化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

やかんでお茶を沸かさなくなってきた辺りから

こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。

小学校の頃、友達んちに行ってお茶を出してもらうときに冷蔵庫からペットボトルのお茶が出てきたことにビックリしたのをすごく覚えています。
僕の中でペットボトルの飲み物は、“外で遊びにいったときに買うもの“だったからです。

それはもちろん、お茶も。
我が家では、お茶はやかんで沸かし、そこからコップに移したり、夏は容器に入れて冷やしたりしていました。

中学、高校になってもそれは変わらず、大学生になって、バイトして自分で稼いだお金でモノを買うようになったとき、かばんの中で圧倒的なシェアを占めているのは、
お茶、でした。
夏はよく飲むので魔法瓶を2つ買い、朝、家で入れて持っていく。
「これだけで足りるかな?」と持っていくお茶の量を心配しながら。
コンビニでペットボトルのお茶、147円。
家で持っていったら、タダ。
バイト代から、携帯代、交際費、服などなどに使いたい中、一番節約になるのが、毎日の食費。
特にお茶。
お弁当を毎日作るのは、結構しんどいものだけど、
お茶は全然しんどくない。
147円の1ヶ月分で、4,410円も節約できる。
「これで、あれが買えるぞ。」とか思いながらの大学生活。

その感覚は今でも変わらず、今はiPhoneひとつあれば、電車に乗れるしご飯も食べれる。
かばんが必要ないのだけれど、梅田に行くときでも、お茶を持っていく。
かばんのシェアはお茶が占めている。
147円の節約だ。

そしてなにより、やかんでいれるお茶はペットボトルのとは全然違って、美味しい。
そして、安い。
今、毎日飲んでいるプーアル茶は、2Lで62円だし、プーアル茶でよくある全然発酵できてない偽物じゃない。しっかり発酵した、ちゃんとしたプーアル茶。2Lで63円。そして美味しい。

晩ごはんで飲む緑茶も、甘くて香りがあって、すごく美味しい。もう計算しないけれど、きっとペットボトルの緑茶よりずっと安いだろう。そして、時間が経つとちゃんと濁ってしまう緑茶だ。

「アトピーやら、なんやらで身体弱いのに、風邪はひかへんな。」
とよく言われますが、たぶんきっと、ちゃんとしたお茶を飲んでいるからだ。

2Lのやかんに、茶葉をポトンと落とすだけ。
それだけで、健康で経済的。
やったことない人は、こんなに簡単なことに気づかず、
めんどくさがって、スーパーでペットボトルを箱買いし、重い思いをして、足りない栄養は薬局でサプリメントを。
「それ、ポトンと落とすだけでいいんですよ。」
と教えたくなる。

「便利はいいのか。その便利は悪い方向に向かっていないか。」
とたびたび考えている、僕のメインテーマですが、

やかんでお茶を沸かす。ちょっとした余裕が、
結構な節約になります。節約できると気持ちに余裕ができます。
便利を選ぶと、
ちょっとした余裕がなくなっている気がします。

すぐ出来ちゃうから、便利。でもすぐ出来ちゃうから、ちょっとした余裕の空間がない。
「その便利、お金だす必要ありますか?」
と自分自身にも問いかけている、便利との戦いを

やかんでお茶を沸かさなくなってきた辺りから

というテーマで考えてみました。

こまっきー

www.komacky.com