飲み物でスイッチのオンオフをするのはよくある。
「朝はパンとコーヒー」という人が多いように、紅茶ではなくコーヒーだったり、夜は仕事終わりの一杯目はビールと決まっていたり。
あまりにも日常過ぎて気づいていないかもしれないが、「自分がなぜその飲み物を欲するのか」を理解してみると、自分の体調や気分が分かるかもしれない。
僕はと言うと、朝は紅茶。日中はプーアル茶で、おやつの時間にコーヒー。夜は緑茶とほぼ決まっている。そして外出先での喫茶店やカフェでも人と話すときは紅茶、一人のときはコーヒーを飲む。
紅茶のコーヒーも両方好きなので、友達や仕事の商談でカフェや喫茶店に入ったときはいつも悩んでいた。
「紅茶とコーヒー、どっちにしよう」
何回目かで気づいたことは、紅茶のときのほうが話せる。ということだった。
これにはわけがあって、コーヒーを飲むと「はあああ。」と気が抜けてしまう。コーヒーの香りとコクには安心感があり、一息つくことを許された気持ちなる。
一方、紅茶を飲むと大抵お喋りしたくなる。元気が出るというか、気分が明るくなる。一口飲んでホッとした後、考えていたこと、溜まっていた鬱憤、頭が回転子し始めて頭の中にあるものを吐き出したくなる。
コーヒーを飲むとリラックスしてぼーっとしてしまうので、誰かと話すときにはコーヒーは選ばないようにしている。
何回かコーヒーを頼んで話さなきゃいけないときに話せず、ぼーっとしてしまうのを経験したことがある。「コーヒーは選択ミスだ。」
話せないということは聴くこともままならない。相槌も反応も薄く、頭が働かないので「へえ」以外に言葉が出てこない。特にデートのときにそうなると、非常に良くない。
イギリス=紅茶というイメージがあるが、紅茶よりも前にコーヒーは普及している。
それでもアフタヌーンティーのときに紅茶なのは、当時高級品だったこともあるだろうが、ひょっとしたらイギリス人も紅茶を飲むとお喋りしたくなるからかもしれない。
喋る紅茶と黙るコーヒー。
朝、これから始まる1日には活発的になれる紅茶を。
おやつの時間には仕事の合間休憩でホッとするためのコーヒーを。
夜の緑茶は飲むタイミングが無くて夜になったが、晩ごはんのときに「いただきます」をして最初に一口飲む緑茶は1日お疲れ様と言ってもらえているような気分になるくらいホッとして、思わず「はぁ〜」と声が出る。
僕にとっては喋る紅茶黙るコーヒーでも、喋るコーヒーの人もいるだろう。
自分がどんなときに、どんな飲み物を欲するかで、自分の今の体調や気分が分かる。
黙るコーヒー派の人が仕事中急にコーヒーが飲みたくなったら、一息つくタイミングだ。
健康管理は案外単純で、なにかデバイスに頼るのではなく、
日々のこういったところから、感じれるものだと考えている。
化粧品研究者こまっきー
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