化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

掻くのを我慢するんじゃない。自然と掻かなくなるんだ。と言う話


全国的に梅雨が始まり、気温も上がり、ジメジメするこの時期、
アトピーや肌が弱い人は、もうれつに痒くなります。

気温が上がって、汗をかくから。というのもありますが、
湿度が上がって、身体と肌着の間も湿気が多くなるからです。
身体と肌着の間の空間の湿気は簡単に取れず、
一旦汗をかけば、いつまでもジメジメしてしまいます。
カラッとしている夏と比べて、このジメジメが
身体の熱をこもらせ痒くなり、
肌を柔らかくさせ、搔いたら傷が出来やすくなります。

対処法として、肌着に気を使う。という方法があります。
合成繊維は汗を吸わず、速乾という言葉は水分を外に出す構造をしている素材。
なので、繊維自体は柔らかくならず、
元々硬い繊維が、柔らかくなった肌に当たることで刺激になる。
または柔軟剤が刺激になる。と言われています。
そのため、汗を吸って素材も柔らかくなる綿の素材がいいと言われています。
それでも綿というのは色んな綿があります。
安いものは生地がゴツくて汗は吸ってくれますが、
いつまでも肌着が乾かなかったり、肌着の厚みで保温してしまい、
身体の熱が放出出来なくて、痒みが止まらなくなります。
この時期に関わらず、肌着はなるべく薄いものを選ぶほうがいいです。
薄い肌着にすることで、多少痒くなることは減りますが、
それでも痒いです。

この時期から、汗で痒くなってアトピーが悪化する人がいます。
色んなところで検索すると、汗=痒い。
だから汗の対策をする。
というような話が多く出回ります。
しかし、自然に出る汗を止める。というのは、
ただでも身体の働きが崩れているのに、ますます悪くさせる一方です。
そこで、汗=痒いのか。ということを考えてみます。

もし、汗=痒いなら、健康なひとでも痒くなったり、または
アトピーの人は汗かくところ、全身痒くなるはずです。
そうはならず、痒くなるところは一定の、限られた箇所でのみ、
痒みが起こっているはずです。
ということは、
汗=痒い。の間になにか原因があるはずです。
汗→〇〇=痒い。
という感じでしょうか。

この◯◯は2つあると思います。
1つは熱のこもりです。
身体の熱が上手に放出出来なかったり、
熱を上手に冷ますことが出来ないと、
身体に熱がこもり、痒くなります。
慢性アトピーの方に多い原因で、
長期ステロイド使用も原因と言われており、
漢方などでの体質改善が必要となります。
もう1つは傷口です。
身体に見えない程度の傷口でも、
身体の熱がそこから逃げていくとき、めちゃくちゃ痒くなります。
2,3日で傷口は防げても、搔いてしまうと広がったり、
新たな傷口が出来てしまいます。

両方とも対策が難しいですが、
やっぱり、汗をかいたらすぐ拭くというのは効果があります。
痒みが少しマシになり、肌が柔らかくなることも抑えられるので、
搔いてもおおきな傷口になりにくいです。

そして、対策が難しいからこそ、僕は諦めるべきだと思っています。
治りかけを搔いてしまい、嫌な気分になったり、
友達と遊ぶ約束をしていて、その時までには治したいと焦ったり。
気分の落ち込みや焦りが、身体の熱を生み出し、余計に痒くなります。

そんなに簡単に治るものではありません。

諦めて、気にしすぎることを辞めながら、治療をするのが良いと
自分の経験から思います。
気分の落ち込みや焦りだけでなく、掻くのを我慢するのも身体に熱をこもらせます。
掻きたいときは、掻くのを我慢せず、掻きます。
できれば優しく。掻く行動をとるだけである程度満足感を得れます。
それくらいで優しくで済むなら優しく。
強く搔いてしまっても、仕方ないです。

簡単に治ることを諦め、痒みを我慢しなくなると、
1つの原因、熱のこもりが緩和されます。
これが緩和されると、痒みは少しずつ無くなっていき、
強く掻くが、優しくなり、傷口が減っていき、
自然と掻かなくなります。

まだ痒みがある僕ですが、少しずつ範囲が狭まっています。

諦めても、漢方などで治療は必要です。
諦めることで、原因が緩和され、治療の効果が上がると言う話です。
これから痒みが強くなっていく方は参考にしてみてください。

-化粧品研究者こまっきー

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