化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

タフなオジさん達。

「何故オジさんたちはタフなんだろう。」
まず動く。とにかく動く。
社会人になって、仕事をはじめてから度々思う、オジさん達のフットワークの軽さ。
いわゆる営業マンのフットワークがほぼ全員に備わっている。そんな気がします。
若い営業マンよりも、ずっとフットワークは軽い気がします。

僕は何かをしようと思ったら、まず調べます。人に聞くときもありますが、簡単に調べてわかることは調べてからでないと、失礼かと思ってまずは調べます。または調べてからのほうが、ぼんやりしていた自分のわからない部分がハッキリ見えてくるから調べるてから聞いたりもします。動くよりも先に頭を使います。
人とのアポイントも余裕をもってスケジュールを抑えますし、1日のスケジュールはいつもほぼ決まっているので、予定外の動きになると困ります。電話で取引先の資材メーカー相談すれば「今からそっち方面いくから、とりあえず話聞くわ!」と、ついでなのかもしれませんが、商談となれば1時間くらいは時間を消費するのに、わざわざ来てくれます。「会って喋ったほうが分かりやすい。」と言ってくれますが、そのフットワークの軽さに驚きます。
待っている側の僕が慌ててその後のスケジュールを調節するくらいです。

動かなきゃ何も始まらない。
という言葉はスタートアップ時に言われそうな言葉ですが、オジさん達にはその思考が常駐しているようにみえます。
思えばオジさんたちだけではなく、祖父母の世代も同じように“とにかく動く”ことを大切にしているようです。

僕の取引先周辺で考えてみると、これはバブル経験世代かそうでないかで、大きく分かれるようです。
バブル経験者のオジさん達はたまにバブル当時の頃を口にします。「あの頃は良かった。とにかく動けば、何か成果が出る。」と。そして僕には「なんでもっと動かへんのや。」と疑問を口にします。

今の40代のバブル崩壊後の就職氷河期世代とは、少し話が合います。「動いても結果が出ないけど、動くしかない。でも動いた分の失敗がデカいのはシンドい。」という風に、動いた後のリスクを考慮する言葉が出てきます。
金銭面のデメリットがいつも頭をよぎっています。

しかし、今のところオジさん達のパワーのほうが成功事例が多いように思います。
頭の中で考えても、実際に動き出せばそれ通りには行かないので、基本は臨機応変になるので、確かに“とにかく動く”は正攻法なようです。

僕もそういうオジさん達を見習って、アイデアが浮かんだときは出来るだけ“動くことが先”にするようにしています。それでも失敗するたびに、その時の損失額を見て、「もっと考えてから動けば良かった。」という気持ちになります。
オジさんのタフさには懐の暖かさが関与しているのでしょうか。
それとも失敗を気にせずにガンガン攻めているのでしょうか。
動き不足による経験不足で、狙うところが間違っているのでしょうか。

これらの答えを出すには、とりあえず動くしかないようです。

僕の世代は、動けば何か成果が出るでもなく、動かないと何も始まらないでもなく、動かないことが正攻法である雰囲気があります。個人的に動かずに、長いものに巻かれていれば安泰という、“動かなければ安定である”、そんな空気であるように感じます。

しかし、今後は長いものに巻かれるは正攻法でもなく、正攻法など存在しなくなるでしょうから、昭和のオジさん達を見習って、“とりあえず動いてみよう”と思う今日この頃です。

化粧品研究者こまっきー

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