化粧品研究開発者こまっきーの語り部屋

化粧品研究職であるこまっきーが研究者目線で化粧品や美容について語ります。

スキンケア、何が良いのかわからない。

こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。

大学で免疫学や代謝学と、身体のことについて勉強した後、化粧品研究職に就いてを始めて早5年。
アトピー持ちということもあり、アトピー肌に何が足りないのか、西洋医学では解決出来ないアトピー関係を東洋医学の方も齧って何が不足しているからアトピーになるのかを考えてはや5年。

肌に必要なオイルの選択や配合量などを研究して、2年前に作ったスキンケアが「これ良いんじゃないか。」と思えるものが出来た。当時モニターになってくれていた人たちからも「朝起きても、仕事の後も乾燥せずにモチモチしてる。」という声があがり、「来たぞ。これは。」と思っていた。

肌に必要な栄養(オイルとかなんとか)をいい感じのバランスで与えてあげると、肌は良くなる。つまりホホバオイルだけ、スクワランだけ、ではなくてそれぞれの働きを理解して、ホホバもスクワランもいい感じの量を肌に与えて上げることが大切。
これが僕の考えだった。そしてそれは当時の研究結果では人によっては大きく変わらなかった。

しかし、ここ最近違う気がしてきた。

今年の2月、急に来た寒波と起業して1年、ちゃんと休みを取らない生活を送っていたせいで全身アトピーが憎くなった。「もうこなってはステロイド使うしかありませんね。」と東洋医学の先生に言われて、とにかく抑えることに着手。その間も「アトピーの人はバリア機能が足りないから今までのスキンケアの保湿をすると早く治るかも。」と、全身使う量を作り、せっせと塗っていた。
やがて炎症はかなり減り、後はゴワゴワした肌が肌が取れるだけだなあ。というところまで来たのだが、これが数ヶ月経ってもなかなか変わらない。そして痒みもあったりなかったり、たまにまた炎症が起こったり。「うーん。ちゃんと保湿はしてるんだけどなあ。」といつものスキンケアで保湿をしていた。

ところが1週間前、いつものスキンケアを忘れて、唇に塗るワセリンしかもってなかった。「くそっ。」と思ったが「何も塗らないよりはマシ。」とワセリンを塗ってみたのだが、これが案外良かった。

ワセリンも天然油のひとつだが、脂の構造的に肌に馴染まないのがポイントだ。サランラップみたいに肌の表面を覆うだけの保湿。アトピーのような栄養が足りていない肌にはただただ蒸れて痒くなるだけ。というのが今までの考えだったが、栄養を与えないワセリンの方が良いみたいだ。保湿をワセリンに変えて1週間、痒みなし、ゴワゴワの急ピッチで改善中。

なんでや。

なんでや。

考えついた答えは「自分の肌の保湿は作れている。」だ。
なぜスクワランやホホバなどのオイルを塗ると肌がしっとりするかというと、肌に馴染むオイルで自分に足りていない脂肪酸を含んでいるからだ。脂肪酸とはオリーブオイルのオレイン酸とかのこと。年齢、体質的に足りていないので補充すると肌の調子が上がる。だから僕もその脂肪酸のバランスなどを考えてスキンケアを作っていた。
しかし、足りている場合は必要ない。それこそ、たまにワセリンだけで肌がキレイな人がいるが、それは自分で脂肪酸などを作り出せているからだ。そういう人にホホバなどを塗ると余分な皮脂と勘違いされて、ニキビが出来たり、肌が「あ、もう作らなくていいや。」と作らなくなって逆に乾燥したりする。これが僕の肌に起こっているのではないか。
一旦肌がドカッと荒れはしたが、自分で皮脂を作り保湿しようとしている。そこに肌に馴染むオイルを塗るよりは、肌表面の乾燥防止程度にワセリンを塗っているだけで後は勝手に治っていくのかもしれない。

すごく推測の範囲だけれど身体は正直で「使わないところからダメになる。」という。
保湿という働きが活発になろうとしているときに保湿するとダメになりそうな気がする。
じゃあワセリンだけでオッケーな人と保湿しっかりしたほうがいい人の違いはどこにあるのか。

うーん、わからない。
肌に必要な栄養(オイルとかなんとか)をいい感じのバランスで与えてあげると、肌は良くなる。という僕の理論にプラスして

いい感じのバランスの保湿が必要な人と、そうじゃない人の差の研究。
が今後のテーマ。になりそうな、ならなさそうな。

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こまっきー

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