化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

化粧品研究者が選ぶ、ファンデーションのパフ・ブラシの選び方 〜ブラシ編〜

こんにちは。

化粧品研究者のこまっきーです。

 

“なぜファンデーションをつけると白くなるのか番外編”

パフやブラシなどのアイテムの選び方についてのお話です。

今回はブラシのお話です。

 

前回あれだけパフの紹介をしていましたが、
リキッドファンデーション、クリームファンデーションでメイクする時はブラシがおすすめです。それはパフと違い、ブラシの毛が肌の凹凸の細かいところまでファンデーションを付けてくれるので、キレイに仕上がります。また、叩いてメイクするパフとは違い塗って伸ばすので、厚塗りになりにくく、慣れると短時間でメイクすることが出来ます。ブラシは昔は動物の毛を使ったものが多かったのですが、最近では合成のものに変わってきています。動物の毛を使う事自体が問題だと騒がれたり、動物の毛でアレルギーが起きるということもあって、今は羊の毛くらいでしょうか。柔らかく気持ちいのですが、結構値が張る羊の毛です。

1.一般的なタイプ
一般的によく見るのが、取っ手がついているタイプのブラシです。斜めにカットされていて、手の角度と肌との接点の違いで各社微妙に毛の角度が違います。資生堂で、肌に当たりやすい角度、伸ばしやすい角度などを研究して作られたブラシがあります。

2.歌舞伎ブラシ
歌舞伎ブラシは毛の量が非常に多いのが特徴です。ルースパウダー用でよく使われますが、リキッドファンデーション用でもシュウウエムラなどで販売されています。毛の量が多いとファンデーションを伸ばすときに毛が寝ないので、よりキレイにメイクすることが出来ます。また、毛が多いことからブラシを使うときにたまに感じるチクチクが軽減されます。各社、取っ手の部分でいろんなかたちのブラシがあります。

3.歯ブラシ型ブラシ(OVブラシ)
ここ数年で一気に盛り上がってきたのが、歯ブラシ型ブラシです。歌舞伎ブラシに近い毛の量で、歯ブラシの形をしています。毛の量はもちろん、歯ブラシの形をしているので力が分散されるのがポイントです。一般的なタイプでは、ブラシで伸ばすとき、どうしてもブラシが肌に強く当たる部分とあまり当たらない部分が出来てしまいます。ちょっとした力の加減でブラシが傾きやすいのですが、歯ブラシ型は力が入っても毛にバランスよく力が加わります。今ブラシが気になっていて「なにか欲しいな」と思っている方は是非、歯ブラシ型ブラシを使ってみてください。

 

パウダーファンデーション粉タイプ:コットンパフ
パウダーファンデーションプレストタイプ:NBR
リキッドファンデーションスティックファンデーション:歯ブラシ型ブラシ
がおすすめです。

以上、番外編でした。

 

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こまっきー

www.komacky.com