化粧品研究開発者こまっきーの語り部屋

化粧品研究職であるこまっきーが研究者目線で化粧品や美容について語ります。

成分が合わないのか、たまたま体調が悪かったのか、それとも他に。

こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。

前回、大事なのは“どれくらい入っているか”なんだけれど・・・

 

www.komackyblog.com

 というお話でした。

今日は“そんな全成分から読み取れるもの、読み取れないもの”
のお話です。

・読み取れるもの
何が入っているか。
これだけです。

・読み取れないもの
配合量、肌荒れの原因。
「私はパラベンが合わないから。」と防腐剤フリーのスキンケアを買っている人がいました。でもその人が使っているファンデーションはパラベンで防腐効果を出している商品でした。ファンデーションはスキンケアじゃないから大丈夫?そんなはずはありません。合わないなら、ファンデーションでも刺激は起こります。
パラベンを例に、肌荒れの原因は特定出来るのでしょうか。
1.世の中でパラベンが悪者扱いされている。というイメージに囚われていないか。
そもそも世界で一番使われている防腐剤はパラベンです。化粧品でパラベンの最大配合量は1%。しかし実際の配合量は0.1〜0.3%ほどです。刺激が出るからこれ以上入れないでね、という配合量の1/10〜1/3程度なのです。
世界的に使用量が多いため、合わない人が何人いました。というデータも圧倒的に多いです。そのデータが一人歩きして「パラベンはダメだ。」と言われているんじゃないかなと思います。

2.個人的にパラベンのアレルギーなのか?
人によって合わないものそれぞれあります。データがあるようにパラベンが合わない人もいます。しかし、アレルギーかどうかの判断は非常に難しく、配合量によっても刺激になるか、ならないか、分かれます。
化粧品は配合量が読み取れないので、0.1%のときは刺激がなかったけど、0.3%になると刺激を感じた。という判断が出来ることはないので、化粧品において“○○が合わない。”という判断は難しいです。

3.体調が悪かった?
体調が悪いとき、食事で油ものがダメなように、化粧品もダメなときがあります。疲れて身体の熱がこもっているといつもよりスキンケアがピリピリ感じたり、免疫力が落ちていると今まで大丈夫だったのに肌荒れを起こすことがあります。

成分が合わないのか、たまたま体調が悪かったのか、それとも他に。

他の上げるとキリがなく、他の成分はどうか、物理的に摩擦で起こる肌荒れ、保湿が足りていなかった、部屋が乾燥しすぎている、などなど
化粧品が合っていない場合のケースから、その時の体調、部屋の空調、色々な要素で肌荒れが起こります。そのどれかなのか、どれもが相互作用してなのか。
肌が荒れた場合は使用を中止するべきですが、全成分だけ見ても、

荒れた原因の追求は難しい。

やっぱり、化粧品の全成分というのは“カルピス”くらいのもの。
と思って欲しい。

☆質問、相談は気軽にコメント、メッセ下さい。
こまっきー

www.komacky.com