化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

すぐ感情を表に出す人ほど肌がキレイ

肌がキレイな人とそうでない人の違いはどこにあるのだろうか。
食事、運動、睡眠、スキンケアなど行動の部分ばかりが注目されているが、肌は身体の一部であり、身体は心と繋がっているので、心の部分も無視できないだろう。

肌がキレイな人とそうでない人。
人間観察していると、1つ違いを見つけた。

すぐ感情を表に出す人ほど肌がキレイ。
「なんなん、腹立つわー。」と起こった出来事をすぐ口にする人は肌がキレイ。
その隣りにいる人は「まあまあ。」となだめる側に回るので、隣の人の方が肌が荒れている。
おそらく隣の人もイラッとはしたはずだが、先に口に出されると自分はなだめる側に回らざるを得ない雰囲気なる。そうやっていつもなだめる側に回る人、肌は安定してますか?

感情を抑えるだとかコントロールするという本や情報がある。
僕の人間観察の結果、すぐ感情を口に出す人の方がキレイな人が多いことから、抑えるだとかコントロールしようとすればするほど、肌は荒れるだろう。

感情はコントロール出来るものではない。抑えられるものでもない。
心という身体の内側から溢れ出した信号を無視したり、抑え込んだらどうなるだろう?

これはある意味自分で自分の心をイジメている。
クラスの中で1人をのけものにして無視して、道を塞いで邪魔したりする。
そのイジメているのが自分で、いじめられているのが自分の心。
感情のコントロールとはそういうものではないだろうか。

感情を上手く表現出来ない人は肌荒れ以外にもいろんな症状が出る。
体調不良、腰痛、鬱などの自律神経疾患と、心だけでなく身体にも影響が出る。
身体と心は繋がっているからだ。

昭和は感情が激しく飛び散った。
パワハラ、セクハラいろんなことが問題となり、
平成は感情を抑え込んでいった。
するとどうなった?
子供の不登校が増えた。
子供は大人を見て育つ。
感情を抑え込んでいる大人を見て、それに倣う。
自分の感情というもの存在を認知していない状態から感情を抑え込むと、自分の感情がわからなくなる。今、嫌だったのか辛かったのか悲しかったのか、わからなくなる。
そうして自律神経疾患になり、不登校になる。
大人も今すでにそうなっている。
だから物を買うときもご外食するときも何するときも、自分の考えや直感よりも周りの情報の多さや順位を当てにする。「有名だから人気だから間違いない」と思い込む。
満足出来た気にはなっているが、心が満足出来ていないのでまたすぐ欲求が出る。
知らず知らずのうちに自分がなんだかわからなくなっていく。

感情を抑え込み、自分の感情がわからなくなったらどうするか?
人に頼る。
承認欲求だ。
「イイネ沢山もらえた。こういう投稿したらみんな喜ぶんだ。」
「今日はお母さん機嫌が良かった。僕がこうやって手伝ったらお母さんに喜んでもらえる。」
と自分の感情で判断するのではなく、人の評価で判断するようになる。
だから、イイネが少ないと気になるし、急に冷たく接されると不安になる。

すぐ感情を表に出す人ほど肌がキレイ。
その結果を見る限り、今の感情抑え込み社会は間違っている。
子供の不登校をみても間違っているし、大人が既に今の社会の雰囲気はシンドイはずだ。
しかし大抵の大人にはもう考えるという考えがないので、慣れる一択、一直線だ。
だから肌は荒れる。
それを化粧品でサプリメントで食事で運動で、なんとかしようとしても、全く効果がない。
原因がそこではないからだ。
大人のそういう行動をみて子供は右へ倣えをする。
だから子供は行き詰まる。

常に感情を表に出しすぎるとトラブルばかりになるので、感情は表に出せないときもあるだろう。
そういうときは、その感情を無視しないことだ。
そのときに喜怒哀楽どういった感情になったのか、ちゃんと感じておくことだ。

昭和でやり過ぎ、平成で抑え込みすぎた。
令和はそのバランスを取る時代となるだろう。

となれば大切なのは、先生や親の評価ではなく、自分の感情だ。
ましてやネット上の顔も見たこと無い人の評価など、あてにならない。

自分の身体、心が今なにを感じているか。
体調、どんな感じか。
なにかに頼るのではない。自分の身体と心を視るべきだ。

すぐ感情を表に出す人ほど肌がキレイ。
これは平成のときに気づいたが、その時は「それでも性格もあるよなあ。」と思っていた。
しかしそうではないと最近気づいた。
感じていることに気づいているだけでいい。
口に出せないなら出さなくていい。

これは欲望とは違う。我儘とも違う。
自分の身体の声を耳を済まして聴く。
一番身近でシンプルであるが、今までしたことがないので難しい。

実は僕もまだ自分の身体や心のことはまるでわかっていない。
だけれど、一番大切なことであることには気づいている。

化粧品研究者こまっきー

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