こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。
化粧品、医薬部外品には何が入っているか。
それを確認するのは化粧箱やHPに記載されている“全成分”と言われるものですが、
これはどうやって見ていくのか。
多い順に書いてあるのか、おすすめしたい順に書いてあるのか、自由に並べているのか。
実はどれも半分当たって、半分外れています。
化粧品と医薬部外品とでも見方が変わるので、今回は化粧品の全成分の見方をお話します。
1.基本は多い順に書く。
先程書いたように基本は多い順番で書きます。
2.1%以下は順不同。
ここからがややこしいのですが、配合量1%以下は順不同で記載できます。
例えば、
水
グリセリン
BG
○○エキス
□□エキス
フェノキシエタノール
香料
と書いてあって、○○エキス以下が1%以下であれば、
水
グリセリン
BG
フェノキシエタノール
香料
○○エキス
□□エキス
とこのように記載してもいいのです。
つまり、1%以下は“多い順”でも“おすすめ順”でも“自由に並べる”でもいいのです。
3.メイクでよく見る(+/-)以降は必ずしも入っているわけではない。
口紅やアイシャドウなどの全成分でよく見かける(+/-)の表記。スキンケアやヘアケアではほとんどなく、メイク製品によく見かけます。これは“シリーズ申請”という申請方法です。通常商品の名前を登録するときは1つにつき1つ申請書類が必要ですが、口紅のように色違いの商品で、(+/-)以外の部分が同じの場合にできる申請方法です。
極端な説明ですが、真っ赤な口紅なのに(+/-)以降が
(+/-)赤202、赤201、青1、酸化鉄
のように青1や酸化鉄が表記されていても必ず入っているわけではなく、この口紅シリーズは(+/-)以下で色を作っているよ、アイシャドウだと(+/-)以下のどれかを使ってツヤ、ラメ感出しているよ。という意味の表記です。
以上3つが化粧品の全成分の見方です。
じゃあどこからが1%以下なの?!
と聞かれると、それはわからないというか、研究してるから推測できるというか、
なんというか。笑
次回、医薬部外品の全成分の見方です。
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こまっきー