化粧品研究者こまっきーの語り部屋

化粧品研究者こまっきーが普段考えていることを書き留める、日記のようなもの。

身体の危険信号を見抜けるか?

今年は本当に梅雨らしい梅雨で、6月上旬から7月に入った今でも曇り空で雨の多い日が続いています。日中少し晴れ間があり「今日はこのまま晴れるのかな」と思っていても、あっという間に曇り空になり、急に雨が降ってきます。

珍しいくらい曇り空の続く梅雨。
人は太陽を浴びると身体でビタミンDが生成されますが、太陽の効果はそれだけではありません。
“日光浴”という言葉があるように、太陽を浴びることで体内時計が整い、それによって自律神経が整い、睡眠に必要なメラトニンが睡眠の必要なときに放出されて、ぐっすり眠れるようになります。寝不足は身体がダルいように、太陽の当たることが少ない今年の梅雨はどこか身体がダルい日々が続きます。

人の良い部分でもあり悪い部分でもある、“慣れ”があります。
初めてのことを何回もやっているとテキパキ出来るようになる、良い部分。
身体がダルくても無理やり働き続けることでダルい状態に慣れていく、悪い部分。
“慣れ”1つとっても、使いようによって良くも悪くもなるのが考え方であり、モノや事であります。

“慣れ”に関して、いま悪い部分を使っていないでしょうか?
身体がダルい。というのは身体からの危険信号です。
SOSです。
普段、大したことでは身体からは危険信号は出ません。
大抵のことは身体は解決することができて、それでもダメなので危険信号が出ます。
「なんだかダルい」という抽象的な危険信号から、
お腹が緩くなったり、胃がもたれたり、肌が荒れたりと具体的な症状に変わっていきます。

僕たちは、抽象的な危険信号を無視して、具体的な症状になって初めて気づきます。
もしくは気づいていても無視します。
その状態で動くことに“慣れ”ているからです。
肌が荒れようが、風邪をひこうが、いっときの事として処理していきます。

そうして体調が悪い事に“慣れ”ていった結果、危険信号に気づきにくくなっていきます。
歳を重ねたときに病気が治りにくく、肌が荒れやすく、ちょっとしたことで疲れやすくなります。
人はそれを「歳やわ。」と言います。

身体からの危険信号に気づき、身体に無理をしないような生活を送り続けていれば、危険信号へのアンテナは衰えませんから、病気も治りやすく、重症化しにくく、肌も荒れにくくなります。
「身体が衰えたから。」は実に都合の良い考え方で「自分たちが危険信号に鈍感になったから。」とは誰も考えませんが、両方あり得ると思いませんか?

頑張ることも真面目に仕事することも大切ですが、頑張っても給料は上がりません。
だったらせめて、真面目に仕事して、真面目に身体の危険信号を見抜いていきませんか?
注意して行動するだけで不調が減るわけですから、お金はかかりませんし、薬やサプリメント代が減れば、余計なお金が減ってある意味給料UPです。
長期的にみても、元気にいられることは良いことです。

これは会社にも当てはまります。
社員が元気であればあるほど、生産効率は上がり、考える余裕が生まれ、新しい発想やチャレンジが出来るようになります。
ちょっと休むと、違うことをすると新しいアイデアが浮かぶことがあります。
お風呂で思いつく。なんてことがあるのはリラックスしているからですが、その状態を会社にいるときに持っていきませんか?
今みんな、無理しすぎて身体が限界なんじゃないでしょうか?

子供が宿題もせず1日中ゲームばっかりしてたら「宿題を先にやれ!」と言うでしょう。大人が体調管理もせず1日中遊んだり動いたりしてても、誰も怒らないから体調管理をしないのでしょうか?体調崩してから薬でなんとかするのは、まるで夏休みの終わりに宿題を駆け込むようです。

身体の危険信号を見抜くことは、風邪や肌荒れの目先の不調だけでなく、長期的な健康にも繋がります。
歳を重ねて鈍くなるなら、今から注意しておかないといけません。
今すでに鈍いなら、歳を重ねたら一体どうなるのでしょう。
身体のせいにして栄養や運動で解決するだけでなく、不調に気づき、ペースを落とすことも大切です。

健康な社員が増えれば会社も社会もどんどん循環していきます。

1人1人は危険信号を意識して、会社は有給休暇の数で図るのではなく、社員の危険信号に寛大になってはいかがでしょうか。

化粧品の研究を通して、肌荒れは健康に繋がっていて、それは社会や暮らしにも広がっている、
化粧品で出来ることは、ほんの些細な補助だなと感じています。
ほんの些細な補助で何が出来るかを考えて化粧品を作っていますので、
良かったらお試しいただき、
まずは危険信号を見抜いていただければと思います。

化粧品研究者こまっきー

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