化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

小説家と出身学部


「この人の作品、気になるけど、どんな作風なんやろう?」と買うかどうか悩む人は多いだでしょう。“このミス”で上位だったり、本屋さんで平置きされていたり、SNSで誰かが紹介していたり。
そんなときは作家の出身学部を調べると、ちょっとだけ雰囲気がわかります。

いくつかの作家さんを挙げてみましょう。
・東野圭吾さん。工学部電気工学科出身。
ガリレオシリーズを読むと「なるほど」と思えるような工学部的トリックが多いです。
加賀シリーズでは人情をテーマにされているが、基本的には物理的トリックが好きな印象です。
トリックの種明かしは解説される事が多いので「あー、そういうトリックか!」と納得するような作風が好きな方、物理的なトリックが好きな方はオススメです。

・伊坂幸太郎さん。法学部出身。
表現が独特なのが面白いので、芸術系や文学部出身かと思いきや法学部。伊坂幸太郎さんの本を読むと、確かに“チルドレン”では少年犯罪をテーマに、“魔王”では政治がテーマになっています。他にも沢山、社会や政治関係をテーマにしていることが多いように思うけれど、その堅苦しいテーマを独特の雰囲気で面白おかしくしている感じです。まさに小説家のピカソ。他にも人と人との繋がりがテーマの作品もあるが、映画監督の是枝裕和さんの雰囲気とは全然違う雰囲気があります。
その辺は法学部出身というより伊坂幸太郎さん自身の特徴ですが、法律や政治など法学部よりのテーマが多いです。
後は時間のスピードが遅く、東京から仙台の新幹線、わずか1時間半の話を一冊の長編にしているところは丁寧というより、細かくの法学部的視点なのでしょうか。
表現とスピードで好き嫌いが分かれますが、ハマる人には深くハマります。

・辻村深月さん。教育学部出身。
“かがみの孤城”を読んで、「なんて丁寧な書き方なんだろう。」と思いました。「そこまで説明しなくても、分かってるで。」と読みながらツッコミを入れたくなるような作風です。出身は教育学部。丁寧に教える、わかりやすく教えるという教育的視点が反映されているように感じます。作品も学生や親子関係の作品が多く、そこからも教育学部出身の影響があるのではと思います。
同じく教育学部や先生を目指すような方は読んでみると同じような雰囲気にホッとする、勉強になるのではないでしょうか。

・綾辻行人さん。教育学部。京大ミス研出身。
辻村さんと同じく教育学部出身で、確かに丁寧な表現です。しかし、綾辻行人さんはなんといっても京大ミス研出身。本格ミステリー要素が強く、教育学部的な雰囲気は皆無というか、ミステリーに教育は正反対というか。。。しかし読んでみると館シリーズでも建物の構造が複雑ですが、スッとイメージ出来るのは丁寧な表現であり、そこが教育学部出身なのかなと感じます。
読みやすい本格ミステリーとして、“十角館の殺人”をぜひ。

・米澤穂信さん。文学部出身。
米澤穂信さんの本を読んでまず思うのは「文章や言葉使いがお洒落。」
同じようなシーンでも言葉が異なり、言葉選びや言い方、表現のバリエーションが非常に豊富で、好きなセリフを見つけると保存したくなります。文学部出身と知って納得の一言。
アニメ“氷菓”などが有名ですが、言葉の部分は本でしか味わえません。
ストーリーはもちろん、1つ1つの文章の表現が面白くて、一文一文をジっとみてしまうことがあります。

以上、有名な作家さんを挙げてみました。
なんとなく、出身学部とテーマや作風に共通点があるのを感じてもらえたでしょうか。
ぜひ好きな作家さんを調べてみてください。
出身学部、結構当たりますよ。

化粧品研究者こまっきー

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