化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

未来を誰かに決めてもらう時代は終わった

ゆとり世代の僕らは最後の“長いものに巻かれろ”世代だっただろう。
とにかく普通を求められ、勉強もどれかが特別出来ていても、どれかが全然出来ていなかったらダメで、どの教科も平均点以上を求められる。
「国語は5段階で4やけど、英語がギリギリの2やなあ。」と、3者面談の話題は英語がメインになる。
人と違うことをしているとダメで集団の流れを乱す行為とされ、かといって、その集団からは抜けることは出来ない。学校とはそのような場所だった。

普通を目指し、それなりの大学に進学して、大企業に入る。
それが間違いないものだとされていた。
現に間違いないものだっただろう。

それが就職した頃から変化していった。
「大企業に勤めていても先はわからない。」
「銀行もどうなるか。」
と、世間では今までの“間違いないもの”を否定し始め、転職を促し、
最近では投資をすることが“当たり前”のような風潮を作ろうとしている。

まるで30年給料が上がらないのはこちらの責任であるかのように、お金が足りないなら「副業してください」「投資してください」と言う。
大手企業の安心感を潰して、仕事以外の時間も働き、仕事で稼いだお金も投資して更に稼げ。という。
これは果たして健全な状態だろうか?

真面目にコツコツ働くだけでは暮らしていけない。
副業して投資しないと将来も不安ですよと。
起きている時間の殆どをお金を稼ぐために動き、情報を収集して頭を使いなさいと。
まあなんとも、おかしな状態になってきた。

更には、分からないなら専門家に聞きなさいと。
ファイナンシャルプランナーなどに月額払い、資産運用をしろと。
「投資で稼ぐにはまずは投資だ。」というのはネズミ講のビジネスを仕掛けてきた高校の同級生から聞いたことがあるセリフだ。
「人に紹介する前に、まずは自分で買うねん。ほら、あれもこれも。」
誰にも未来は視えないのに、専門家には視えるのだろうか。
ファイナンシャルプランナーの資格を取れば、未来は視えるのだろうか。
この混沌とした状況で?

政府が政策を打ち出すと、必ずその政策を行う企業が増え、広告が増えてそれを目の当たりにするようになる。
「へえ、転職って3年でするもんなんや。」
「投資で何もしてなくても毎月ちょっと稼げるんや」と。
始めてみると、それをするには知識が必要で、めんどくさかったら専門家に頼りなさい。月額いくらです。このシステムを使うには月額いくらです。まずはお金がかかります。
政府がやっている事自体がねずみ講ビジネスと変わらないように感じる。

真面目にコツコツ働いて、平日のしごと終わりに、休日に趣味をしたり家事をしたり、ゆっくり休んだりしてはいけないのだろうか。
生きるということは稼ぐことが目的なのだろうか?

人生100年時代と称して、80歳まで働かせようとしている。
医療が発達して100歳まで生きれるようになりました。
平均寿命が80~87歳だから、定年退職は60歳。
老後ゆっくり出来る時間は約20年とするならば、
100歳まで生きれるなら、80歳まで働けますねと。
そういう計算をしているようにみえます。
60歳定年で、40年ゆっくり過ごす。
そうならないのは、何故でしょう。

大きいものに巻かれていても、まるで安心感のない時代。
大きいものに頼っていると、いつまでも働かされて、お金を使わされて、起きてる時間はお金を稼ぐことばかりしていろと言わんばかりの時代。

“大きいもの”の信頼が崩壊してしまいました。
未来を誰か、なにか大きいものに決めてもらう時代は終わったように思います。
今ある給料で足りないならプラスで働くのか。共働きで2人稼ぐ側に回るのか。
その場合、失うものは何か?
を自分で考えて、納得出来る答えを出していく。

ブランドのカバンが欲しい。
今ある給料では足りないので、夜働いて、カバンを買う。
すると、また次の欲しい物が出来て、いっときだけと決めていた夜の仕事から抜けられなくなる。
手に入れたものはブランドのカバン。
失ったものは、自由な時間と健康。
今ある給料の中の趣味のお金を節約してコツコツ貯めて買うという選択肢もあっただろうに。
大きなものに巻かれていると、その選択肢は思い浮かばない。

今ある給料の範囲内で工夫して、生きていく。
消費を楽しむのではなく、工夫して生活することを楽しんで生きていく。
自分で決めて、納得して生きていく。

ゆとり世代の、あの空気感の中で成長してきた僕には、今の世界はそういう風に視える。

化粧品研究者こまっきー

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