化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

試してみた睡眠のあれこれ-音楽、アロマ、漢方編-


試してみた睡眠のあれこれ、最後は寝具以外のアイテムです。
寝具以外のほうが、無料で出来たりして取り入れやすいので、結構試している人は多いと思います。
音楽やアロマ、漢方と3つ、試してみたことを紹介していきます。

・音楽
「寝れないときは気が張っている。だからリラックスしなくっちゃ。」ということで、
リラクシングミュージックなるものが流行り、最近ではASMRというのもまであり、ここまで来ると「なんでもアリだなあ」と思います。
寝るとき、何かを習慣にするのは不眠対策になります。寝れない人は、身体が睡眠へのスイッチを押せず、いつまでも起きてる状態で気が張っていて、ベッドに寝転んでもなかなか寝付けません。例えば音楽を習慣にし、その音楽を聴くと「あ、そろそろ寝なくちゃ」と身体がスイッチを押せるようになると、入眠がスムーズになります。
このときの感覚としては、音楽を聴くと眠たくなるわけではなく、音楽を聴いたほうが寝付きが良くなるということです。
また、音楽の聴き流しは良くないです。睡眠は深い睡眠と浅い睡眠が行き来します。途中で起きてしまう人が浅い睡眠のときに、目覚めまでいってしまうからですが、音楽を聴いていると、浅い睡眠のときに起きやすくなります。何かが聴こえるわけですから、身体はそれに反応してしまうのでしょう。実際、音楽を聴きながら寝たときは、大体1時間から1時間半くらいで毎回起きていました。一旦起きてしまうのが癖になると、音楽関係なく起きてしまうので、“音楽は寝る前に聴く”ようにしましょう。
おすすめは自然の音です。風とか雨とか川の流れや波の音。ラボでのお昼寝の際、春夏は波の音、秋冬は川の流れを聴きながら昼寝していました。一節によれば、YOUTUBEなどでは音質が悪いのでちゃんと効果が発揮出来ないそうです。
僕は中田悟さんの“屋久島の清流音”というCDを入れて、お昼寝のときに聴いています。

ちなみにお昼寝のときは20分くらいですので、聴きながら寝ます。
中田悟さんの音楽をよく聴きますが、アニメのんのんびよりのサントラを聴いて寝るときもありますし、なんだがイライラしてすっきりさせたいときは、ハードロックを聴いてスッキリすると眠れたりします。
どんな音楽が良いか。は人それぞれ、その時それぞれです。
音楽を聴くのは、傾いた精神を中心に戻すことです。
経験では、
自然の音やリラックスミュージックは“癒やされたいとき、包まれたいとき”
ロックや激しい曲、ノリノリの曲は“スッキリしたいとき、落ち着かない気持ちをどこかに飛ばしたいとき”に聴くとその時の自分に合っているように思います。
その時の自分がどういう状態なのか。身体に耳を傾けてみてください。

・アロマ
ろうそくや精油、ディフューザーなど色々なアイテムがありますが、アロマはオイルなので、水で溶かしたりせず、オイルがベースのアイテムの方が香りが良いです。
アロマキャンドルは高いので、僕は香りが欲しいときはお香を焚いています。日本香堂社とフランスのメーカーがコラボした“エステバン”というブランドや日本香堂社の白檀単体のお香を使っています。
お香は細長く必要な分だけ焚けばいいので、いつでもアロマキャンドルよりも香り立ちが良いです。アロマキャンドルだと、溶けて固まる間も香りが飛んで、後半結構香りが弱くなってしまいがちだったり、お香の方が香りの質が良いように思います。
お香も色々あるのでエステバンあたりの価格を参考にしてみてください。

香りもその時の体調で必要な香りが変わってきます。
包まれたいときはフローラル系で、すっきりしたいときはミント系、後は好きなブレンドだったり、白檀やヒノキなどのウッディーがどちらにも使えたりします。
これが流行っているからいい香り!ではなく、お店で香りを嗅いで、自分はどう感じているか。じっくり身体に聴いてみてください。
そうすると、自分は嫌いな香り、好きな香り、「こないだはイマイチと思っていたけれど、今日は好きかも」と自分のその時の状態に合った香りを見つける事ができます。

・漢方
最後に漢方です。
眠剤や安定剤を飲んでいる人は漢方をおすすめします。西洋医学の薬は抑えているだけ、漢方は身体のバランスを取るものなので、併用でもいいので漢方を取り入れていったほうが、解決に繋がりやすくなります。
とはいえ、不眠に関わらず、どの漢方を飲むのかというのは難しい判断です。
医者に任せればいいと思うかもしれませんが、病気や体調は自分がわかっていないと治す事ができません。
「ここの肌が荒れたんです。」と病院に行くと、その肌を治す軟膏を渡しますが、何が原因かを真剣に考えてくれるところはそうありません。だから何回も繰り返すわけですが、“どんなときに荒れやすのか”不眠だと、“寝れない原因は何なのか”を見つけて、その症状を具体的に医者に伝えない限り、自分に合った漢方を見つけることは難しいでしょう。

寝汗をかくから起きてしまう。じゃあどのへんが?手足は火照るのか?首から上だけ?とか、
途中で起きてしまってから寝れない。じゃあその時は気が張っている?色々考えてしまう?もしかしてちょっと寒い?疲れすぎて寝れない?
などなど汗や精神、体温など不眠の原因はたくさんあり、原因が1つの人もいれば複数ある人もいます。
昔からある内科に行くと、喉や肺、腹診など手で触って、じっくり時間をかけて診察してくれますが、最近の病院はそうではありません。「寝れない?漢方がいい?じゃあ、これ出しとくので飲んでみてください。ダメだったらまた言うて」くらいで全然観てくれないので、自分で身体を観ないといけません。

しかし、これはチャンスだと思います。
自分で身体に耳を傾けて、その時の身体の体調にあったことをする。
それが出来れば、悪くなりすぎる前に休むことやペースを落とすことが出来るし、「この薬もらったけど、寝れない。なんで!」というのを繰り返す必要もなくなります。

“身体の中のことは身体に任せて声だけ聴く”
というブログを以前に書きましたが、
音楽もアロマも漢方もどれも同じで、
一般的に飲まれている不眠の漢方ではなく、今流行っているリラックスミュージックや香りアイテムではなく、
身体に耳を傾けることで
自分に合った漢方や音楽や香りを探し出す。

それが不眠解消に繋がり、健康に繋がり、美に繋がる。
外の情報だけで判断するのではなく、まずはじっくり自分の体調を身体の中の状態を聴いてみてはいかがでしょうか。

睡眠において、最低限のアイテム知識と、意識の話を5回に分けてしてみました。
出来ること、気になるところから、試してみてください。

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