僕が新卒で入った会社を半年で辞めた理由は2つ。
1つは会社の雰囲気が全く合っていなく、精神的に限界だったから。後に大人アトピーになり、9年経った今でも治療中です。
もう1つは、やりたいことではなかったから。研究職希望でしたが、最終面接で「営業じゃあかんか？」と聞かれ、就活時はとりあえず入社するのが大事だと思って営業で入社しました。入社して気づきました。営業で入ったら研究にはなれないということです。今思えば当たり前の話ですが、研究希望で面接を受けていたので、希望はあると思っていました。
このように、心身のダメージがあった場合、もしくは自分のやりたい職業でなかった場合に。する行動が転職です。
心身のダメージといえば、勤務時間が長すぎる場合や転勤が多い場合も当てはまります。転職理由もそれを話せば、下手に作った志望動機よりも良いです。
自分の行動を肯定するのはなんだか恥ずかしさがありますが、そうじゃない転職はその人にとってマイナスじゃないですか？と問いかけたいのです。
“やりたい仕事”って本当にみんなあるんですか？
新卒の時の就活をみていても、目的の業界や企業の会社説明会に行くのではなく、合同会社説明会という色んなジャンルの企業が集まるところに、とりあえず行く傾向にあります。
営業の転職先は営業が多いです。業界や会社ごとに中身は変わっても大きな括りでは仕事内容は変わっていません。
“やりたい仕事がる”という先入観がありませんか？
色んなところで“自分に合う仕事”とか“やりたい仕事”という言葉を耳にして、自分がやりたいかどうかを気にしていませんか？
本当は日々の暮らしにはお金が必要で、そのために働くというのが一番なのではないでしょうか？
その給料で趣味を堪能したり、お出かけしたり、旅行に行ったり、休日楽しみたいだけではないでしょうか？
だったら、転職はデメリットが大きくないでしょうか？
転職をするたびに、新しい仕事内容、新しい人間関係、新しいルール、色んな新しい事に慣れていかなければいけません。
それはそれは大変なことです。休日はしばらくの間疲れのせいで前職の時より楽しめないことが多いでしょう。
今の仕事が嫌だから転職しても、最初の沢山の新しいに慣れるのはそれ相応のエネルギーが必要です。たまにその新しさが充実と勘違して、転職を繰り返している人がいますが、その人はより深く会社のことを業界を知れていない、理解出来ていない気がします。新しさより、深さの方が充実するからです。ゲームのやり始めより、慣れてきた時の方が楽しいように。
多くの人にとって、転職は負担だと思います。
出来るだけ転職せず、仕事を続ける方が日々の暮らし分稼ぐには合っているからです。
嫌な人がいるから転職しても、自分に合う人の方が稀なので、どこに行っても嫌な人がいます。
僕の場合でもバイト先でも僕を嫌って嫌がらせをしてきたり、強く当たってくる人が必ず1人はいて、それぞれの方法で解決しようとしてきました。気に入らない部分を僕が改善すればいいのですが、「僕の上司が嫌いだから僕も嫌い」みたいな人もいて、その場合は時間が必要でした。解決出来ないことだってあります。そもそも合わない人もいますから、その場合は諦めるしかないんです。
そういう人って学校でもどこにでも今までもいたと思うんです。
これに対応出来るようになるために学校の集団行動ってあったんじゃなかと思います。
全員右へならえ。が学校の目的だったのかもしれませんが、いくら全員右を向いても人と人の相性はバラバラです。それをどうやりくりするか、諦めるかというのが学生時代で一番大きな勉強のポイントだったのかもしれません。
むやみやたらに転職する、転職活動を活発化させるのは反対です。
1年より3年、3年より5年10年と長く働いている人の方が、より会社や業界のことを知り、テキパキ動けます。テキパキ対処できると仕事のスピードも上がり、会社の動きも良くなっていきます。
今の会社の仕事スピードの悪さは転職では改善しません。むしろ悪化します。仕事の効率化は会社ごとに取り組むことです。しかし転職が活発になり、人の入れ替わりが激しいと、効率化に取り組む余裕がありません。来る日も来る日も会社の取説を開き、教育係がいないと仕事が出来ず、教育する分本業の仕事スピードが落ち、新人は慣れてきた頃に辞めていき、また取説を開きます。
転職が活発した結果がこれです。
新しい転職の補助金制度を作るらしいです。
これからますます転職するほうがお得だと促してきいます。
大手は補助金がもらえるでしょうから、目先の利益を取り、自分で自爆への道を開くでしょう。
国が補助金出すときは大抵衰退するほうへ導いています。
なんで転職しなくちゃいけないんでしょうか？
なんで転職したほうが良い雰囲気を醸し出すのでしょうか？
人でも新しいことは負担で休日が疎かになる傾向にあり、会社でも人の出入りが激しいのは負担になっています。
日々の生活の一番多くを占める仕事が安定してこそ、人は休日を楽しめて、会社は新しいことに取り組めるのではないでしょうか。
経済を良くして、会社が潤い、1人1人が潤うには、転職する人は少ない方がいいでしょう。
化粧品研究者こまっきー
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