コーヒーの香りの方がホッとできるからです。

小学生の頃から甘いものが好きだった僕は、時間があればおやつの時間を設けるようにしていました。最初は甘いものが好きだからだと思っていましたが、社会人になり、研究をしていると、おやつの時間は午後にできる唯一の休憩だと気づきました。
午後から仕事を始めて、ちょっと飲み物を飲む休憩くらいはあっても、それ以外はずっと研究をしていました。おやつがないと、15時もまともな休憩をせずに飲み物を飲んだらすぐに研究をしていました。おやつがあったから、もぐもぐ食べている時間分、休憩ができていました。

休憩すると気づきますが、午後に一回休憩をするかしないかで、仕事終わりの疲れ具合が全然違います。たった10分くらいの休憩なのに、15時に一旦休憩を挟むか挟まないかはかなり違いました。
おやつの時間の時だけ、仕事のことを棚にあげておくことができるので、たった10分でもかなり良いリフレッシュになります。

そこに、ホッとできる香りのコーヒーがあると、もっと違います。
なぜ10分の休憩で疲れがあんなに違うのかと考えてみると、一旦目の前の仕事から離れることができるからでしょう。
そしてそこに、ホッとできる香りのコーヒーがあると、もっと今までの時間と切り離した、おやつの時間になります。

僕の好きな産地はアフリカで、モカやキリマンのコーヒー豆はコクがあり、香りが高いです。
クッキーやチョコレート、ドーナツにどら焼きなどの和菓子にも、コクと香りのあるキリマンやモカは合うので、甘いお菓子で糖分補給、コーヒーのコクと香りでホッとしてリラックスするそれは、HPとMPを回復させているみたいです。

紅茶も好きなのですが、僕の中で紅茶とコーヒーは位置付けが全く違います。
なんとなく、僕にとって紅茶は元気を与えてくれる飲み物です。なので朝食にはパンと紅茶です。反対にコーヒーはホッと一息つかせてくれる飲み物です。なので、おやつの時間にはコーヒーが合うと感じています。

子供の頃は甘いものが好きだから好きだったおやつの時間は、今やそこにコーヒーが加わり、1日の中で唯一無二の時間となりました。
午後からは、おやつの時間を楽しみに仕事をしている僕は、会社でもおやつの時間を設けた方がいいんじゃないかと思っています。

化粧品研究者こまっきー

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今週のお題「コーヒー」