こんにちは。
化粧品研究者のこまっきーです。
僕はアトピーで全身ガサガサで気温や天候が変わるたびに更に肌がひどくなってを繰り返しているので、健康な人よりは敏感なのだと思うのですが、
色んなことを考えて、試してきました。
研究者という職業病。なのかもしれませんし、
アトピーという誰も治し方がわからない。治った原因も特定できない。そしてなにより、アトピーに対してビジネスを仕掛けてくる情報が多すぎて、疑う癖がついているのかもしれません。
そんな僕ですが、当たり前のように使っているものや定番に疑問を持つことがすごく良いことだと思いました。
「その中で自分はこれを選ぶ」
という自分の基準ができるんです。
そこで、
今年は“身近なことを考えて”みませんか?
と、“何をどう考えるのか”衣食住を例えにして、お話していきたいと思います。
ー衣 編ー
衣、服、着るもの、肌着、デニム、ジャケット、コート、スーツ、パジャマ、色んな衣がありますが、ここでは肌着をピックアップしてみたいと思います。
肌着、綿がいい。と言われながら、最近の肌着のほとんどが合成繊維です。
夏は速乾性、冬は保温性が謳われており、綿よりも良さそうにみえます。
それでもアトピーには綿が良いと言われていて、それが何故かを考えてみました。
・汗を吸うか吸わないかによる肌への刺激の差
綿は汗吸いますが、合成繊維は汗をほとんど吸いません。じゃあ速乾性ってなんなのか?というと、繊維の構造で汗が肌着の外に出て行きやすくしています。
アトピーだと汗はすごく痒くなるので、速乾性の合成繊維のほうが痒くならないのではないか。と実際に試してみたことがありますが、めちゃくちゃ痒くなりました。
単純に合成繊維は肌に悪い。と結論付けるには、世の中の肌着のシェアに納得がいきません
そこで色々考えてみると、汗をかいたときの肌への刺激の差ではないかと考えました。
汗をかくとき肌は柔らかくなります。お風呂上がりのイメージで、いつも以上に水分を含んだ肌はいつも以上に柔なく、敏感で弱くなっています。
綿は汗を吸って繊維が柔らかくなりますが、合成繊維は汗を吸わないので繊維は硬いままです。
柔らかい肌に、柔らかい綿が触れるか、硬い合成繊維が触れるか。
僕はそれが刺激の理由ではないかと考えています。
もともと、綿よりも合成繊維の方が硬いので、その硬さが肌に擦れることで刺激につながっているとも言えますが、特に汗をかいたときがわかりやすく、また速乾性ということは水分を外へ外へと逃がすので肌と肌着の間が乾燥しやすくなるのも、刺激になる原因じゃないかと考えられます。
保温性はその逆ですが、合成繊維自体、雨具などに使われているので、、もともと風の通しにくい保温性に優れた素材です。今度は逆にその保温性によって汗が籠もり、肌が柔らかくなって、でも肌着は硬い。これが冬の肌着チクチク問題の原因の1つであるといえ、もうひとつはやっぱり柔軟剤問題です。
・柔軟剤により、肌着の捨て時がわからない
柔軟剤の活性剤は肌へ刺激であるというのはもう知られた話ですが、そもそも少し前まではこんなに柔軟剤を多様していませんでした。柔軟剤は綿の吸水性、肌着でいう汗やタオルの水分を吸う力を妨げるので、普段の洗濯には必要なく、むしろ邪魔をしています。
本来はウールや合成繊維のアウターなどの静電気が起こりやすいものに対してのみ使うものでした。
いわゆる肌着ではなく、肌に触れない衣服用です。
そして柔軟剤は脱水後に使われるので、通常の洗剤よりも香りが残りやすく、柔軟剤の活性剤と香りと肌にとってWの刺激となります。
柔軟剤の刺激云々は置いといて。。。
柔軟剤効果で肌着が柔らかくなり、香りが残りやすくなったせいで、捨て時がわからなくなりました。肌着が汗や皮脂の影響で綿では吸水性の劣化、合成繊維では脆くなります。劣化した肌着のせいで肌に汗や皮脂が残り、それが肌への刺激の原因、体臭増加の原因になります。
柔軟剤で劣化した肌着の寿命がわからなくなり、体臭が増加され、と良いことないと思うんです。
また肌着の寿命がわからなくなるもう一つの原因として黒い肌着があります。
・黒い肌着で捨て時がわからない。
白い肌着だと、明らかな黄ばみが見えるので、柔軟剤使っていても捨て時がわかります。
しかし、いま本当に黒い肌着が増えました。白よりも便利なのは便利なのかもしれませんが、黒色のせいで黄ばみが見えず、劣化がわからないため白い肌着よりも長く使用する傾向があり、肌への刺激の原因、体臭増加の原因になっています。
・ちなみに肌着は年中薄い方が良い
余談ですが、肌着は厚みがあるものだとその上から着るウールなどの暖かさや部屋の暖かさが伝わりにくく、これが冷え症にさせているのではないかとも考えています。
薄手でその上から温かい素材の衣服を着たほうが肌と衣服の間で暖かさが伝わりやすいです。
つまり、肌着は薄手の綿、防寒に合成繊維のアウター。というが身体を温めるときに温めやすく、冷めにくい衣服のコーデです。
これはすべて自分で考えて試して、わからないことは調べれば繊維会社のHPでわかりやすく書いてました。
合成繊維よりも綿の方がよく、刺激になりずらく、柔軟剤は必要なく、白い方が捨て時がわかって、それがまた刺激にならない。
つまり昔のままで良かったんじゃないか。
というのが僕の肌着の結論で
合成繊維はアウターとして使うのが一番良いと思います。
とうふうに、残り食と住についてもお話していきたいと思います。
P.S.
運動のときは別です!
こまっきー