化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

大きな出来事と身近な出来事のやり口は同じ

宝塚歌劇団の事件の調査結果が出て、いじめや上下関係が取り上げられていました。
それを見て思うのは「大きな出来事も身近な出来事も同じじゃないか。」ということです。

学生の頃の部活動を思い返してみれば、今の宝塚歌劇団での出来事に近い行動はよくありました。先輩に呼ばれて無茶振りされたこともありましたし、逆に自分が先輩になったときに無茶振りしたこともあったように思います。
今思えば、されて嫌なことは先輩になった時にしなきゃ良いのに、先輩になれた優越感で同じ行動をとっていたように思います。または舐められたくないという気持ちもありました。体育会系の部活というのはいわゆる陽キャラに属したもの勝ちで、陰キャラは同級生からもからかわれます。それをみた後輩は先輩でもからかいますので、それが嫌なら舐められないようにしなくちゃいけませんでした。
そんなような経験、部活動をしていた人なら誰だってあるのではないでしょうか。
先輩後輩だけじゃなく、同級生にもあったように思います。

そしてそれは親も先生もある意味公認です。
見て見ぬふりです。
試合に行くときに親の車に相乗りさせてもらったことがあります。行き帰りで後部座席で嫌なことされて「やめろや!」と言うと、親は「何やってんの!」と良いものの、1回言ったらあとは見てみぬフリでした。

今回の大きな出来事の内容はもう既に殆どの人が経験していることで、特別な出来事ではないように思います。
つまり、ニュースに取り上げられる内容は、他人事ではないということです。

中国の習近平主席のアメリカに訪米に合わせて、サンフランシスコの街に大勢いたホームレスは一掃されて、歩道橋などはキレイに塗り直されて、何事もなかったかのように振る舞おうとしています。
そのニュースを見て「子供の頃の参観日と同じだな」と思い出しました。
参観日の前日だけ「明日は参観日なので、いつも以上にキレイに掃除しましょうね。自分の机、ロッカーもキレイにしてね!」と先生は言いました。
参観日当日はいつもよりキレイな教室で、いつも誰も手を挙げないのに、半強制的に手を挙げさせられる。先生もいつもより丁寧に話す。あれと同じですよね。

今取り上げられているニュースは、大きすぎて他人事のように思うかもしれませんが、
是非、自分の身近な出来事の“何と同じか。”と考えてみて下さい。
きっと殆どのニュースは自分たちの身近な出来事に置き換えられます。

同じやり口で自分たちよりも大きい物事が動いている。
ある意味、大きい物事から“やり口が一般社会に降りてきている”と考えてもいいかもしれません。
子供のいじめ関係は大きな物事から降りてきているのではないでしょうか。

そういう風に考えてみると、普段興味の持てない、なんとなく見ているニュースも自分ごとのように思えて、新たな発見が生まれるかもしれません。

化粧品研究者こまっきー

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